日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0612

2009-06-13 08:47:56 | 今週の株式総括
今週の株式総括0612
郵政改革の名の下に、送り込んだ民間の社長が、国民の財産を二束三文でたたき売りする。それを総務相が追求しても居座る郵政社長、その争いの首相裁定が、なんと「総務相の更迭」で、「郵政社長は続投」させた。郵政社長は改革のために民間から起用したひと、くびにすれば改革に後ろ向きに評価されると、選挙見え見えで遅まきながら決断をくだした首相、改革はおろか国民財産をバカ安値で売り飛ばす、そのことは責任問題にもならない。西川社長は民間出身といえど、もう顔はすっかり天下り官僚そのものに見える。まああと少しで消えていく政権のやることこと辛抱するしか仕方ないのか。
いよいよ日経平均が1万円乗せを実現した。
4月景気一致指数は11ヵ月ぶりに改善、景気の低落が止まる。先行きリスクは懸念するも日銀は景気判断を上方修正した。倒産も5月は、1年ぶりに6.7%減となり、4月の機械受注も2ヵ月ぶりに0.7%プラスになった。鉄鋼ステンレス各社は一斉に減産を緩和し、素材各社も非鉄・化学が回復の兆しが見え、あれだけ悪かった半導体も減産緩和の動きが見える。
景気は3月が「底」で4-6月はプラス成長と大方のアナリスト予想する。

米は雇用創出のために、今後、100日で60万人雇用創出と大統領が表明し、景気対策を加速する。雇用の安定の最優先は、実体経済の悪化を止めることにあり、金融・自動車の大量出血を止めることにある。
5月の失業率は9.4%と前月の8.9%から上昇し、1983年以来の高水準に達したが、減少幅は、2月-68万1千人、3月-65万2千人、4月-50万4千人、5月-34万1千人と、尻上がりに減少幅が縮小している。子の数字を見る限り既に2月に底打ちしていることが鮮明だ。
もう米金融大手10社は、公的資金返済を始める。ゴールドマンやJPモルガンなど、総額6兆66000億円の公的資金の返済を始める、金融システム安定へ第一歩が踏み出されたのである。

世界経済は、年末に「底入れ」で来年「回復」と、OECDが2年ぶりに、上方修正の予想を出した。
BRICs各国は景気減速化でも株高となり、潜在成長力を評価され昨年末比4-7割も上昇している。
3月の安値を付けるまでに大手証券の口座開設は、08年度108万口座と、個人の申し込みが殺到した。株価が下がれば下がるほど口座開設が増える逆行現象が起こっていた。100年の一度の安値なら、リスクをとっても今後はそれほど大きな痛手はないと、個人が動き出したのだ。個人マネーの復活で、株式売買はふくらみ、投信には資金が大幅流入、5月は1年5ヵ月ぶりに5000億円となった。

通常、下げの戻りは、3分の1が自律反騰の域。日経平均の07年高値1万8261円から今年3月底値7054円まで1万1207円の下げ幅で、その3分の1戻しとなれば10789円である。また、節目となる昨年6月戻り高値1万4489円からの半値戻しは1万771円だ。

今週の「ふくろう速報」には、こう記したhttp://fukurou.sub.jp/
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6/12 am9:00配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第62弾
日経平均1万円台ともなれば、それなりに出来高が伴う銘柄で、業界のトップ銘柄が狙われる。
「7011三菱重工」は、原発、石炭火力、太陽電池などこれからのエネルギー資源の本命、「8058三菱商事」「8306三菱UFJG」「8802三菱地所」など三菱トップが日本経済を引っ張る。
「9005東急」渋谷再開発、不動産価格下げ止まりから、いよいよ上値の壁を突き破る株価の動き急。「8815東急不動産」など、不動産株も大いに注目。
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6/10 pm14:44配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第61弾
「9984ソフトバンク」
1700円から1850円でももみ合っていた高値を昨日上抜きした。2000円のせからからいよいよ個人中心の代表ディーリング相場が期待できそう。ソフトバンクは証券デーラーなど個人も頻繁に参戦する銘柄でこれが動きだすと、したに掲載した銘柄で特に「商社、銀行、電機」など、値がさでも100株単位で売買できる。先に速報で取り上げた銘柄中心に、ネット投資家が多く参戦し活況が期待できる。
チャートで見れば、W底を形成してやれやれで一休みを入れての上昇で、きょう初めて動意が見えた。下に掲載した個人の比較的参戦が多い銘柄を取り上げた。ネット証券の口座開設が急増している。これらの株がいよいよ活躍する場となってきた。
http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/saiko/kojin.htm

6/9 am9:26配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第60弾
「6474不二越]、・・・低位数量の出遅れ銘柄として・・・
工具・ベアリング・産業ロボット、油圧機器、工作機械特殊鋼など自動車・建機の減産をもろにかぶるも、トヨタが筆頭株主で、プリウス予約受注急増、在庫減などでいよいよ急回復が望める。設備投資抑制、非正社員500人減、工場一時停止、材料削減など進めるなど全社横断型の選任チームを作り、コスト抜本見直し、在庫の一元化などの効果が、いよいよこれから。
09年4月14日210円抜けから本格的上昇となるが、5月7日の高値198円、安値173円の2ヵ月に及ぶボックスの揉み合いをいよいよ抜ける。


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