竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

北海道上陸とお願い

2008年09月20日 | 北海道
9月19日
北海道苫小牧に到着。
約2年ぶりに北海道に上陸しました。

東へ東へ走り釧路までやってきました。
釧路湿原には雄大な大地が広がってます。

今後の予定は今週末は知床羅臼に行き、22、23日と以前お世話になった知床倶楽部さんでうどん販売、24日紋別を経由し北上。25日に礼文島入り。10月1日に島を出て札幌方面へ、そして10月中旬に小樽からフェリーで京都府舞鶴に渡り綾部に帰ります。

札幌、道南方面でお待ちいただいている方々へは申し訳ありませんがもうしばらくのお待ちをお願い致します。
お会い出来る日を楽しみにしてます。

今日20日は2年前に旅に出た日。1年前は関西でした。スピードアップ出来てよかった~。おかげさまで今月中に礼文に辿り着けそうです。
残りの日々を楽しみつつ無事に帰れるように気をつけます。

ハッシャゲニア

2008年09月20日 | 青森・岩手・宮城
9月17日
南部町福田にあるギャラリー「ハッシャゲニア」さんにて田中さんお世話になりうどん作りさせていただきました。

田中さん宅は国の有形文化財に指定されている明治時代の建物。文化財を使わせてもらってのうどんは初めてだ。とても立派な建物で中も広くてびっくりでした。庭園を眺めて食べている贅沢なうどんでした。

名前の「ハッシャゲニア」というのはアラスカの先住民族の言葉で「永遠なるもの」という意味。
先日までここで作品展をされていた福岡県うきはの木工作家山口和宏さんと今回田中さんを紹介していただいた岩手の佐惣さんの所でたまたまお会いして作品を見せてもらった時にシンプルで品があり飽きのこない使い勝手のいいものでした。山口さんが「どんどん使って下さい」と言われていているのを聞き、佐惣さんのお店で何年も使われていた山口の作品を見た時に味わいが増してかっこよくなっていた。

永遠ではないかもしれないけれど、たくさん使われ年を重ねる事に味がでてさらに良くなっていく作品ってすごいなと思いました。


翌日は田中さんに弘前にドライブに連れていっていただきギャラリーや陶芸家さんを紹介していただきました。

まじかで見た八甲田山と津軽富士と呼ばれる岩木山は迫力満天でした。

夜八戸からフェリーに乗り苫小牧に渡った。

食べ物のちから

2008年09月20日 | ○○とさぬきの出会い 
9月16日大西ハーブ農園滞在二日目。

今日も昼食にうどんをさせていただいた。
しかしただのうどん作りではなく、ここは探究心強い大西ハーブ農園ゆえ、うどんの新たな可能性を探るべくハーブとのコラボレーションとなった。

前回はハーブを生地に練り込むうどんに挑戦したのですが今回はうどんはそのままで食べ方の研究。
大西さんのパートナーゆりさんに協力していただき挑戦した。

一杯を少量にしてたくさんのバリエーションに挑戦した。

一品目
ホタテだしのスープをレモンバーベナで香りつけしたうどんスープ。

爽やかな香りでしたがうどんには合わない感じだった。

二品目
細かく刻んだねぎとコリアンダーを醤油と胡麻油で味付けし冷たいうどんにのせて混ぜて食べるしょうゆうどんに一工夫したようなうどん。

ねぎと胡麻油の香りが日本人が苦手なコリアンダーの強い独特の香りをマイルドにしてくれて食べ易い。
胡麻油のおかげで麺もさらにツルッと食べれて皆さんに好評だった。

三品目
豚肉スープをフェンネルで香りづけしたうどんスープ。

フェンネルの甘味を感じあっさりしたスープでしたがうどんには少し味が薄いかな思う。

四品目
うどんジェノベーゼ

釜揚げのうどんをジェノベーゼ(バジルペーストの事をいうのかな)で絡めて食べる。釜揚げだったせいかうどんがベトベトし過ぎて食べにくかった。つるりと食べれたら美味しいはず。

五品目
コリアンダーうどん

大西さんがシルクロードを旅した時に中国のトンコウの薄暗い屋台で食べたかけうどんのようなものにコリアンダー山盛りでてきた思い出の味をうどんで再現してみようという事でかけうどんにコリアンダーをトッピング。コリアンダー好きにはたまらない一杯。

当日大西さんはまだコリアンダーの事は知らず「なんだこの臭くて美味しくない葉?」と思ったそうです。そして日本に戻りハーブの事を勉強した時にコリアンダーの事を知り「あの時の屋台で麺にのっていたのはこれだったのか~!」と理解できたそうです。

今夜のコリアンダーうどんを食べて当日の旅の事がたくさん蘇ってきたようで「食べ物には記憶を思い出させるような力があるんだね。今日それに気が付きました。」と言われました。
確かにそうかもしれない。京都に落ち着いていつかどこかの郷土料理を作って食べたら料理の事だけでなく出会いや風景が頭に浮かび涙ながらに食べるのかも…

食べた人の思い出に残る忘れられないうどんになれるようやっていきたい。


夜の第二部はゆりさんたちとうどんのワークショップ。青森で栽培されている「ねばりごし」という小麦粉も使って挑戦。
ねばりごしは名前の如く粘りがあり、食感もいいうどんになりました。