精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

民主主義がこんなに危ないとは 金工作員のこと

2010年07月24日 15時25分56秒 | 佐々木の想い
 私たちは、日本・アメリカ・ヨーロッパ諸国のような自由主義国はすべて民主主義国のような錯覚をさせられてきたことがこの間明らかになっている。
 先日、北朝鮮の金工作員が来日した。韓国などは「テロリストに国賓待遇」と批判していた。日本の新聞にはそのような批判的な記事は掲載されていない。金さんが帰国する頃になって、実は日本政府からマスコミに対して「批判的な報道をしないように」という趣旨のことが伝えられていたことが判明したのだ。
 もちろん、誘拐事件など人命にかかわるような場合、一定期間報道しないこともあるだろう。しかし、今回のことはそんなことではない。にもかかわらず、権力側から民主主義の根幹であるマスメディアにこのような働きかけをしていたのは見過ごすことができない。
 自民党政権時代にも、「官房機密費」を活用して、マスコミや評論家をコントロールしていたとの証言がされている。日米安保など、いわくつきの事柄に関わってきた自民党政権下ではそのようなことがあるとは思っていたが、「やはり」であった。
 それを、政権交代してまだ日が浅い民主党政権が、権力による言論制御し「自民党化」してしまっている。自民党政権最後の官房長官が1カ月ほどの短い期間に2、3億円もの官房機密費を使ったことが分かっている。民主党政権第一期の官房長官も、短期間にかなりの額の官房機密費を使ったことが報道されている。政治の失策に関しては「まだ10カ月」と言い訳しているが、政治のグレー部分だけは習熟しているようにみえる。
 
 実は、私自身も過去に、政権政党の政治家から圧力がかかったことがある。このブログの「記事の情報源を明らかにせよ」というものだ。もちろん、拒否したし「機密費」の類も受け取っていない。権力を握るとこういうことを平気でできるのが恐ろしい。
 少なくとも、「民主主義の社会を作りたい」と思っている方は、権力側から発信される情報を「鵜呑み」にしてはならない。その背景や、情報源をち密に「読む」ことに慣れる必要がある。過去の歴史から学ばないでは、賢い国民になれない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自民・民主も地方議会では共闘? | トップ | 議員力検定 合格! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

佐々木の想い」カテゴリの最新記事