ポチの女房

専業主婦のつぶやき

まれ 雑感

2015-10-04 09:13:13 | まれ
『まれ』の最終回から1週間が過ぎました。
今さらですが、雑感を書きたいと思います。
まれファンの方は、決して読まれませんように。批判が大半です。

ヒロインが、土屋太鳳さん、脚本が、篠崎絵里子さんということで、放送前は、期待大の朝ドラでした。
不安要素は、現代劇であるということでした。現代劇は、今まで、あまり良作というのが生まれていません。
しかも、パティシエと言えば、『どんど晴れ』で、ヒロインが女将になる前までの職業です。

放送が始まり、夢嫌いのヒロインという設定。「地道にこつこつ」が、合い言葉のようでした。
家族そろって、父親の自己破産のため、ダーツで決めた能登にやってきたというもの。
元治、文夫妻の元に転がり込みます。
ま、そこまでは良しとして、なぜか希一家は、桶作家を出ていこうとしません。
元治、文に実子がいないわけではなく、一度帰ってきて、喫茶店を開きたいと言ったものの、東京でやり直すことになり。
その後は、全く描かれず。

希が、市役所を辞めるところで、ひきました。
市役所の仕事は、夢がなく、パティシエは、夢のある職業扱いに、市役所の仕事をバカにしていると思いました。やめ方も突然で、引き継ぎもなく。
あてもなく横浜へ行き、修業先探し。
「地道にこつこつ」なら、製菓学校に入学して、基本を勉強すべし。
棚ぼたで、修業を許され、修業もいいかげんに描かれ、なぜかスーシェフに。
いつのまにか、味覚が鋭い設定に変わっていました。子供の頃、そういうふりなどがあれば良かったのですが。
あとづけで、描かれた感があります。

恋愛も、なんだかなって感じ。
圭太が、これまた、イケメン以外にいいとこがなかったです。
一子のことを全然大事にしていないし、なぜか、希と結婚したいと言い出し。
恋愛エピソードも、全然ワクワクしませんでした。というより、一子がかわいそうと思ってしまいましたよ。
唯一良かったのは、大輔の存在。柳楽さんの演技力。これだけ、希のことを思っている人を希が選ばないのも、不自然でした。

結婚が遠距離なのも、おかしいと思いましたが。
圭太がピンチになると、あっさり、修業を中断。無責任にもほどがあると思いました。
女将の仕事って、掃除と包装とのりづくり?たいしたことしてないと思うばかり。お姑さんも、突然あらわれて、存在感なし。
元々、希に対して、厳しいことを言ってくれる人、いなかったですよね。
無理矢理な希の行動に、みんなが賛成してくれ、協力してくれるという構図でした。

後半で、不快に思ったのは、育児の描かれ方です。
双子に設定した意味もわかりませんでしたが。
育児の描かれ方が、酷すぎです。結局、塗師屋の人たちが協力するって、あり得ないです。
そして、時間経過して、1年生に。
育児をなめていると思いました。

やたらと対決が多かったのも辟易。
ママさんパティシエコンクールや次の北陸大会のコンクールにいたっては、作ったケーキを持参するというものでした。
いずれの大会でも、希は成功することはなかったですが。

能登の人たちも、いつもヒマそうで。希のことをいつも応援していて。
噂は、一気に広がるというものでした。せっかく良い役者さんが、そろっているのに台無しでした。
文、元治夫妻の演技は、好きでしたが。

もっとパティシエという職業を丁寧に描いて欲しかったと思います。
希が、苦労するところが、描かれなかったので、全然共感できなかったし、応援する気にもなりませんでした。
ここ数年の朝ドラでは、最悪のできという評価です。
この朝ドラ出演が、太鳳さんにとって、汚点とならないことを祈りたいです。

参考までに、ネットで発見した『まれ』に関する記事を「ブックマーク」に貼り付けます。
この記事には、共感するところが多いです。

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