嵩の「絵を描いて生きていきたい。」に、対して、寛が言ったことは、「絵では食うていけん。」「現実と折り合いをつけるしかない。」「かもしれんに、人生をかける覚悟は、できちゅうか。」
素晴らしい言葉の数々だと思います。
もし、我が子が、美術の道に進みたい(あり得なかったですけど)と言ったとき、親として、こんな言葉をかけられたら、なんて良いんだろうと思いました。
寛という人は、嵩のことも、千尋のことも、我が子のように大切に想う人なのだなとしみじみ思いました。
のぶの寮生活。
洗濯も、先輩の分までしています。
そうやって、受け継がれていくのでしょうけど。
うさ子が、師範学校受験したのは、気乗りしない縁談から逃げてきたからだそうです。
愚痴を言っているうさ子に、黒井先生は、「二人とも、もうホームシックですか。」うさ子には、「ボウフラよりも弱い。」って、今なら、パワハラですよね。
のぶは、「うちは、負けん気ね。」。ガンバレ、のぶ。
岩男が、あんぱんを買いに来ます。
よく来るらしいです。
明らかに、蘭子に会うため。
蘭子が羽多子に、「うちは、どこっちゃ行きとうない。このうちが、好きながよ。このうちで、みんなの役に立てること。」なんて、良い妹。
のぶが、帰ってきます。
大歓迎の家族の面々。良いですよね、この朝田家の雰囲気。
ヤムおじさんからのあんぱんに涙するのぶ。
「うち、このうちに生まれて良かった。この家族で良かった。」
家族にとって、どれだけ嬉しかったことでしょう。ウルウルしました。
離れてわかるというの、よくわかります。大学へ入学して、早く家に帰りたかったです。一人暮らしをして、家族のありがたさを実感しました。
嵩がのぶを訪ねてきます。
嵩がのぶに、「美術の学校、受験することにした。」
☆今回のアンパンチ
のぶが嵩に、「わかっちょったよ、嵩が最初に絵を描いてくれたときから。」「嵩は、絵を描くために生まれてきた人やで。」
『ゲゲゲの女房』での、「うちの人は、本物の漫画家ですけん。」という布美枝の言葉を思い出しました。
嵩の「勇気100倍だ。」も、良かったです。
○屋村のひとこと
「絵に描いたようなバカだな。」
※次回への期待度○○○○○○○○○(9点)
どの台詞も印象的で、私にとって、今までで一番好きな回です。