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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)ときどきの。

2022-02-13 07:42:52 | 飯島晴子

   ときどきの医師の微笑に秋の川

 秋の川はシュウ・センと読んで、愁、詮。
※かかりつけの医師が見せるときどきの微笑、愁い(淋しさや悲しみで心を痛めること)が詮(あきらか)にある。

 ときどきの医師(時時医師)はジ・ジ・イ・シと読んで、地、児、異、詞。
 微笑に秋の川はビ・ショウ・シュ・センと読んで、未、使用、習、選。
☆地(土地)の児(子供)は異(普通と違った)詞(言葉)を未だに使用する習わしを選んでいる。

 ときどきの医師(時時医師)はジ・ジ・イ・シと読んで、自、恃、為、師。
 微笑に秋の川はビ・ショウ・シュウ・センと読んで、靡、仕様、蹴、撰。
 ☆自恃(自分自身を頼みにすること)で為(行う)。
 師に靡(従う)仕様(やり方)は蹴(拒絶して)撰(詩を作っている)。

 ときどきの医師(時時医師)はジ・ジ・イ・シと読んで、寺、事、彙、誌。
 微笑に秋の川はビ・ショウ・シュウ・センと読んで、備、承、衆、遷。
☆寺の事(出来事)を彙(あつめた)誌(事実を記した記録)を備える。
 承(受け継ぐ)衆(人たち)に遷す。


『飯島晴子』(私的解釈)鬼箭木の。

2022-02-12 07:46:11 | 飯島晴子

   鬼箭木のここらを杖の突きはじめ

※鬼箭木の赤い実が垂れるのは10月~11月である。人生を一年に例えると、この辺りが杖の突き始めかもしれない。

 鬼箭木はキ・セン・モクと読んで、磯、船、黙。
 ここら(此処等)はシ・ショ・トウと読んで、視、渚、蕩。
 杖の突きはじめ(杖突始)はジョウ・トツ・シと読んで、常、突、止。
☆磯の船は黙って視ていると、渚(波打ち際)に蕩(揺れ動いている)。
 常に突きあたり止(留まっている)。

 鬼箭木はキ・セン・モクと読んで、記、遷、目。
 ここら(此処等)はシ・ショ・トウと読んで、試、諸、問う。
 杖の突きはじめ(杖突始)はジョウ・トツ・シと読んで、常、突、詞。
☆記(書き記したもの)は遷(移り変わる)。
 目(みつめて)試みて諸(もろもろ)問うと、突(突き当たる)詞(言葉)がある。

 鬼箭木はキ・セン・ボクと読んで、祈、宣、牧。
 ここら(此処等)はシ・ショ・トウと読んで、師、諸、党。
 杖の突きはじめ(杖突始)はジョウ・トツ・シと読んで、常、訥、施。
☆祈りを宣(のべる)牧師。
 諸(多くの)党(仲間)は常に訥(口は重いが)施(恵みを与えている)。


『飯島晴子』(私的解釈)萩を刈る。

2022-02-11 07:19:23 | 飯島晴子

   萩を刈る一個の固き頭なり

 萩を刈るはシュウ・ガイと読んで、師友、慨。
 一個の固き頭はイツ・コ・コ・トウと読んで、何時、枯、去、問う。
☆師友の慨(嘆き)は何時、枯(衰え)去るのか、と問う。

 萩を刈るはシュウ・カイと読んで、集、会。
 一個の固き頭はイツ・コ・コ・トウと読んで、溢、個、戸、踏。
☆集会が溢(あふれている)。
 個(一つ一つ)の戸(出入り口)で踏(足踏みしている)。

 萩を刈るはシュウ・ガイと読んで、周、我意。
 一個の固き頭はイツ・コ・コ・トウと読んで、逸、故、個、問う。
☆周(あまねく)我意が逸(隠れている)。
 故に個(一つ一つ)を問う。


『飯島晴子』(私的解釈)谷底の。

2022-02-10 07:38:04 | 飯島晴子

   谷底のダリヤは死亡してをりぬ

 谷底はコク・テイと読んで、哭、態。
 死亡してをりぬ(死亡居)はシ・ボウ・キョと読んで、視、謀、挙。
☆哭(大声で泣き悲しむ)態(ありさま)を視ると、謀(悪事をたくらむ)挙(企て)があった。

 谷底はコク・テイと読んで、古句、態。
 死亡してをりぬ(死亡居)はシ・ボウ・キョと読んで、詞、紡、挙。
☆古句の態(ありさま)、詞(ことば)に紡いだ挙(企て)がある。

 谷底はコク・テイと読んで、酷、定。
 死亡してをりぬ(死亡居)はシ・ボウ・キョと読んで、死、暴、去。
☆酷(容赦なく厳しい)定めの死。
 暴(突然)の去(お別れ/逝去)であった。


『飯島晴子』(私的解釈)秋の蓮。

2022-02-09 07:18:41 | 飯島晴子

   秋の蓮悪しきひかりはかたまりて

 蓮は春には花が咲き、秋にはレンコンができる。
 悪しきひかりはかたまりて(悪光固)はアク・コウ・コと読んで、握、功、子。
☆秋の蓮を握(手につかむと)巧(てがら)の子(レンコン)ができている。

 秋の蓮はシュウ・レンと読んで、修、練。
 悪しきひかりはかたまりて(悪光固)はオ・コウ・コと読んで、於、効、顧。
☆修練(精神、技能、学問などをみがき鍛えること)に於ける効(ききめ)を顧みる。

 秋の蓮はシュウ・レンと読んで、習、練。
 悪しきひかりはかたまりて(悪光固)はアク・コウ・コと読んで、握、稿、個。
☆習練(上手くなるため何度も習い)握(手につかむ)稿(下書き)の個(一つ一つ)がある。

 秋の蓮はシュウ・レンと読んで、舟、連。
 悪しきひかりはかたまりて(悪光固)はオ・コウ・コと読んで、小、岬、拠。
☆舟を連ねる小さな岬は拠(より所)である。 


『飯島晴子』(私的解釈)秋山の。

2022-02-08 07:09:35 | 飯島晴子

   秋山の雲見てつくる砂糖水

※秋山の上の雲、巻層雲(鱗雲・羊雲など)の細かくちぎれた雲(わた飴のような)を見ながら砂糖水を作った。

 秋山はシュウ・サンと読んで、収、三。
 雲見てつくる(雲見作)はウン・ケン・サと読んで、運、兼、作。
 砂糖水はサ・トウ・スイと読んで、査、套、遂。
☆収(おさめた)三つがある。
 運(めぐり合わせ)を兼ねて作っている。
 査(調べて)套(被うことを)遂(やりとげる)。

 秋山はシュウ・サンと読んで、讐、惨。
 雲見てつくる(雲見作)はウン・ケン・スイと読んで、云、件、細。
 砂糖水はサ・トウ・スイと読んで、小、闘、衰。
☆讐(仕返し)など惨(傷ましく思う)と、云う。
 件(問題にされている事柄、出来事)の細小(ささいな)闘(あらそい)など衰(いずれ勢いが無くなる)。

 秋山はシュウ・サンと読んで、周、算。
 雲見てつくる(雲見作)はウン、ケン・サと読んで、運、検、細。
 砂糖水はサ・トウ・スイと読んで、小、謄、推。
☆周(あまねく)算(見当をつけ)運(めぐらせ)検(調べる)。
 細小(こまかく)謄(書き写し)推しはかる。


『飯島晴子』(私的解釈)鬼も長めの。

2022-02-07 07:19:37 | 飯島晴子

   鬼も長めの桃色の帯纏く秋か

 鬼も長めのはキ・チョウと読んで、記、調。
 桃色の帯はトウ・シキ・タイと読んで、透、式、代。
 纏く秋はテン・シュウと読んで、展、修。
☆記を調べると、透(すかして見える)式(やり方)がある。
 代(他のものに変り)展(物事を繰り広げ)修(おさめている)。

 鬼も長めのはキ・チョウと読んで、鬼、懲。
 桃色の帯はトウ・シキ・タイと読んで、闘、式、対。
 纏く秋はテン・シュウと読んで、転、讐。
☆鬼を懲(こらしめ)闘う式(やり方)がある。
 対(向かい合い)転(ひっくり返して)讐(仕返しをする)。

 鬼も長めはキ・チョウと読んで、危、貂。
 桃色の帯はトウ・ショク・タイと読んで、党、殖、対。
 纏く秋はテン・シュウと読んで、貂、雌雄。
☆危(おびやかす)貂の党(仲間)が殖えている。
 対の諂、雌雄によるものか。


『飯島晴子』(私的解釈)秋の板。

2022-02-06 07:27:09 | 飯島晴子

   秋の板しきりにたゝき美童なる

 秋の板しきりに(秋板頻)はシュウ・ハン・ヒンと読んで、衆、範、頻。
 たゝき美童(叩美童)はコウ・ミ・ドウと読んで、考、弥、導。
☆衆(みんな)の範(手本)は頻(度々)考える。
 弥(隅々まで行き渡るように)導くことを。

 秋の板しきりに(秋板頻)はシュ・ハン・ヒンと読んで、主、伴、浜。
 たゝき美童(叩美童)はコウ・ビ・ドウと読んで、行、未、導。
☆主(主人)を伴って浜(海のほとり)へ行き、未(未知、まだ知らないところ)を導(案内した)。

 秋の板しきりに(秋板頻)はシュウ・バン・ヒンと読んで、修・番、品。
 たゝき美童(叩美童は)コウ・ビ・ドウと読んで、講、備、道。
☆修理(整えること)を番(代わる代わる行う)品(種類)の講(話)は、備(あらかじめ用意した)道(みちすじ)がある。

 秋の板しきりに(秋板頻)はシュウ・バン・ヒンと読んで、集、番、貧。
 たゝき美童はコウ・ビ・ドウと読んで、講、尾、如何。
☆集めて番(組み合わせた)貧(不十分な)講(話)である。
 尾(終わり、結末)は如何に。 


『飯島晴子』(私的解釈)四足の。

2022-02-06 06:53:22 | 飯島晴子

   四足の音あかつきの木賊には

※四足は四つ足の動物のこと。
 動物(イノシシ、狸など)の音がしても、あかつき(仮にも)木賊には棘があるので近づかないだろう。

 四足の音はシ・ソク・インと読んで、試、促、引。
 あかつきの木賊(暁木賊)はギョウ・ゾク・モクと読んで、形、目、続。
☆試みることを促(急き立てる)。
 引(他の事例を持ってくる)形)が目(ねらい)である続ける。

 四足の音はシ・ソク・インと読んで、視、則、隠。
 あかつきの木賊(暁木賊)はギョウ・ボク・ソクと読んで、形、黙、属。
☆視(気をつけてみること)が則(きまり)である。
 隠した形を黙って属(仲間に入れている)。

 四足の音はシ・ソク・インと読んで、死、惻、因。
 あかつきの木賊(暁木賊)はギョウ・モク・ゾクと読んで、凝、目、族。
☆死を惻(悼み、悲しむ)。
 因(事の起こり)である凝(硬くなっているのを)目(発見したのは)族(身内、家族)だった。


『飯島晴子』(私的解釈)あまえたくて。

2022-02-05 06:38:49 | 飯島晴子

   あまえたくて走りでをれば臙脂の菊

 あまえたくて走りてをれば(甘走居)はカン・ソウ・キョと読んで、観、捜、拠。
 臙脂の菊はエン・ジ・キクと読んで、掩、自、起句。
☆観(よく見て)捜(探すと)拠(よりどころ)が掩(かくれている)。
 自(わたくし)の起句には。

 あまえたく走りてをれば(甘走居)はカン・ソウ・キョと読んで、換、装、虚。
 臙脂の菊はエン・ジ・キクと読んで、厭、似、危懼。
☆換(取り替える)装いは虚しく厭(いやになる)。
 似ているとの危懼(あやぶみ怖れる)がある。

 あまえたくて走りてをれば(甘走居)はカン・ソウ・キョと読んで、完、走、嘘。
 臙脂の菊はエン・ジ・キクと読んで、遠、持、危惧。
☆完走の嘘、遠(時間、距離が離れていた)かったので、持(もちこたえること)が危惧(成り行きを心配し不安に思うこと)された。

※甘えたくて走り寄ったけど、臙脂の菊・・・渋くてつれなかった、ということか。