今日(2月15日)中国は1月のインフレ率を前年同月比4.9%と発表した。この物価上率は市場予想を下回るものだったが、エコノミスト達はその理由を物価指数の構成要素の中の食品ウエイトを下げたことによるものだと解釈している。
新華社通信によると、中国の正月準備で食品コストは10.3%上昇した。
ニューヨーク・タイムズは多くのエコノミスト達は中国の物価上昇は向こう2,3ヶ月ではピークに達さないので、政府は一層の景気引締策を取るだろうと予想している。
中国政府が物価指数の中の食品ウェイトを落したこと自体、食品価格の高騰ぶりを告げている。気になるのは河南省などの旱魃問題。目下のところ降水は少なく、小麦価格は2008年8月以降の高値をつけている。
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