晴れ。最低気温18.0度。最高気温24.2度。湿度が低く過ごしやすい一日。
行って来ました清渓川(チョンゲチョン=청계천)。
明日(10/3)の「清渓川市民ウォーキング大会(チョンゲチョン シミン コッキテフェ=청계청 시민 걷기대회)」に先立って、一足早く東亜日報(トンアイルボ=동아일보)前の清渓川広場(チョンゲチョン クァンジャン=청계천광장)から東大門(トンデムン=동대문)方面へ向かって歩いて見ました。写真は清渓川広場から川面に下りて、広場側を見上げて撮影したものです(中央は光化門(クァンファムン)ビル。右岸の階段上に建っているのが東亜日報(トンアイルボ)メディアセンター)。
それにしても二年三ヶ月でよくもここまで復元したものだと感心しました。確かに今までは清渓川(チョンゲチョン)の上に道路を被(かぶ)せていただけだったので、道路の下に川そのものは残っていた訳です。いわばコンクリートの蓋を取り除き、護岸と橋脚を整備したことになります(もちろん、実際は住民の立ち退き交渉など、そんなに単純な事業ではありませんが・・・)。
昨日(10/1)一般公開された際には二十万人もの人が訪れたとのこと。
朝九時半に家を出て清渓川までバスで向かい、十時過ぎに歩き始めました。もともと川幅が広くないこともあって、河辺の遊歩道も狭い部分が何箇所かあります。また、親水を目的としているのか、基本的に遊歩道と川面との差が深くとってありません。階段状になっている場所が何箇所もあって、水遊びをしている子ども達も多数見かけました。驚いたことに川の水を飲んでいる子までいました(韓国の子どもは怖いもの知らずです)。四十七年ぶりに再びその姿を現したということもあり、川面を散策されている人の中には年配の方の姿も多く見られたのですが、途中で気軽に休憩できるベンチも充分な数とは言えませんでした。また、ゴミ箱は一切設置されていません。しかし、増水した際には川面の遊歩道も“川の一部”にならざるを得ないので、ベンチやゴミ箱を設置出来ないのは仕方が無いでしょう。
個人的に不便だと思ったのが、今自分がどこを歩いているか把握しづらいこと。途中に現在位置を示す案内板などがほとんど無いのです。土地勘のある人なら周囲の建物を見れば、自分がどの辺りを歩いているか判るでしょうが、地方から来た人はもとより、外国人観光客には不便だと思います。橋の名前だけでも欄干に大きく表記してあれば助かるのですが、何故か橋の真下の護岸部分に小さくハングル文字だけで表示されています。地下鉄の駅やお手洗いの案内も矢印とメートル表示がされているだけなので、実際どこにあるのかが釈然としません。付近の地図などが一緒に設置してあれば助かります。案内板にある地名もハングル表記のみが多かったので、ハングルを解せない方は車道上の案内標識を参考にするしか無いでしょう。
写真左は東大門(トンデムン=동대문)にある斗山タワービル(テゥサントウォー=두산터워)、右は清渓川(チョンゲチョン)復元事業完了を祝ったバルーン。
清渓川(チョンゲチョン)の川面に沿って歩いて行くと、東大門(トンデムン)市場まであっと言う間です。当然と言えば当然です。何故なら途中信号も何も無いのですから。ソウル市庁舎からのんびりあるいても三十分あれば充分でしょうか?散策するにはちょうど良い距離です。
下の写真の橋脚は清渓川の上を道路が覆っていた当時、道路を支えていた橋脚です。ビウダン橋(비우당교)とムハッ橋(무학교)の間にモニュメントとして三本だけ残されています。
更に進んで行くと、右岸にガラス張りの清渓川文化館(チョンゲチョン ムナグァン=청계천문화관)が見えてきます(写真下)。
ここでは過去から現在に至る清渓川の全てが学べるようになっています。年中無休で、開館時間は午前九時~午後十時、常設展示は入場無料ですので気軽に覗いて見てはいかがでしょうか?九月二十六日にオープンしたばかりなので、文化館の存在自体まだあまり知られていません。
総事業費3,876億ウォン(およそ420億円)の巨費を投じた一大プロジェクトが二年三ヶ月の歳月を経て陽の目を見ましたが、問題はこれからの維持管理にかかっていると思います。清渓川(チョンゲチョン)の復活事業はこれで終わりではなく、ようやく始まったと言えるのではないでしょうか?
行って来ました清渓川(チョンゲチョン=청계천)。
明日(10/3)の「清渓川市民ウォーキング大会(チョンゲチョン シミン コッキテフェ=청계청 시민 걷기대회)」に先立って、一足早く東亜日報(トンアイルボ=동아일보)前の清渓川広場(チョンゲチョン クァンジャン=청계천광장)から東大門(トンデムン=동대문)方面へ向かって歩いて見ました。写真は清渓川広場から川面に下りて、広場側を見上げて撮影したものです(中央は光化門(クァンファムン)ビル。右岸の階段上に建っているのが東亜日報(トンアイルボ)メディアセンター)。
それにしても二年三ヶ月でよくもここまで復元したものだと感心しました。確かに今までは清渓川(チョンゲチョン)の上に道路を被(かぶ)せていただけだったので、道路の下に川そのものは残っていた訳です。いわばコンクリートの蓋を取り除き、護岸と橋脚を整備したことになります(もちろん、実際は住民の立ち退き交渉など、そんなに単純な事業ではありませんが・・・)。
昨日(10/1)一般公開された際には二十万人もの人が訪れたとのこと。
朝九時半に家を出て清渓川までバスで向かい、十時過ぎに歩き始めました。もともと川幅が広くないこともあって、河辺の遊歩道も狭い部分が何箇所かあります。また、親水を目的としているのか、基本的に遊歩道と川面との差が深くとってありません。階段状になっている場所が何箇所もあって、水遊びをしている子ども達も多数見かけました。驚いたことに川の水を飲んでいる子までいました(韓国の子どもは怖いもの知らずです)。四十七年ぶりに再びその姿を現したということもあり、川面を散策されている人の中には年配の方の姿も多く見られたのですが、途中で気軽に休憩できるベンチも充分な数とは言えませんでした。また、ゴミ箱は一切設置されていません。しかし、増水した際には川面の遊歩道も“川の一部”にならざるを得ないので、ベンチやゴミ箱を設置出来ないのは仕方が無いでしょう。
個人的に不便だと思ったのが、今自分がどこを歩いているか把握しづらいこと。途中に現在位置を示す案内板などがほとんど無いのです。土地勘のある人なら周囲の建物を見れば、自分がどの辺りを歩いているか判るでしょうが、地方から来た人はもとより、外国人観光客には不便だと思います。橋の名前だけでも欄干に大きく表記してあれば助かるのですが、何故か橋の真下の護岸部分に小さくハングル文字だけで表示されています。地下鉄の駅やお手洗いの案内も矢印とメートル表示がされているだけなので、実際どこにあるのかが釈然としません。付近の地図などが一緒に設置してあれば助かります。案内板にある地名もハングル表記のみが多かったので、ハングルを解せない方は車道上の案内標識を参考にするしか無いでしょう。
写真左は東大門(トンデムン=동대문)にある斗山タワービル(テゥサントウォー=두산터워)、右は清渓川(チョンゲチョン)復元事業完了を祝ったバルーン。
清渓川(チョンゲチョン)の川面に沿って歩いて行くと、東大門(トンデムン)市場まであっと言う間です。当然と言えば当然です。何故なら途中信号も何も無いのですから。ソウル市庁舎からのんびりあるいても三十分あれば充分でしょうか?散策するにはちょうど良い距離です。
下の写真の橋脚は清渓川の上を道路が覆っていた当時、道路を支えていた橋脚です。ビウダン橋(비우당교)とムハッ橋(무학교)の間にモニュメントとして三本だけ残されています。
更に進んで行くと、右岸にガラス張りの清渓川文化館(チョンゲチョン ムナグァン=청계천문화관)が見えてきます(写真下)。
ここでは過去から現在に至る清渓川の全てが学べるようになっています。年中無休で、開館時間は午前九時~午後十時、常設展示は入場無料ですので気軽に覗いて見てはいかがでしょうか?九月二十六日にオープンしたばかりなので、文化館の存在自体まだあまり知られていません。
総事業費3,876億ウォン(およそ420億円)の巨費を投じた一大プロジェクトが二年三ヶ月の歳月を経て陽の目を見ましたが、問題はこれからの維持管理にかかっていると思います。清渓川(チョンゲチョン)の復活事業はこれで終わりではなく、ようやく始まったと言えるのではないでしょうか?
大きな釜みたいのから水が滝のようにじゃーと流れ落ちる様子を映してた。
信号や地下道の階段を避けて東大門まで行けるのはいい!
すごく興味があったので・・・
冒頭に出てきた光化門あたりで、先日道に迷ったことがあったので、なんだか懐かしい気もしました。
30分ですか~。それだったら散策にはちょうどいいですね。ただ表示などが少ないのがちと残念。これからいろいろなところからの意見を取り入れて変わってゆくのかもしれませんね。
橋脚がモニュメントとして残されているはいいなと思いました。過去との対比ができて、よけいに感慨深い気がします。こういうセンスは韓国ならでは、なのでは?ちょっと日本ではお目にかかれない風景な気がします。
日本でもニュースになってましたか。清渓川には三日間で百万人の人出があったそうです。予想を上回る人気ぶりに、今朝のニュースでは見学を自粛して欲しいとソウル市が呼びかけていました(完成初日に橋の欄干から見誤って落ちて、亡くなったという悲しい事故も起きてしまいました)。
それにしても、東京も日本橋の上の首都高を撤去してしまうくらいの大胆さが欲しいですね。
>こぐまさん
ウォーキング大会参加して来ました。今日(10/3)川の上の車道沿いを歩いていたら、橋の上から川岸へ降りる階段やスロープの部分に小さな地図(案内板)が設置してあるのを何度か見かけました。川岸にも是非同じものを設置して欲しいですね。こぐまさんのおっしゃる通り、これから徐々に整備されるものと思います。
モニュメントは私も良いなぁと思いました。ウォーキング大会の報告は後日・・・。