特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

霜取りはこまめにね!

2005-05-19 20:23:09 | 韓国留学記
 快晴。最低気温11度。最高気温23度。

 昨日(5/18)は私の大学の創立記念日でした。延世(ヨンセ)大学の120周年、梨花(イファ)女子大の119周年には遥かに及びませんが、今年(2005年)で創立56周年を迎えました

 毎週水曜日に通院している大学附属病院も昨日は休診だったので、今朝行って来ました。今週に入ってから夜なかなか寝付けず、朝もスッキリ起きられない状態が続いていました。以前に比べると食欲も無く、毎日一食を摂るのが精一杯。お腹は確かに空いているのですが、体が動かないんです。動かせないと言ったほうが正しいでしょうか。

 今朝は病院の予約もあったので、朝七時前には起きて朝食も食べて行きました。皆さんは経験ありませんか、今までずっと調子が悪かったのに、病院行く日に限って体調が良いってこと?私はよくあるんです。今日は見事に、そんな一日でした。

 病院からの帰りに散髪に行きました。私の髪は長くなるとすぐにウェーブがかかってしまいます。だから長くなる前に散髪に行くのですが、体調が思わしくないので先延ばしにしてました。そしたらここ数日、雨の日や湿度が高い日が続いていたので毛先が見事なまでにウェーブしていて、朝、鏡を見るのが嫌だったんです。体調も思わしくない上に、髪の毛はクルクルだし。「あ~~早く髪の毛切りたい~っ!」って思いながらも、外出もままならない体。ただでさえフラストレーションが溜まっている状態だったので、外出ついでにサッパリしました。そのまま家に帰ると、今日もお昼を食べずに過ごしそうだったので、外でお昼も済ませて帰宅しました。

 家に着いたのが午後一時過ぎ。天気も良かったので洗濯機を回し、布団を干し、溜まりに溜まっていたシャツ類のアイロンがけをしました。涼しい日や汗ばむ日などもあったりして、長袖と半袖のシャツ類が十着以上も“アイロン待ち”してたのです。アイロンがけは意外とエネルギーがいるので、体調の良い日にまとめてやっておかないといけません。皺(しわ)になったままのシャツが十枚も自分の部屋の中にあることが、私には許せないのです。でも今日は結局四枚しかかけられませんでした

 夜寝付けない一番の原因は何と言っても「うつ病」のせいなのですが、冷蔵庫が真夜中に突然「ウィ~~~ン!」と唸り声をあげるのと、時計の秒針の「カチ・カチ・カチ・カチ」という音が気になって仕方がありません(そんなことが気になること自体が「うつ病」の仕業なのですが・・・)。

 時計の秒針の音は電池を外してしまえば気になりません。そこで、冷蔵庫が激しく唸るのを解消すべく“霜取り作戦”を敢行しました。私の部屋には小型の冷蔵庫が初めから置いてありました。よく旅館やホテルなどに行くと部屋に備え付けてあるような大きさの白い冷蔵庫です。氷を作る冷凍庫が、冷蔵庫の中についています。その冷凍庫の部分を厚~い霜が覆っていたのです。前からすごく気になっていたので、思ったが吉日。この霜を取りさえすれば、冷蔵庫が真夜中に突然「ウィ~~~ン!」と唸ることもなくなるだろうと思う一心で“作戦”を開始。

 冷蔵庫のスイッチを「霜取り」に合わせて自然に溶けるのを待っていました。でも三時間経っても、ようやくポタポタと水滴がしたたり落ちる程度です。ドライバーなどで「ガリガリ」やってみたのですが、ドライバーのメッキが剥がれるだけです。全然歯が立ちません。この霜意外と頑固で厄介です。「うつ病」に侵された今の私には“我慢”とか“忍耐”という思考はありません。とにかく、一秒でも、一分でも早く、キレイ・サッパリしたいのです。

 気がついた時にはドライヤーを手に、“冷凍庫を覆っている霜”に向かって熱風を吹きかけている自分がいました。ドライヤーの熱風は気持ちの良いぐらい、霜を溶かしてくれます。「うん、この調子、この調子」と思っていた瞬間、悪夢のような出来事が起こったのです。冷凍庫の下の部分を厚く覆っていた霜が一気に音を立てて落ちたのです。冷凍庫の下には溶けた霜の水滴を受けるトレイがありました。そのトレイにはドライヤーの熱で溶けた霜が水となって大量にたまっていました。そのトレイの上に“霜の巨大な塊り”が「ドカッ!」とすごい音を立てて落下したわけです。
 
 水をなみなみと湛えたトレイは、突然落下した“巨大な霜の塊り”の重さに耐え切れず、外れてしまいました。冷蔵庫の中はもとより、冷蔵庫周辺の床は“トレイ(“トイレ”じゃないですよ!念のため・・・)からこぼれた大量な水”と、“砕け散った霜の塊り”が散乱して「床上浸水状態」に陥ったのです。「い、いったいどうすればいいのだ」とウロタエルワタシ。とにかく近くにあった新聞をありったけ敷き詰めて、水分を吸収し、“砕け散った霜の塊り”は全て流し台に放り込みました(写真参照)。

 床の水はきれいに拭き取り、まだ冷凍庫内に残っていた霜も、きれいにドライヤーで全て溶かしてやりました。“作戦”が無事終了したところで、庫内を“お酢”できれいに磨き上げ、最後に水拭きをしました。

 お陰で、冷蔵庫の唸り声も大分小さくなった気がします。

 それにしても、冷凍庫の“霜取り”なんて何年ぶりだろうか。子どもの頃はよく手伝わされたけれど、最近じゃ“霜がつく”冷蔵庫自体見かけないからな~。それにしても、ドライヤーを使って“霜取り”をしようとしたワタシの考えが浅はかでした

 今日の教訓:霜取りはこまめにしよう!

 写真は冷凍庫から落下して、粉々になった霜(流し台へ放り込んだところを撮影)。