「あたしは構ってほしい相手とタイミングを選ぶだけよ」
その言い分も分かるけどな。弟の面倒も少しは見てくれ。
しっぽが目の前に。
気になる…。
遊んでもいいのかと触ったら、怒られた。
手を出してはいけないらしい。
まだ目の前にある。
気になる…気になる…。
「じゃれていけないなら、どうしてちらつかせるのかなあ」
女子は複雑なので、思わせぶりな態度には冷静に対処するようにな。
猫トイレ掃除している時、エルが大を踏んでしまった形跡を見つけ、
慌てて犯人を確保して、いやいやと抵抗されながら足を拭いたのです。
それから、床や猫ベッドをざっと拭いて、
エルが歩いていたシーツやタオルケット、ソファーカバーを洗濯。
雨続きなのに弱ったな…と洗面所から戻ってきたら、
今度はさくらがトイレを済ませてすぐ、新しいシーツの上に乗っていた。ひゃあ！
「さくらは大をしたあと猫砂で埋めない」
↓
「さっさとトイレを飛び出すので踏んでしまう確率が低い」
↓
「ゆえに手足が汚れにくい」
という仮定の元に見て見ぬふりをすることにしましたが…。
おかあさん、疲れた…。二匹とも、自分であんよ綺麗にしようよ。