金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

インターネットバンク利用者6割、次はモバイルバンク

2013年08月08日 | 金融

私が事務管理を行なっている学会は規模が小さいので、口座は郵便局(ゆうちょ銀行)の「振替口座」しか開設していない。年会費などは「払込取扱票」に口座記号や口座番号を記入して(実際には学会で印刷した用紙を会員に配っている)、ゆうちょ銀行の窓口やATMで送金して貰っている。

ところがある会員の方から「郵便局に行く時間がない。インターネットバンキングで送金したい。支店名などを教えてほしい」という依頼があった。「支店名はどこかな?振替口座を開いた郵便局かな?」と思ったが、いい加減なことは出来ないのでゆうちょ銀行のホームページで調べるとちゃんと送金方法が書いてあった。https://wwws.jp-bank.japanpost.jp/cgi-bin/kouza.cgi

このことは本題から外れるので、もしご関心のある方は上記HPで調べてください。

本題はインターネットバンキングの利用者がどれくらいいるのか?ということだ。全銀協の調査では、インターネットバンキングの利用率は65%で、コンビニやスーパーのATMの利用率69%と並んで高い。

65%というインターネットバンキング利用率は米国の利用率51%を上回っている。もっとも米国の場合はモバイルバンキングの利用率が35%と高いが、日本の場合のモバイルバンキングの利用率は1割弱である。

ピュー・リサーチ・センターの調査を見ると、米国のインターネットバンキングの利用率は年齢層による違いが比較的少ない(18-29歳が67%、65歳以上が47%)が、モバイルバンキングは年齢層による利用率の違いが大きい(18-29歳が54%、65歳以上は14%)。

日本でもスマートフォンの普及に伴い、若者を中心にモバイルバンキングの利用率が高まると考えて良いだろう。そろそろ学会もモバイルバンキング対応を考えるべきかな?

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護衛艦?準空母?ヘリ駆逐艦?

2013年08月08日 | ニュース

二日前に横浜で進水式が行われた戦後最大の護衛艦いずも。基準排水量19,500トン、14機のヘリコプターを搭載し、乗員数は約470名、最高速度は30ノット(約56km)。2015年3月に就役予定だ。

日本側は護衛艦と呼ぶが、中国側は準空母と呼んで、警戒心を高めている。WSJはHelicopter destroyer(ヘリ駆逐艦)と呼んでいた。また朝日新聞は「ヘリ空母」と記事の中で書いている。

「空母=航空母艦の一般的な定義は、海上で単独で航空戦を継続する能力を保有する軍艦」ということなので、いずもも空母と呼ぶことは、攻撃性を強調し過ぎることになる。海上自衛隊は「戦闘機や垂直離陸機を搭載する予定はない」といっているので、現段階で空母呼ばわりすることもなかろう、と私は思っている。

もっとも護衛艦という表現も日本国内だけで通用する言葉で英語でいえばwarship(軍艦)である。いずもについていうとヘリ駆逐艦と呼ぶのが世界的には一番実態に近いのだろう。

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