精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

ジェネレーションギャップ

2010年03月02日 10時42分20秒 | 佐々木の想い
 最近特に感じることがある。以前からも、私より上の年代とは感じていたが、若い層とのギャップである。当然と言えば当然だが、経験や知識が共有されていないので、「意外」と感じることが増えてきた。
 一例でいえば、今放送されている「宿命」というテレビドラマだ。70年安保闘争が背景にある。当時小学校6年生だったので、テレビもあったので記憶にはある。同じ年に開催された大阪万博とともに鮮明に覚えている。ところが、「これは何?」という人たちが増えているのだ。
 私が関わってきたいろんな活動も、歴史を重ねて今年30数回目とか40周年とかいうところもある。ある団体は、今年の刊行物に、「なぜ始まったのか」「どういう歴史なのか」などを改めて掲載している。私たちにとっては「分かっている」「当たり前」なのだが、この間の新たな構成員・会員にとっては新鮮な内容である。
 今、学校でも平和教育がしんどくなっているのではないかと感じる。30歳代くらいなら家族・親族の中に1人や2人は「戦争体験者」がいる・いたであろう。祖父母などから直接経験談を聞くことができ、大家族なら日常会話の中でも話題になったかもしれない。しかし、今の10代になると、よっぽどの晩婚を繰り返し祖父母が長寿でもない限り、直接の経験者は家族・親族にいないのである。写真や映像は資料として残っているが、肉親の生の体験談となると心への響き方が違う。
 時間がたつにつれ、この傾向はますます進行する。いまでは「当たり前」のことも、昔はそうではなかったことも多々ある。便利になることは悪いことではないが、先人たちの努力の結果、今の社会があることを忘れないで、前に向かっていく必要がある。
 時々、そのようなこととは無関係な感情論で、ものごとを批評する方がいるのは非常に残念である。いわゆる、本質論でなく現象面のみをとらえた発想なのである。

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