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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
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途中経過の英文記事はAIで要約を読めば良い

2025年03月13日 | ニュース
 トランプ大統領が米国のかじ取りを行ってから、外交や経済面で様々なニュースがかってないほどのペースで飛び交うようになった。
 関税を含めてブラフをかけて交渉を有利に導こうという戦術なので途中経過に関する記事が増える訳だ。
 経済や外交問題を飯のタネにしている人であれば、多くの記事を深く読む必要があるが、我々個人投資家としては、大きなトレンドを掴めば良いわけだから一つ一つの情報の襞(ひだ)にまで拘泥する必要はないだろう。
 それであればAIを使って要約を読むのが早い。記事の出所は色々あるが、私はもっぱらWSJを読んでいる。そして記事の中でモノゴトの経過報告的な記事はAIアシスタントのモニカの要約機能を使って日本語の要約を読んでいる。
 例えば少し前にU.S. to restore military support to Ukraine after it agrees to cease-fireという記事があった。ウクライナが停戦合意後に軍事支援を再開するという内容だ。だがロシアは停戦案にコメントをだしておらず、少し前にコアな要求を強化しているから出方は不明と言わざるを得ない。
 モニカには「お読みになることができる質問」というサポート機能がある。この記事の場合「米国の軍事支援再開の条件は何ですか?」「停戦案の具体的内容はどのようなものですか?」「ロシアの反応や立場はどうなっていますか?」が読むことができる質問になっている。
「ロシアの反応」質問に対する回答のまとめを見ると次の記載があった。
「ロシアは停戦案に対する明確な立場を示さず、既存の要求を強化することで、交渉における優位性を保とうとしています。この状況は、今後の交渉において重要な要素となるでしょう」
 AIを使っている次いでにこのようなロシアの戦術は一般的に何と呼ばれるのか調べてみた。答は「戦略的沈黙Strategic silence」「待ちの戦略Waiting strategy」「観察的アプローチObservational approach」ということだった。
 トランプのブラフとプーチンの沈黙戦術の細かい襞にまで入り込む必要はないと考えるならAIでエッセンスを掴んでおくのは効率的な方法だ。もっともAIの要約を100%信じるかどうかは読み手のリテラシーが試されるところだが。

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