小学校の音楽鑑賞会に出向いた。子ども達とともに音楽を鑑賞するというものだ。(午前中は低学年。午後は高学年の子ども達が鑑賞する)。PTA主催のもので、学校の体育館で行われた。時間は約1時間。毎年行われているそうなのだが、今回の内容は「弦楽四重奏」と「ソプラノ・バリトン」の独唱・合唱だった。
第一部は、弦楽器による演奏。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。どれも有名な曲ばかり。「アイネ クライネ ナハトムジーク」や「ユーモレスク」「となりのトトロ」などが演奏された。
バイオリン2名、ビオラ2名、チェロとコントラバスが1名ずつの計6名。それほど大きな音量ではないが、体育館の舞台からきれいな音色が鳴り響く。ほんのひととき、ゆったりとした気分となった。楽器の紹介や弦や弓の素材について話があった。
第二部になると、弦楽器の方たちは舞台から消え、声楽の方とピアノ演奏の方が登場。ソプラノの女性が出てきたとたん、舞台がいっきに華やかになった。
ちょうちんのような大きな丸い袖。胸元は黒地に金の刺繍が施してあり、そのほかの部分は鮮やかな赤色。とってもボリュームのあるドレスを身にまとっている。声も当たり前といえば当たり前なのだが、ハリとツヤがありマイクを通して聞く声もよくひびき美しい。体育館という味も素っ気もない舞台に、誤って舞い込んできた季節はずれの大きな蝶々みたいだった。
黒いスーツ姿のバリトンの男性は、これまたおもしろくて、よく響く低声で「寸劇か?」と見紛うような演技力で会場のみんなを笑わせる笑わせる。また、笑いをとるために(?)日頃から、「歌」以外のことも訓練しているように思った。例えば、力こぶをつくり筋肉をぴくっぴくっと動かしてみたり、ムーンウォークをしてみたり。
オペラも披露してくれたのだが、そのオペラのあらすじ(内容)を一人でおもしろおかしく子どもに伝える。これは、並大抵のことではできないことだなあと感心した。
ソロで、ムソルグスキーの「のみの歌」を演技を交えて披露してくれたのだが、笑いがたえず、演技と共にその歌声に子ども達はかなりひきつけられていた。
また、ロッシーニの「ねこの二重唱」という曲は、ソプラノとバリトンで歌ってくれたのだが、おもしろいことに歌詞が「ミャーオ」(それともニャーオ?)しかない。その一語だけでオス猫とメス猫が仲良くなっていく様がわかる。すばらしい表現力だなあと思った。
オペラは「ある晴れた日に」(「蝶々夫人」より)と「パ パ パ」(「魔笛」より)の2曲だった。ふだん、オペラに接する機会のない子ども達にとって、新鮮な体験だったのではないかと思った。そして、もしかしたらこの子どもたちの中で、「オペラ歌手になりたい」とか「バイオリニスト」になりたい……という憧れを抱いた子もいるかもしれない。
そういえば今年のまだ暑いころ、オリンピックの金メダリスト(水泳)、北島康介さんが、母校を訪れ子ども達と一緒に学校のプールで泳いだというニュースを見た。大リーガー選手が、地元の小学校を訪問するというニュースもアメリカで見た。
このように、いろいろな人が子ども達に接する機会を設けるというのは、とてもいいことなのではないかと思った。その人や職業に憧れを抱くというだけでなく、例えば、なにかで心が弱っている子は、その人のがんばる姿から勇気を得るかもしれないし、その人の小さい頃の話を聞くことによって、自分の将来を明るく描けるかもしれない。
学校を閉ざされたところにせず、いろんな人と接する場が増えるといいと思う。保護者や地域の人でももちろんいいと思う。大人の側も、今の子どもの様子を見ることはいろんな意味でいいことだと個人的には思っている。
第一部は、弦楽器による演奏。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。どれも有名な曲ばかり。「アイネ クライネ ナハトムジーク」や「ユーモレスク」「となりのトトロ」などが演奏された。
バイオリン2名、ビオラ2名、チェロとコントラバスが1名ずつの計6名。それほど大きな音量ではないが、体育館の舞台からきれいな音色が鳴り響く。ほんのひととき、ゆったりとした気分となった。楽器の紹介や弦や弓の素材について話があった。
第二部になると、弦楽器の方たちは舞台から消え、声楽の方とピアノ演奏の方が登場。ソプラノの女性が出てきたとたん、舞台がいっきに華やかになった。
ちょうちんのような大きな丸い袖。胸元は黒地に金の刺繍が施してあり、そのほかの部分は鮮やかな赤色。とってもボリュームのあるドレスを身にまとっている。声も当たり前といえば当たり前なのだが、ハリとツヤがありマイクを通して聞く声もよくひびき美しい。体育館という味も素っ気もない舞台に、誤って舞い込んできた季節はずれの大きな蝶々みたいだった。
黒いスーツ姿のバリトンの男性は、これまたおもしろくて、よく響く低声で「寸劇か?」と見紛うような演技力で会場のみんなを笑わせる笑わせる。また、笑いをとるために(?)日頃から、「歌」以外のことも訓練しているように思った。例えば、力こぶをつくり筋肉をぴくっぴくっと動かしてみたり、ムーンウォークをしてみたり。
オペラも披露してくれたのだが、そのオペラのあらすじ(内容)を一人でおもしろおかしく子どもに伝える。これは、並大抵のことではできないことだなあと感心した。
ソロで、ムソルグスキーの「のみの歌」を演技を交えて披露してくれたのだが、笑いがたえず、演技と共にその歌声に子ども達はかなりひきつけられていた。
また、ロッシーニの「ねこの二重唱」という曲は、ソプラノとバリトンで歌ってくれたのだが、おもしろいことに歌詞が「ミャーオ」(それともニャーオ?)しかない。その一語だけでオス猫とメス猫が仲良くなっていく様がわかる。すばらしい表現力だなあと思った。
オペラは「ある晴れた日に」(「蝶々夫人」より)と「パ パ パ」(「魔笛」より)の2曲だった。ふだん、オペラに接する機会のない子ども達にとって、新鮮な体験だったのではないかと思った。そして、もしかしたらこの子どもたちの中で、「オペラ歌手になりたい」とか「バイオリニスト」になりたい……という憧れを抱いた子もいるかもしれない。
そういえば今年のまだ暑いころ、オリンピックの金メダリスト(水泳)、北島康介さんが、母校を訪れ子ども達と一緒に学校のプールで泳いだというニュースを見た。大リーガー選手が、地元の小学校を訪問するというニュースもアメリカで見た。
このように、いろいろな人が子ども達に接する機会を設けるというのは、とてもいいことなのではないかと思った。その人や職業に憧れを抱くというだけでなく、例えば、なにかで心が弱っている子は、その人のがんばる姿から勇気を得るかもしれないし、その人の小さい頃の話を聞くことによって、自分の将来を明るく描けるかもしれない。
学校を閉ざされたところにせず、いろんな人と接する場が増えるといいと思う。保護者や地域の人でももちろんいいと思う。大人の側も、今の子どもの様子を見ることはいろんな意味でいいことだと個人的には思っている。
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