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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

骨董屋。

2012-02-04 05:49:42 | 日常
 骨董屋、あるいは古物商・・・。
「さくら」の店にはもう二十年くらいは通っている。最初は税務署の脇、次には平坂上、そして衣笠商店街の中。
 古布が好きでよく覗いていたけど衣笠に転居してからは二階にあるので、立ち寄り難くなっている。

 長いこと通いそれなりに楽しみにしているお店。店主は美人で気持ちのいい人。あまりにも綺麗な面立ちに「ハーフなの?」と聞いたことがある。
「いえいえ・・・でもそんなことを昔言われたこともあったけどね」と笑った。

 その店を切り盛りしている年配の婦人は当初から居り、値段なども彼女の采配によるところが大きい。つまり物を熟知しているらしい。ただその話し方や眼差しに少し馴染めないでいる。
 
「ああ、あの人ね、品がない感じで嫌だから、あの店には行かないわ」ときっぱり言った友人もいる。(同感)


 それでも古布が好きだから、やっぱり立ち寄ってしまう。
「で、あんた何しているの?」と彼女に聞かれた。
「・・・何にも」
「いい身分だね」「・・・」

 ちょっと気になった生地があったので「これは?」と尋ねると、巻尺を持って来て、「これは綿だね」(明らかに絹布)と言い、「今掃除機をかけているから自分で計ってくれないか」と言う。
 大雑把に「75センチ×6(折)だから、5メートル弱かな」(実際には4メートル強)

「ああ、これは絹だ、絹だ」と言いながら計り直し、「3000円」と言った。
 美人ママは「2000円でいいよ」と声を被せたけど、「3000円」と譲らなかった。
 
(1000円は人生の授業料)と思って店を出たけれど、長年通っていて、わたしに「いつも何してんの」と聞くあの感じがたまらなく不快。この店からしばらくは遠のくかもしれない。

『風の又三郎』226。

2012-02-04 05:29:20 | 宮沢賢治
 其処は多分は、野馬の集まり場所であったでせう、霧の中に円い広場のやうに見えたのです。

 馬はウマと読んで、午(十二支の第七→die、死地)。あるいはバと読んで、場(空間)。

☆鬼(亡霊)の諸(もろもろ)と、他の文也。
 場(空間、死地)の衆の情(気持ち)の諸。
 謀(はかりごと)を注/書き記している。
 演/述べている講(はなし)は常に現われている。

『城』726。

2012-02-04 05:02:00 | カフカ覚書
あなたのお気に召すかどうかは知りませんが、いまこうしてあなたのことを心配してあげているのは、それどころか、あなたに一目も二目も置いてあげているのは、まったくフリーダのおかげなんですよ。

 気にかける/gefallt→gefallen/殺される、死ぬ。

☆あなたが死ぬかどうかは知りませんが、いまこうしてあなたを心配してあげているのは、それどころか、あなたに注目しているのは、彼女(フリーダ=平和、自由)のおかげなんですよ。