続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

晴天続き・・・。

2011-01-19 07:14:09 | 漫画
 日本各地で豪雪の被害に遭っているというニュース。
 ところがここ関東は東の三浦半島ではお正月から晴天続き・・・。
《申し訳ない》

 雪と戦っている精神に比べたら、寒いとはいえ、陽がカンカンの好天のこちらは、闘争心ではだいぶ引けをとっているかもしれない。
 
 そんな呑気な状況でも明日はないがおきるか分からないのが、この世の定め・・・。

 今日出来ることは、出来るだけ、今日いたしましょうの精神で、布団干しを励行している。

黙っていたけど・・・。

2011-01-19 06:35:22 | 日常
 90才のKさんが「頂き物だけど」と言って甘栗を持ってきてくれた。
「いいのに・・・こっちが何かしなくちゃいけないのに」と言うと、
「いいんだよ、あんたにはいつも親切にしてもらって」と言ってくれた。

 Kさんは、この地で所帯を持ったけど戦争から帰った夫はその疲労から身体を壊し、まもなく亡くなってしまった。その後は、脱穀だの人の家の下働きなどで生計をやりくりし、息子さんを育てて今日に至っている。
 とにかくよく働き、今も丈夫で、動くことを少しも厭わない。
 そのKさんが、某家の庭に毎年たわわに実る金柑がそのまま朽ちていくのを見て「来年はぜひわたしに下さいな」と頼んだらしい。
 その約束に出かけてみると、
「今は、来客中だから」とすげない返事、一度は戻されてしまった。

 出直しし、翌日行ってみると、金柑はすっかり刈り取られていたので、唖然としたけど・・・まあ仕方ないので何食わぬ顔でお茶を頂いて帰ってきたのだと言う。

(ああ、あの家ね)わたしも知っている。

 Kさんは、そこまで話すと、「何のことだかねぇ」と笑った。
「それでさ、この甘栗を二袋もらってきたんだけどさ、あんた一つ貰ってよ」と手渡してくれたのである。

 Kさんと、あの家の奥さんは同じ年頃である。古くからの付き合いに違いないけど、Kさんはあちらとは雲泥の差があると思えるほど元気。

《意地悪をされたんじゃないよ、焼餅を妬かれたのよ》
 わたしはただ曖昧に笑うしかなかった。
 年をとった時の、気持ちの整理・・・みんなあなたが教えてくれているかもしれない。

Re『武蔵野』174。

2011-01-19 06:25:14 | 国木田独歩
風が今にも梢から月を吹き落としそうである。突然又た野に出る。君はその時、

 風今梢月吹落突然又野出君時

☆譜(物事を系統的に書き記したもの)に、混ぜた衝(かなめ)を合わせて推(おしはかる)。
 絡(すじみち)は、訥(口が重い)
 幽(死者の世界)の八(多く)は推(推し量る)訓(字句を解釈する)の字による。

『城』358。

2011-01-19 06:17:53 | カフカ覚書
「どこからビールをもらってくるのですか」と、Kはたずねた。
「宿屋からですわ」
 これはKにとって耳よりな話であった。

 宿屋/wirtshaus→worts hause/言葉、宮。
 耳より/willkommen・・・歓迎すべき。

☆「どこから」と、Kはたずねた。
 「言葉の宮(言葉で構築した架空の世界)からですわ」と、彼女は言った。
 これはKにとって歓迎すべきことであった。