インターネットが色々なことを便利にしていることは間違いない。今日こんなことがあった。
某トレッキング同好会の幹事(先輩)から「年末高尾山で恒例の打ち上げ登山をするけれど、高尾駅付近でかなりの人数が入ることができる飲み屋ありますか?」という質問がフェイスブックのメッセージで送られてきた。
確か日帰り温泉に入ってそこで飲んだことがあったな?と思い出したが店の名前がすぐに思い出せない。そこで自分のブログを検索して探してみると店の名前が分かった。名前は(どうでもいいけれど)「ふろっぴい」。店のURLをコピーしてフェイスブックのメッセージに貼り付けるとちゃんと画像がでてくる。
誠に便利だ。あと一ヶ月もすると忘年会のシーズン。フェイスブックのメッセージが飛び交うだろう。
便利だけれど若干拘束感がないわけではない。パソコンメールだと直ぐに返事しなくても先方がまだ見ていないのか?とのんびり構えてくれる可能性大だが、スマートフォンに飛んでくるフェイスブックのメッセージでは即答が求められるので時には軽い負担を感じることはある。
そう、現在はquick responseの時代である。Quick responseをしていないと段々相手にされなくなるというリスクを感じる人も多いのではないだろうか?
今私と同世代の人(55歳から67,8歳当たりの人)を見ると、フェイスブック(あるいは携帯メール)でのquick response派とそうでない人の二派に割と分かれてきた感じがする。「あの人は返事の遅い人ね」と仲間から認められれば案外気楽なのかもしれないが、quick responseを維持しようと思うとやらねばならないことがある。
Quick responseを維持するには、最低でも次の3つのことが大事だ。
1.身近にスマホやタブレット端末のようなディバイスを常に持っている。
2.質問や要求に対応できる情報を電子的に保持していて直ぐに取り出せる。
3.自分のスケジュール管理ができていて、迅速な調整が可能である。
この3つ、多少stressfulではある。
ところで明日の夜からしばらくネパールの山地に入る。昨年の経験ではトレッキング道の入り口の村までwifiネットワークが伸びていたが、それを超えるとインターネットから隔絶した世界だった。Quick responseに多少疲れた身としては、しばらくボーとしていたいので、良いチャンスだ。
だがひょっとするとWifiネットワークはもう少し奥地まで伸びている可能性はないだろうか?と思わないでもない。もしそうなれば桃源郷が狭くなった、と嘆くのは旅人のワガママに過ぎないのだろうが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます