昨日(12日)ダイニングバー響・風庭・赤坂http://www.dynac-japan.com/hibiki/futei/concept.htmlでマイケルと飲んだ。マイケル氏というのはニューヨークにいた時の知り合い。ただし彼はその頃からずっとシアトルにいる。シアトルでディベロッパーやディベロッパーへの融資業務をやりながら今も片手間にソニーのお手伝いをしている。それで時々に日本にやってきて時間があると私と飲むのである。
程よい予算で日本食の好きな外人と飲むとなると、私はダイニングバーが手頃だと思っている、という話題は以前にもこのブログで書いたことがあった。その時も相棒はマイケルで行った店は響の銀座四丁目店だった。
ダイニングバーは沢山出来ているのだろうが、私は次の点から「響」に決めている。まず経営母体がサントリー系のダイナックではっきりしていてサービスや食べ物のレベルが安心できる。次に手頃な場所にあり、そこそこのゴージャス感がある。英語のメニューがある。この英語のメニューがあるということは大切だ。酒を飲みながら日本食の説明をするのは面倒だからだ。実際湯葉のてんぷらなんていうとそもそも湯葉とは何ぞや?から考えなくてはいけない・・・・確か大豆の煮汁で作ったけ?Yuba is made from Soybean milk・・・なんて汗をぬぐいながらやるのはごめんである。
ということで私は響を選んでいるが、毎回同じ店では能がないから今回は赤坂に行った。ここは銀座線溜池山王駅から徒歩1,2分だ。
お勧めのメニューは馬刺しである。「マイケル、馬の刺身があるけれど食うか?アメリカ人は馬は食わないと思うけれど、どうだ?」「アメリカでは余り食べないけれど、フランスに行った時食べたよ。」
馬刺しは脂肪が少なくかつ柔らかい。マイケルは「Tenderで旨い」と言ってくれた。Tenderは「柔らかい」ということ。Tenderloinとは牛や豚の腰の上の柔らかい肉のことだ。そう言えばLove me tenderという歌の文句もあった。
その他豆腐、湯葉のてんぷらなども美味だった。また池のある広い庭が目の前に広がっているのも良い。池を都心の風が渡っていく。ここから風庭の名前を付けたのだろう。
2時間半程の歓談の後マイケルが「前回はお前が払ったから今回は俺が払う」というのであっさりご馳走になることにした。お代は二人で1.5万円。彼が現金をポケットから出して払うので「クレジットカードでないの?」と聞くと「自分はクレジットカードは嫌いでシアトルを出る時沢山円に両替してきた」という。
マイケルはハーバード出身の元法律家で合理的な男なのだがクレジットカードは嫌いというから面白い。アメリカ人が皆クレジットカード好きと決めるのもステレオタイプ的発想なのだろう。
それともマイケルは30回も日本に来て納豆まで食べる程(今回は食べなかったが)日本食に入れ込んでいるので、お金との付き合い方まですっかりJapanizeしてしまったのだろうか?