しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「怪盗グリフィン、絶体絶命」 法月綸太郎  

2006年05月11日 | 読書
「正当な持ち主の手を離れ、ふさわしくない人間の支配下に置かれた品物を救いだして、しかるべき場所に返すこと」が信条の怪盗グリフォン。
そのグリフォンが罠に嵌められ、自分と友人の為に取引に応じ、ボコノン共和国の首都、サン・アロンゾである土偶を盗み出す事になる。


「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」と言う講談社のシリーズで、作家人は豪華。
子どもも読めるミステリー。
どうりで、法月さんにはない、軽快なタイトルだと思った。
子どもも読めると言うことで、残酷な殺人が起こったりはしない。気持ちが沈んだりもしない。
冒険活劇的な感じがある。
主人公は泥棒だけれども、義賊みたいな信条だし。
でも、大人が読んでも楽しめる。
ボコノン共和国の歴史や、アメリカとの関係など、分かりやすく、興味深くかかれている。
土偶を巡っての物語や、謎解きも面白かった。結構盛りだくさん。
気分的にも、明るく軽く読めるのもいい。
怪盗グリフィン、第2弾も期待出来るのかな?
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