日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1023

2009-10-24 10:57:52 | 今週の株式総括
今週の株式総括0123

 市場から‘ぼやき‘ばかり聞こえてくる。

どうやっても儲からない。何かいいものはないか。手垢の付いたものでいいものはないか。ならばと新しい銘柄をと、売買の少ないジャスダックやマザースに向かう。トコトン売られただけに、売買高は少ない。ちょっとの買いで大幅高! みんなそんな銘柄ばかりを狙うから、乱高下が激しい株価は一方的に動く。経済・景気・業績などもう関係ない。上がるから買う、買うから上がる。

しかし、上がっているときはいいが、一旦騰がりが鈍くなると、今度は真空地帯を下げに拍車がかかる。我先にと売る、早い者勝ちの急落相場へ。

寝た子を起こすというか、今まで深く眠っていた株まで、市場に引っ張り出し出来高が急増して、下落に拍車をかける。スタート時点よりもなお値下がりするなど・・・。結局は最後に高値をつかんだ人が投げて相場が終わることになる。

今の株式市場には、株価の成長だとか、資本調達だとか市場の育成など、本来の投資目的など、そんな理念はなんにもない。ただサヤ稼ぎだけの市場で、終わった市場は、焼け野原の戦場と化し、勝利者はなく無惨なけが人だけが最後に残る。

今の証券会社の体質自体、むかしの証券会社と何ら変わらない。売買の増加だけを促し、売買手数料収益を稼ぐだけの業務から何ら脱していない。目先の手数料がなければやっていけない体質にしたのも自身の責任だが、何年経ってもこの枠から抜けきらない。競馬や競艇、宝くじなど胴元は必ず儲かるものだが、証券会社は官製の市場に縛られて繰られる操り人形となりきってしまった・・・・。

一方では、コンピュータを利用して瞬間売買で巨額の利益を狙うシステムが登場した。サヤ稼ぎ専門の機械だ。そんな売買が市場を横行するのだから、一般個人がそんな世界で勝てるわけがない。

今株が上がらないのは、「政治のセイ」だともいう。経済に無頓着な政治で、株が上がるわけない。外人投資家は、政治で投資先を選定する。今まで自民政治で溜まり溜まってた悪弊を、いま民主は、大変革に取り組んでいる。エコノミストは経済に弱い政治家ばかりだからダメという。でもいまやらずして、ほんとの改革など出来ない。まだその一歩を踏み出しているところ。そのさきに財政再建が成り、構造改革が進み、経済に景気にと明るい兆しが見えてくる。今一番の辛抱のしどころなのかもしれない。

 プチ新興国に投資が先行している。企業は成長市場を探す。

経済力ではBRICsに及ばないが、多くの若年人口と豊富な資源を抱えている。将来性のある消費市場として企業は低価格品の投入。BRICs近辺のMINTプラスB、(メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコ)とバルカン諸国の需要拡大を見込む。

ナイジェリアはサハラ砂漠以南で、国民の平均年齢わずか18.5歳(GDP1654億ドル、人口1億5187万人)、日本44.4歳(GDP5兆486億ドル、1億2758万人)、米国の36.5歳(GDP14兆2662億ドル、人口3億718万に)を大幅に下回る。このMINTプラスBの平均年齢は、人口と豊富な資源で、GDP上昇の可能性を秘めている。

新興国に売り上げの高い企業を「最大益ボード」で、分析した。

http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/saiko/asia.htm

10/20 am10:46配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第87弾
NYは年初来高値更新、東京市場は少々戻ったとはいえ、まだ一目均衡表の雲の中。東京市場は円高で、エコノミストや市場関係者一様に先行き景気回復に疑問を持つ。しかしインド79.6%、ブラジル76.3%を先頭に株価は年初来高値更新、世界の株式時価総額3月安値から、1.5倍となって着実に回復、金融危機以前の水準に戻った。日本は15.6%と出遅れ鮮明。

WTI,CRB指数など戻り高値に躍り出た。先行き景気回復を期待する値上がりだ。景気先導役は中国、インド、ブラジルなど新興国、米経済依存体質からの脱却相場が始まる。その上昇先導株は商社が一番!!!

戻り新値に躍り出た「8058三菱商事」、出遅れの「8001伊藤忠」、低位ならば、「2768双日」が面白い。



10/16 pm13:18配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第86弾

NYは年初来高値更新というのに、日航問題で揺れる銀行株は安い。エリオット波動で、下げ5波動を形成している過程だが、みんなが投げているところが買い場になる。ここからは買い下がり「火中の栗を拾う」とはこんなとき。

三菱UFJは、米国の金融不安の真っ盛りに、モルガンに9000億円の出資をした。そのモルガン株いまは3割以上の値上がり、評価益は如何ばかりか!国際会計審は、持ち合い株配当、純利益にすると日本の要望に配慮。

返済猶予制度では、貸し倒れや焦げ付きには信用保証協会を活用し、政府保証する。

こんな材料など、みんな忘れて売り急ぎに買い向かう。それが出来る人こそ、今がチャンスです。

8306三菱UFJ、8411みずほ



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