金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

最高の夏が終わった。資産運用に限っての話だが・・

2020年09月01日 | 投資
今日9月1日の東京は涼しい。このまま秋に向かうとは思わないが、猛暑の8月に一区切りついたような気がする。今年の8月ほどイベントが少ない夏は近年記憶がない。総てコロナによる自宅籠りの影響である。鬱屈した8月の中で一人調子が良かったのが、私の「長期運用ファンド」である。「長期運用ファンド」とは大袈裟な名前だが、目標としては10年位キャッシュアウトしない積りで運用しているファンドを私はこう名付けている。何故キャッシュアウトしない積りか?というこの資金はワイフの老後資金だからだ。私が生きている限り、厚生年金等の終身年金が給付されるので、贅沢や非常な難病にかからない限り、路頭に迷う可能性は少ない。しかし私が先に死にワイフが長生きすると生活資金が乏しくなる可能性がある。そのリスクをカバーするために運用している資金を私は「長期運用ファンド」と呼んでいる。キャッシュアウトする必要がないので、配当利回りは重視しない。むしろ配当がない方が余計な税金を払わなくても済むので歓迎することも多い。このファンドの今年の成績をグラフしたのが下記のグラフだ。3月に底をつけたファンドの純資産額は堅調に回復し、8月の資産の伸び(対前月末増減比)は8.37%とそれまでの最高だった4月を上回った。長期ファンドのパフォーマンスが良いのはコアにFANG銘柄が入っているからだ。「出来過ぎ」の感はあるが、米連銀は少々のインフレは気にせずに、雇用や景気が正常化するまで金融緩和を持続する姿勢を示しているので、今しばらく米国の株高基調は持続すると私は考えている。
 もっとも相場の上昇ピッチは鈍化し、月によってはマイナスになることもしばしば起きるだろう。それが正常というものなのだ。4月から8月の相場は異常だった、というしかない。だがその異常な相場が長期運用ファンドの資産残高を押し上げ、人生のRisk Toleranceを広げたことは間違いない。人生は面白いものだと思う。
 もっともそれは一時的なものに過ぎないかもしれないが・・・




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