金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

値上がり率が低いのに日本株比率が高いTHEO

2021年10月28日 | 投資
 日本の話が米国の金融専門サイトで取り上げられることはほとんどない。
 たまたま今朝見たCNBCに日本の話がでていると思ったら、日銀政策会合を前にして株式先物が大幅に下落しているという話だった。今日の株価下落は前日のダウの下落を受け継ぐものだろう。
 このところ日本株のパフォーマンスは悪い。過去1年の成績をみても米国株には見劣りする。
 ところが私が少し投資しているロボット運用のTHEO+docomoのグロースコースの2割は日本株ETF(EWJ)に投資している。このETFの保有上位銘柄はトヨタ、ソニー、キーエンス、リクルートといったところなので、日本株の中では成長期待ができる銘柄が多いということなのだろうか・・・
 私はこの資産配分に不満なのだが、文句をいう術はない。企業の経営方針に反対な人は最終的には株を売っておさらばするしかないように、運用方針に反対な人はファンドの解約しか対応策はないのだろう・・・
 
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遅れるワクチン接種証明アプリ、決められない政治の象徴

2021年10月28日 | ニュース
 政府が主導するべきコロナウイルスワクチン接種証明アプリ運用が遅れている。日経新聞朝刊(10月28日)によると12月には運用開始になる見込みということだが、各地の飲食店等の制限緩和には間に合わなかった。
 社会経済活動の再開と感染拡大防止には、ワクチン接種証明がmustのツールであることは、欧米などの動きを見ても明らかである。
 欧米の接種証明はスマートフォンのアプリを活用したものが主流だ。
 ワクチン接種証明については欧米でも反対はある。
 だが多数の意見はワクチン接種証明に賛成だから、接種証明を使い始めたのだ。
 読売新聞(10月28日朝刊)によると、日本でワクチン接種証明の活用に賛成する人は62%で反対の人は36%ということだ。
 複雑化している現代社会において、満場一致ということはあり得ない。少数意見は尊重しないといけないが、多数の意見と政治家の見識を持って重要な政策を決めて実行するのが政治というものだろう。
 システム運営面から考えるとワクチン接種時にマイナンバーと接種記録を紐づけし、データベース化しておくべきであった。そうするとマイナポータルから簡単に「公的証明付きの信頼できるワクチン接種証明」を表示することができたはずだ。
 先を見越したシステム設計と運用を考えないから政府のデジタル改革は後手に回り、多額の無駄なコストを発生させる結果になる。決められない政治いや激しい議論になることを避けて決めることを忌避する政治のつけは大きい。
 

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マイクロソフト、好決算で時間外取引で株価2%上昇

2021年10月27日 | 投資
 昨日(10月26日)発表されたマイクロソフトの四半期決算はアナリスト予想を上回る好調なものだった。
 マイクロソフトのセグメントはOfficeなどを含むビジネスセグメント、アジュールなどのクラウドセグメント、ウインドウズなどのパーソナルコンピューティングセグメントの3つで構成される。
 3部門とも好調だった。
 ビジネスセグメントは前年同期比22%の増収、クラウドセグメントは31%の増収、パーソナルコンピューティングセグメントは12%の増収で全体としては22%の増収となった。
 Non GAAPベースの一株当たり利益はアナリストの予想を20セント上回る2.27ドルとなった。
 取引時間外に決算発表があった後同社株は2%上昇した。
 マイクロソフト強し、である。


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司会者はいつからMCになったのかしら?

2021年10月26日 | うんちく・小ネタ
 最近テレビなどで目にするのがMCという言葉です。Master of ceremoniesの略で日本語でいえば司会者でしょう。ただし従来の司会者が台本通りに番組を進める人なのに対して、MCは出演者の個性を尊重して、能力を引き出しながら、番組全体を指揮する人という意味だそうです。
 つまりヒューマンスキルでいうところのファシリテーターですね。
 ファシリテーターに似たものとして、モデレーターという役割もあります。日本語でいうとモデレーターも司会者、議事進行者ということになりますが、モデレーターは議事進行をしながら自分も意見を言うところに司会に徹するファシリテーターと違いがあるという説明を目にすることがあります。
 言葉の微妙な違いはさておき、「他人を尊重してその意見を聴く」ということは良いことです。社会が傾聴する慣習を持っているかどうかはその社会の成熟度の尺度でしょうからね。 
 高齢者が増えただけでは社会は成熟しません。孔子は「60歳になって耳が順(したが)うようになった」と述べています。ですから60歳のことを耳順というのです。深い解釈は別にして私は年を取って、他人の意見を素直に聞くことができるようになったと理解しています。
 でも年を取るにつれて人のいうことを聴かない人もいるでしょう。それでは耳順にはなりません。耳順の高齢者が増えてこそ成熟した社会といえるのでしょう。
 道元禅師の正法眼蔵に「仏の道を学ぶということは自己を習うということで、自己を習うということは自分を忘れることだ。自分を忘れる時に色々なことが教えられる」という一節があります。司会とは何か?という文脈で考えると自分の意見を一旦横に置き、人の意見を真剣に聴くときに教えられることが多いということになるのでしょうか?
 もっともこのような勝手な解釈は道元禅師の教えからズレているかもしれませんが。
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今週はmake-itかBreak-itかの週

2021年10月26日 | 英語・経済
 決算発表シーズンの米国では昨日(10月25日)もダウとS&P500が最高値を更新した。アナリスト予想を上回る好決算が続いているからだ。
 決算発表のピークは今週前半だ。特に今日の場外時間に発表されるアルファベットやマイクロソフトなどITのビッグネームや3M、ジェネラル・エレクトリックなどが注目される。
そんな中でCNBCにThis is a make-it or break-it type of week in earnings season.
「これは決算シーズンの中で成功するか失敗するかの週だ」という意味。It will make itというとそれだけで「成功するだろう」という意味。
 WikipediaによるとMake it or Break it (大成功か大失敗)というテレビドラマがあったそうだ。
 Orというとハロウィンが近いのでTrick or Treatと叫んでお菓子を貰って回る子供のことを思い出す。これはTreat me , or we will trick(お菓子を呉れなきゃ悪戯するよ)を短くしたものだ。
 最近インターネットで読んだところでは、不正乗車をしようと思った外国地に駅員さんが、Pay or Police と叫んだそうだ。運賃払わないと警察呼ぶぞ、ということだ。
 アメリカ人はこのような二者択一的な発想が好きなのかもしれない。おそらくファジーな対応では成功することは無論のこと生きていくこともおぼつかなかったのだろう。
 さてこの決算シーズンに賭けることが成功するか失敗するか?
 目下のところ相場は成功に軍配を上げているようだがまだわからない。
 だがサイドラインにいる限りこの相場での成功はない。
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