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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)百合鴎。

2022-02-22 07:06:11 | 飯島晴子

   百合鴎少年をさし出しにゆく

 百合鴎は及んでヒャク・ゴウ・オウと読んで、飛躍、号、翁。
 少年はショウ・ネンと読んで、床、捻。
 さし出しにゆく(差出行)はサ・スイ・コウと読んで、嗟、衰、肯。
☆飛躍(飛び上がり)号(叫ぶ)翁(男の老人)、床で捻(ひねったこと)を嗟(嘆く)衰えたのだと肯く(承知する)。

 百合鴎はヒャク・ゴウ・オウと読んで、秘鑰、合、応。
 少年はショウ・ネンと読んで、正、念。
 さし出しにいく(差出行)はサ・スイ・コウと読んで、査、推、考。
☆秘鑰(秘密を解明する鍵)は合(一つにあわせること)である。応える正しい念(思い)を査(調べ)推しはかる考えがある。

 百合鴎はヒヤク・ゴウと読んで、秘薬、合、翁。
 少年はショウ・ネンと読んで、症、年。
 さし出しにゆく(差出行)はサ・スイ・コウと読んで、嗟、衰、講。
☆秘鑰(よく効く薬)を合(一つにする)翁(男の老人)、症(病気の兆候)を年だと嗟(嘆き)衰(勢いがない)講(はなし)をする。


『飯島晴子』(私的解釈)冬の枝。

2022-02-21 07:04:26 | 飯島晴子

   冬の枝はなれて熱き赤子擁く

 冬の枝はトウ・シと読んで、投、資。
 はなれて熱き(離熱)はリ・ネツと読んで、利、熱。
 赤子擁くはシャク・シ・ヨウと読んで、借、資、要。
☆投資の利(儲け)に熱(夢中になり)借りる資(元手)を要(要求する)。

 冬の枝はトウ・シと読んで、套、旨。
 はなれて熱き(離熱)はリ・ネツと読んで、裏、熱。
 赤子擁くはシャク・シ・ヨウと読んで、釈、詞、要。
☆套った至(考え)の裏(内側)は熱い。
 釈(事情を説明する)詞(言葉)が要(必要)である。

 冬の枝はトウ・シと読んで、党、死。
 はなれて熱き(離れ熱)はリ・ネツと読んで、離、熱。
 赤子擁くはシャク・シ・ヨウと読んで、惜、姿、様。
☆党(仲間)の死。
 離れる(なくなる)熱を惜(残念がる)姿の様(ありさま)がある。


『飯島晴子』(私的解釈)雪女。

2022-02-20 07:16:36 | 飯島晴子

   雪女けふもみどりの布団にゐる

 雪女はセツ・ジョと読んで、説、叙。
 けふもみどりの(今日緑)はコン・ジツ・ロクと読んで、混、実、録。
 布団にゐる(布団居)はフ・トン・キョと読んで、普、貪、拠。
☆説(話)を叙べる。
 混ぜた実(内容)は録(書き記したもの)を普く貪(むさぼること)を拠(より所にする)。

 雪女はセツ・ジョと読んで、屑、除。
 けふもみどり(今日緑)はキン・ジツ・ロクと読んで、金、実、禄。
 布団にゐる(布団居)はフ・トン・キョと読んで、普、団、挙。
☆屑(ごみ)を除(取り去り)、金(貴重な)実(草木の実)の禄(天からの授かりもの)を普く団(一つにまとめる)挙(すべて)を。

 雪女はセツ・ジョと読んで、窃、如。
 けふもみどり(今日緑)はコン・ジツ・ロクと読んで、混、実、録。
 布団にゐる(布団居)はホ・ダン・キョと読んで、補、談、拠。
☆窃(そっと盗む)が如しである。
 混ぜた実(内容)を録(書き記す)、補う談(話)の拠(より所)がある。


『飯島晴子』(私的解釈)冬凪の。

2022-02-19 07:34:29 | 飯島晴子

   冬凪の海おもひをり人泊めて

 冬凪はトウ・ナギと読んで、倒、梛。
 海おもひをり(海思居)はカイ・シ・キョと読んで、懐、私、居。
 人泊めてはジン・ハクと読んで、甚、白。
☆倒れた梛を懐かしむ私。
 居(すまい)は甚(はなはだ)白(明るくなった)。

 冬凪はトウ・ナギと読んで、党、和。
 海おもひをり(海思居)はカイ・シ・キョと読んで、快、思、拠。
 人泊めてはニン・ハクと読んで、認、白。
☆党(仲間)が和むのは快く思う。
 拠(より所)は認めることであると白(申し上げる)。

 冬凪はトウ・ナギと読んで、当、凪。
 海おもひをり(海思居)はカイ・シ・キョと読んで、怪、至、虚。
 人泊めてはジン・ハクと読んで、尽、博。
☆当(この)凪は怪(不思議)である。
 至(この上なく)虚(むなしく)尽(ことごとく)博(大きく広がっている)。


『飯島晴子』(私的解釈)極月の。

2022-02-18 15:38:07 | 飯島晴子

   極月の柳の青葉光る老女

 極月はキョク・ガツと読んで、旭、月。
 柳の青葉はリュウ・ショウ・ヨウと読んで、留、衝、様。
 光る老女はコウ・ロウ・ジョと読んで、紅、漏、如。
☆旭(朝日)に月が留まる衝の様(ありさま)は紅(あかい光)が漏れる如しである。

 極月はゴク・ガツと読んで、語句、合。
 柳の青葉はリュウ・ショウ・ヨウと読んで、立、衝、要。
 光る老女はコウ・ロウ・ジョと読んで、交、浪、除。
☆語句(言葉)を合(一つにする)立(規則)は、衝(重要)である。
 要は交(混じること)の浪(無駄)を除(取り除くため)である。

 極月はゴク・ガツと読んで、獄、合。
 柳の青葉はリュウ・セイ・ヨウと読んで、理由、整、容。
 光る老女はコウ・ロウ・ジョと読んで、恒、労、助。
☆獄(訴え)を合(一つにする)理由は、整(きちんと整え)容(おさめる)恒(つね)は労(骨折り)を助けるからである。


『飯島晴子』(私的解釈)冬麗の。

2022-02-18 15:02:48 | 飯島晴子

   冬麗の寺の白砂に気を落とす

 冬麗はトウ・レイと読んで、頭、怜。
 寺の白砂はジ・ハク・サと読んで、爾、迫、嗟。
 気を落とすはキ・ラクと読んで、気、落。
☆頭の怜(賢い)爾(あなた)が迫(近づく)と、嗟(なげき/感嘆し)、気(気持ち)が落(おちこむ)。

 冬麗はトウ・レイと読んで、謄、励。
 寺の白砂はジ・ハク・サと読んで、恃、吐く、再。
 気を落とすはキ・ラクと読んで、記、絡。
☆謄(書き写すこと)を励まし恃む、と吐く。
 再(重ねて)記した絡(すじみち)がある。

 冬麗はトウ・レイと読んで、当、領。
 寺の白砂はジ・ハク・サと読んで、字、吐く、査。
 気を落とすはキ・ラクと読んで、記、絡。
☆当(この)領(大事なところ)は字であると吐く。
 査(調べて)記に絡(結びつける)。

※白砂はハク・シャと読んで、薄、謝。
 冬麗の寺への薄謝に気が沈む? (あれでよかったかと)


『飯島晴子』(私的解釈)水太りして。

2022-02-17 07:26:55 | 飯島晴子

   水太りしてあやつるは冬の蝶

 水太りしてあやつる(水太操)はスイ・タイ・ソウと読んで、悴、頽、相。
 冬の蝶はトウ・チョウと読んで、闘、挑。
☆悴(やつれ)頽(衰えた)相(すがた)で闘いに挑む。

 水太りしてあやつる(水太操)はスイ・タ・ソウと読んで、推、汰、草。
 冬の蝶はトウ・チョウと読んで、謄、帳。
☆推しはかり汰(選び分ける)草(下書き)を謄(書き写す)帳(ノート)がある。

 水太りしてあやつる(水太操)はスイ・タイ・ソウと読んで、酔、態、遭。
 冬の蝶はトウ・チョウと読んで、蕩、長。
☆酔態に遭(でくわす)。
 蕩(だらしない)長である。

 水太りしてあやつる(水太操)はスイ・タイ・ソウと読んで、衰、退、操。
 冬の蝶はトウ・チョウと読んで、冬、蝶。
☆衰退(活力や勢力が衰えて弱ること)に、操(心身を固く守る)冬の蝶である。


『飯島晴子』(私的解釈)餅つきの。

2022-02-16 07:22:30 | 飯島晴子

   餅つきの柱に乗って渡海せり

 餅つき(餅搗)はヘイ・トウと読んで、蔽、套。
 柱に乗ってはチュウ・ジョウと読んで、注、常。
 渡海はト・カイと読んで、図、歌意。
☆蔽(見えないように)套(おおい)、注(書き記す)。
 常に図る歌意である。

 餅つき(餅搗)はヘイ・トウと読んで、柄、蕩。
 柱に乗ってはチュウ・ジョウと読んで、知友、譲。
 渡海はト・カイと読んで、吐、悔。
☆柄(権力)を蕩(すっかり失くし)譲(へりくだった控えめな態度)で吐(もらす)。悔(過ちに気づいて残念がる)。

 餅つき(餅撞)はヘイ・トウと読んで、病、闘。
 柱に乗ってはチュウ・ジョウと読んで、衷、常。
 渡海はト・カイと読んで、妬、皆。
☆病と闘う衷(心のなか)、常に妬(焼きもちを焼く、ねたむ)皆(全てみんな)に。


『飯島晴子』(私的解釈)人形の。

2022-02-15 07:11:35 | 飯島晴子

   人形のできあがる日の冬の川

 人形はジン・ケイと読んで、神、啓。
 できあがる(出来上)はスイ・ライ・ショウと読んで、邃、来、招。
 日の冬の川はジツ・トウ・センと読んで、昵、十、宣。
☆神の啓(教え導くこと)は邃(奥深い)。
 来(こちらに近づき)招いて昵(慣れ親しむ)十の宣(みことのり)がある。

 人形はジン・ケイと読んで、腎、系。
 できあがる(出来上)はスイ・ライ・ジョウと読んで、推、頼、状。
 日の冬の川はジツ・トウ・センと読んで、昵、問う、詮。
☆腎(要)の系(つながり)を推しはかる。
 頼りにする状(ありさま)に昵(近づき)問うと、詮(明らかになる)。

 人形はニン・ケイと読んで、忍、計。
 できあがる(出来上)はスイ・ライ・ショウと読んで、遂、磊、章。
 日の冬の川はジツ・トウ・センと読んで、実、統、専。
☆忍(しのばせた)計(もくろみ)を遂(やりとげる)。
 磊(小さなことにはこだわらない)章(文章)の実(内容)を統(一すじにまとめる)、専(ひたすらに)。


『飯島晴子』(私的解釈)真上から。

2022-02-14 07:20:56 | 飯島晴子

   真上から魔のさしてくる菊の葉よ

 真上はシン・ジョウと読んで、身、上。
 魔のさしてくる(魔差来)はマ・サ・ライと読んで、麻、些、磊。
 菊の葉はキク・ヨウと読んで、危懼、様。
☆身上(身体)の麻(しびれ)、些(わずか)にある。
 磊(小さなことにはこだわらないが)危懼(あやぶみ怖れる)様(ありさま)がある。

 真上はシン・ショウと読んで、身、上。
 魔のさしてくる(魔差来)はマ・サ・ライと読んで、摩、嗟、礼。
 菊の葉はキク・ヨウと読んで、聞く、要。
☆身上(身の上)に摩(迫り)嗟(感嘆する)。
 礼(敬意を払って)聞く要(必要)がある。

 身上はシン・ショウと読んで、新、唱。
 魔のさしてくる(魔差来)はマ・サ・ライと読んで、魔、作、磊。
 菊の葉はキク・ヨウと読んで、起句、要。
☆新しいことを唱(となえて)魔(不思議なもの)を作る。
 磊(小さなことにはこだわらない)が、起句が要である。