金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

今年2冊目のKindle本を書くことにしました(1)~本を書く目的

2021年08月30日 | 本と雑誌
 コロナウイルス感染拡大で外出を伴う活動が大幅に制限されていますね。退職したら、「あんなこともしたい」「こんなこともしたい」と考えていた人も無聊をかこっているかもしれませんね。昔、国際的な金融機関が「退職したらやるたいこと」というアンケート調査をに行っ世界的たところ、上位に来たのは「国内旅行」「海外旅行」「スポーツ」「家族(特に孫)と過ごす時間を増やす」「ボランティア活動に参加する」「読書する時間を増やす」「外国語を学ぶ」というのが主なもので、かなり下がって「本を出版する」という項目が上がっていました。これは先進国の間では洋の東西を問わず共通していたと思います。
 やりたいことの上位はコロナのため相当制限されていますから、現在もし同じ調査をすると「本を出版する」がもっと上位に来る可能性があると私は考えています。
 「本を出版したい」と思う人は昔から多かったと思いますが、書店で売れる本を書くということは非常に難しいことです。ですから本を出版したい人は自費出版を行っていたのですが、これは安くても数十万円のお金がかかります。
 ところがアマゾンのKindleのような電子本が発展してきたことで、個人でも簡単に電子本を出版することが可能になりました。
 実際私もこれまで数冊のKindle本を出版しています。Kindle本の出版コストは自分の人件費だけです。従って時間的に余裕がある人にとってコストはゼロと言ってよいでしょう。
 さて今回今年2冊目となるKindle本を書こうと考えた理由は2つあります。一つは「時間的余裕をアウトプット活動に活かそう」と考えたことです。「読書をする」というのは典型的なインプット活動ですが、私はインプット活動の効率を高めるためにはアウトプットするという目標を持った方が良いと考えています。
 我々は昔からアウトプットを前提にインプットを行ってきました。試験で良い成績を上げるため勉強するとか、新商品や新しいビジネスモデルを作るために色々な資料を跋渉するなどという具合に。
 趣味の世界でも「良い俳句を作るために先人の句集を読む」といったことがあると思います。これもアウトプットを前提にしたインプットです。
二つ目は今年3月に出版した「マインドマップとエクセルでライフプランノートを作る~健康で充実した人生を送るために」の続編を書きたくなったということです。
「『マインドマップとエクセル・・』はシニアライフの基本設計の手引書です」と私は位置付けました。つまりマインドマップを使って網羅的に自分の考えをまとめながら、口座情報など重要な情報をエクセルで管理していくという方法について述べてみたのです。
 では続編では何を述べるのでしょうか?
 それは「スマートに生きるためにDXとサブスクを活用する」ということです。このことを私が痛感したのは、春先の高齢者のコロナワクチン接種の予約問題でした。シニア層の中には、パソコンやスマートフォンを駆使してオンラインで簡単に予約を取ることができる人が結構多かったと思いますが、一方オンライン予約が使えずに苦労された方もいると感じました。
 私は前著の中で充実した人生とは納得できる人生で自立していることが重要である、と述べました。
 パソコンやスマートフォンはツールに過ぎませんが、国をあげてのDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代になるとオンラインを利用できるかどうかが自立度に与える影響が極めて大きくなってきます。
 またこれから日本では労働人口の減少が進みますから、色々な分野で無人化と人工知能の活用が進むことは間違いありません。それに対応していくにはユーザ側がDXを積極的に取り込む必要があります。
 もう一つの問題は地球温暖化を抑えるための活動です。今年の猛暑や記録的な豪雨の原因が地球温暖化にあることはほぼ間違いなく、地球温暖化ガスの削減はこの星に住むすべての人間の喫緊の課題です。我々シニア世代もできるところから温暖化対策に沿う活動を行っていくべきだ、と私は考えています。
 その一つの答がサブスクリプションの活用です。
 正確にいうと「所有から利用」に切り替えた消費行動で、サブスクリプション(定期購読)やレンタルの活用が該当します。
 私が考えているスマートなシニアとは「デジタルトランスフォーメーションやサブスクリプションを活用して環境に優しい生き方をし、かつ労働人口減少社会の中でも自立性を維持している」ことが必要条件です。
 新しい本ではスマートなシニアライフの実施設計について述べていきたいと考えています。
 これで本を書く目的と主題はこれで定まりました。
 これから「Kindle本を書くために基本設計」に入っていきますので、その工程を次回以降のブログで説明する予定です。
 もしこれから「Kindle本を書こう」と考えている方がいらっしゃれば参考になると思います。

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