この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千1地形図を複製したものである。(承認番号 平30情複 第467号)
伊根浦は出口に青島があって湾内は波静かなことから、古来、主屋の前に海面を張り出
した舟屋が造られた。海岸沿いに連続する舟屋群は切妻造妻入りで、かつては茅葺きで壁
はなく「ともぶと」と呼ばれる軽船を格納する質素な造りであった。(歩行約7㎞)
舟屋を見るには遊覧船がベストのようだ。(日出)
9時30分出航の便。
左手に大西の入江。
出航するとカモメが餌を求めて乗船してくる。
右手に青島を見ながら船は対岸の立石・亀山へ向かう。
鯨舟屋がある高梨地区付近。
高梨の大乗寺付近には江戸期の舟屋がある。
亀山の赤灯台。秋にはアオリイカの釣り人がずらりと並ぶ風景は、伊根の風物詩とされ
る。
立石地区の舟屋。
西平田地区の舟屋。
日出の町並み。
伊根湾では昔、鯨漁がおこなわれていた。捕獲した鯨は舟屋で解体されていたことから、
鯨舟屋とされている。
伊根浦公園から東に見える舟屋。
公園から舟屋が軒を連ねる様子が間近に見られる。
公園から西平田地区を歩く。
歩き始めると古民家。
向井酒造と接する白い建物は、何に使用されたかは不明である。
伊根湾の一画にある小さな酒蔵は、1754(宝暦4)年創業の向井酒造。
瓶詰の作業が行われている海側の蔵は、壁のすぐ向こう側が海で、まさに「日本で一番
海に近い蔵」である。
東平田地区付近から見る西平田地区。(左手奥に海蔵寺)
大浦付近の舟屋。
伊根舟屋の里公園から見る伊根湾。
NHKの朝ドラ「ええにょぼ」が、1993(平成5)年に放映されたが、伊根・舟屋の里
公園には記念のオブジェクトがある。
伊根湾と高梨地区。
新道に設けられた道の駅は、レストラン、お食事処、ラウンジ、おみやげ屋などがある。
大浦の町並み。
伊根浦発信館・おちゃやのかか(資料館)は、伊根町亀島の空家を改修し、伝統的な漁具
や民族資料を保存・展示している。「おちゃやのかか」とは地元でよく捕れるハゼ科の魚
にちなんだとか。
立石地区にある舟屋。(釣り船と舟屋の宿)
船を引き上げる機能を有しているのは、立石・亀山地区に多く見られる。
右手が舟屋、道路を挟んで左手が住居という風景が続く。
土蔵には鏝絵も見られる。
左手に慈眼寺の階段を過ごすと、この先で道は大きく右カーブする。
耳鼻地区から見る舟屋。
亀山地区の舟屋。
ガンジャが鼻の赤灯台
目の前に青島。神が宿る島として、樹木の伐採や生物の採集はおろか、枯れ枝たりとも
島から持ち出してはならないと言い伝えがある。島には海を守る蛭子神社が祀られている。