金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

長年愛用のオリンパス不具合で、OM-5に買換ました。

2023年07月23日 | 写真
長年愛用してきたデジタル一眼Olympus OM-D EM-1が不具合を起こすようになったので、先日ヨドバシカメラでOM SYSTEMのOM-5に買い換えました。
OM SYSTEMはオリンパスのカメラ部門を引き継いだOMデジタルソリューションズのブランド名です。
オリンパスの名前がカメラから消えた時、別のメーカーに乗り換えようかな?と考えたこともありました。
フォーサーズというオリンパス用のレンズを何本か持っていますので、それを活かすなら同じフォーサーズメーカーのパナソニック/LUMIXという選択肢もありました。
 ヨドバシカメラの店員さんに聞いてみました。その店員さんの胸にはSonyの名前が見えましたので、OM SYSTEMのことは良く言わないのではないか?と懸念したのですが、そんなことはなく「個人的には非常に良いカメラだと思いますよ」という話。「レンズマウントは同じでもオリンパスとパナソニックでは操作方法が違うので、慣れるまで苦労するかな?」という説明もありました。
 背中を押された感じでOlympusの名前は消えたものの、その魂を引き継いでいるOM SYSTEMを買うことにしました。
 OM SYSTEMにはフラッグシップのOM-1とその次のクラスのOM-5があり、価格差は10万円です。これはためらいなくOM-5を選択しました。OM-1とOM-5の性能の違いは、野鳥など動きの速い対象を撮影する時にでます。
 私のように風景や花の撮影が中心のものには、性能の違いをそれほど感じることはないと思いました。
 購入して早速カメラを触り始めましたが、10年前に買ったEM-1に較べると新しい機能が色々ありました。たとえば「ライブND撮影」という機能。これは光の量を抑えてスローシャッターで撮影する機能で、滝などの水の流れをなめらかに撮影する時に使います。以前はNDフィルターというフィルターをレンズにつけて滝を撮影していたのですが、これがあるとフィルターなしに滝などの水の流れを柔らかく撮影できる訳です。
 ハイエンドではないが、自分の撮りたい写真が撮れる身の丈にあったカメラ。それがOM-5だろうと私は感じ始めています。



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9年ぶりの薬師沢小屋、年は取っても感動は衰えず

2023年07月21日 | うんちく・小ネタ
先日山仲間と薬師沢小屋に泊まって、北アルプスの秘境・雲ノ平を歩きました。薬師沢小屋は黒部渓谷奥廊下の入り口に建つ小振りな小屋だ。
ここに泊まる登山客は、雲ノ平に向かうか高天ヶ原に向かうか、あるいは奥廊下から赤木沢を遡行するか、あるいは薬師沢など枝沢に竿を入れて岩魚を釣るかといったややマイナーなアウトドア派が多い。
 私は9年前の秋にこの小屋に泊まり、赤木沢の遡行を満喫したことがあり、その時からいずれまたここに来て今度はのんびりと雲ノ平を散策したいと考えていた。

この9年の間に両親が他界した。コロナが蔓延し始めた頃70歳になった私はリタイアした。体力的には余り衰えは感じないものの、バランス感覚は切れ味が悪くなったと感じ始めたので、道なき道を辿る沢登りは止めて、登山道を歩くことにした。
 サミュエル・ウルマンの「青春」という詩には次のような句がある。
「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。・・・情熱を失えば心はしぼむ。苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い、精神は芥となる」
確かに目標ややりたいことを失うと老い始めると思う。一方で若い時の夢を、例えば厳しい岩登りや沢登りを追い求めていると必ず遭難事故を起こす。なぜなら体力や特にバランス力がついていかないからだ。
 だから目標ややりたいことを上手く修正していくことが大事なのだ。その時その時で自分の肉体ができることに目標を修正していく作業ができるかどうかが、賢く年を取る方法なのだろう。
 佐藤一斎は言志耋録の中で「身には老少あれども、而も心には老少なし」と言っている。体力や体の機能は老化するが、気持ちは若く持ちたいものである。

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「ロシア軍がウクライナで勢いを取り戻す可能性はほとんどない」英国秘密情報局長官

2023年07月20日 | ニュース
 マスコミの報道を見ていると、反転攻勢に出たウクライナ軍はロシア軍の抵抗に会い、当初の予定より前進が遅れている。
 そんな中滅多に意見を公表しない英国秘密情報局のリチャード・ムーア長官が「プーチン大統領を取り巻くサークルに深い亀裂が生じ、ロシア軍がウクライナで勢いを取り戻す可能性ははとんどない」と述べた。
 彼は「ウクライナはこの1カ月でロシアが過去1年間に占領した領土より多くの領土を取り戻した」「ウクライナは損失を抑えるためゆっくりしたペースで反撃を進めている」と述べた。
そしてムーア長官はロシア国民に向けて「歴史の間違った側に陥ることを避けるために、クレムリンに対しスパイをするように」呼びかけた。

M16の名前で知られる英国秘密情報局が公開スピーチを行い記者からの質問を受け容れるのは新しい展開だ。そもそも1992年まで英国政府はM16の存在を公式には認めていなかった。
だが今M16はその姿を公に新しいスタッフを採用しようと考えている。
 その背景には、人工知能の活用などを含めて、これからの戦争がますます情報主導型になることがあるだろう。
 そう考えると「ロシア軍が優勢を取り戻すことはない」というムーア長官の言葉自体西側同盟諸国に対する援護射撃であるとともに、プーチンを取り巻くサークルの切り崩しを狙った諜報活動だという面がある。
 もっともこのような予想は自己実現的でもあるので、結果としてロシア軍が勢いを取り戻すことはないという判断は妥当かもしれない。
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世界中が焼けています

2023年07月19日 | ニュース
 暑い日が続きますね。こんなに暑いのなら梅雨明け宣言してもよさそうなのに前線が停滞しているのでまだ梅雨明け宣言はないようです。
 この暑さは世界的なもので、WSJにはThe World bakes under extreme heat.という記事が出ていました。
 記事は世界中を熱波が襲っているとしてスペイン内陸部や中国新疆省の気温を紹介していますが、日本は取り上げていませんでした。
 ちなみにスペインの内陸部やバレアレス諸島では気温が43℃に達すると予想され、中国新疆省では52℃に達した国営メディアが報じているということです。
 気象学者によると6月の世界平均気温は過去最高を記録し、この状況が続くと今年は記録上最も暑い年になるということです。
今年の異常高温の原因はいくつかあります。一つはヒートドームと呼ばれる高気圧で蓋をされた熱気が各地で居座り続けていることです。
 またエルニーニョにより海水温が過去最高のレベルまで上昇し、世界的に集中豪雨を降らす原因になっています。記事は地球温暖化ガスが高熱現象に寄与しているかは述べていませんが、アメリカの気候変動特使のジョン・ケリー氏が中国を訪問し、李強首相などと地球温暖化の問題を話し合ったと報じていました。
 しかし仮に世界最大の温室ガス排出国であるアメリカと中国がガス排出を抑制する方向に動いたとしても、その効果がでるのはかなり先のことだと言われています。
 この先も暑い夏が続くと考えて対策を練った方が良いでしょうね。
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盆踊り、日本の伝統だけれど受け入れない外国人もいる

2023年07月18日 | うんちく・小ネタ
今日は在留外国人に日本語を教える団体主催の盆踊り体験会に参加しました。
私も団体のメンバーですから。
在留外国人、主に中国出身の方が多かったのですが、東京音頭や炭坑節を楽しんでいました。
しかし聞くところによると、在留外国人の中で特にイスラム教徒の人など宗教上の理由から盆踊りに参加しない人もいるようです。
盆踊りはお盆の時期に自宅に戻ってくる先祖の霊を慰めるための行事です。
お盆は日本古来の祖霊信仰と仏教が合体したものですが、人の死後の運命を輪廻転生で考える仏教とは本来相容れないものです。
もちろんキリスト教ともイスラム教とも相容れません。
ですから自分の信じる宗教に忠実な人は盆踊りのような異教徒のお祭りには参加できないと考えているようです。
でも暑い時期に踊ることで体を動かし、周りの人々と一体感を持つことは健康上良いことだと思います。夏の風物詩として日本に暮らす総ての外国人の方が盆踊りを楽しめることができると良いと思いますが、これはクリスマスも初詣も違和感なく行う典型的日本人の楽観的希望というべきでしょうね。



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