米国のバイデン大統領がG7会合でブラッセルに向かっている中、NATOはロシア軍がウクライナ侵攻で大損害を被っているという推計を発表した。
WSJはNATOの推計について次のように報じている。
死者の数は7千人~15千人
4万人の兵士が、死傷または捕虜または行方不明
装備の10%を失い、作戦遂行能力が損なわれている
なお米軍の専門家は具体的な数字を示さなかったが、ロシア軍の損耗はNATO推計ほど高くはないという見解を示した。
ロシア軍の損耗度について正確な数字は分からないが、戦線が泥沼化していることは間違いない。
相手方の損耗度の推計は和平交渉でのレバレッジになるから重要な作業だ。
もちろん自軍の戦略を立てる上でも非常に重要だ。
ウクライナの善戦はNATO諸国の一層の支援を引き出すことにつながっている。
ところでウクライナ情勢については、ReutersやWSJなど海外メディアから得るところが多い。英語のニュースを読むたびに、戦争に関する語彙がイディオムが多いことに感心する。
戦争に関する語彙が多いということは、世界には多くの戦闘があることを意味している。
若い人には軍事や地政学に関する語彙を増やす良い機会だろう。