昨日は土曜日だったが、学校説明会のため一日勤務。
そして、来週の土曜日も、某大会会場校のため一日勤務。
しかし、観たい映画は待っていてくれないので、久しぶりのOFFの今日、池袋まで行ってきた。
これこれ、これですよ。
洋服やドレスの大好きな私が見逃したくない作品のひとつである。食事の支度も部屋の掃除も夫に任せ、財布を持って家を出た。
ストーリーを簡単に紹介しよう。
エイダ・ハリスは若くないが、老け込んでもいなくて、メチャクチャ気立てのよい女性である。
だが、夫・エディが戦死したとの知らせを受け、悲しみに暮れていた。そりゃあ、人生の伴侶を失えば、明るい気持ちになれるはずがない。
そんなときに出会ったのが、クリスチャン・ディオールのドレスである。家政婦をしているお屋敷のマダムのもので、うっとり見とれていたら、「500ポンドもしたから夫には内緒よ」とほざかれる。
500ポンドって安くない? などと侮ってはいけない。パンフレットで確認したら、1950年代当時では、日本円にして現在の250万~400万円くらいというからビックリする。
でも、このドレスがエイダの希望になるのだ。エディが亡くなった喪失感を穴埋めするように、「私もディオールのドレスを買いたい」を目標にして生き生きと働く。その気持ちはすごくよくわかる。私も身の丈を越えたイッセイミヤケの服を着たいと思うし、衣装体験のできる施設で記念写真も撮った。憧れの衣服を身にまとう喜びが、勤労意欲につながることもある。
しかし「そのドレスをどこに着ていくの?」と聞かれたら、自信を持って答えられない。だからドレスを買おうとは思わないが、エイダは違うのだ。有り金全部はたいても、ディオールのドレスを追いかけていく。あっぱれである。
素敵な紳士も登場する一方で、この方にはまいった。
「ルシウス・マルフォイだ!」
もとい、ジェイソン・アイザックスでしたね……。メル・ギブソン主演の『パトリオット』でも敵役だったから、エイダが騙されるのではないかと心配になったけれど、今回は最後まで善人でいてくれた。なんて言ったら怒られちゃう?
ディオールのドレスはオートクチュールだから、細身のエイダの体型に合わせて仕立てられるはずなのに、明らかにぽっちゃり体型の女性に貸してあげるくだりがある。ここは何とも解せなかった。
「いや、入らないでしょ。無理無理」
次の瞬間、ぽっちゃりさんがエイダのドレスを着こなしていた。嘘でしょ!
納得いかないまま見ていたら、心がコタツに入ったような、あたたか~いラストが待っていた。
ええ話や~。
12月は最後まで忙しい気がするけれど、家事をさぼって、心の栄養になるような映画が見れたから、充電できた実感がある。
たまにはリフレッシュしなくちゃね。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
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これこれ、これですよ。
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ストーリーを簡単に紹介しよう。
エイダ・ハリスは若くないが、老け込んでもいなくて、メチャクチャ気立てのよい女性である。
だが、夫・エディが戦死したとの知らせを受け、悲しみに暮れていた。そりゃあ、人生の伴侶を失えば、明るい気持ちになれるはずがない。
そんなときに出会ったのが、クリスチャン・ディオールのドレスである。家政婦をしているお屋敷のマダムのもので、うっとり見とれていたら、「500ポンドもしたから夫には内緒よ」とほざかれる。
500ポンドって安くない? などと侮ってはいけない。パンフレットで確認したら、1950年代当時では、日本円にして現在の250万~400万円くらいというからビックリする。
でも、このドレスがエイダの希望になるのだ。エディが亡くなった喪失感を穴埋めするように、「私もディオールのドレスを買いたい」を目標にして生き生きと働く。その気持ちはすごくよくわかる。私も身の丈を越えたイッセイミヤケの服を着たいと思うし、衣装体験のできる施設で記念写真も撮った。憧れの衣服を身にまとう喜びが、勤労意欲につながることもある。
しかし「そのドレスをどこに着ていくの?」と聞かれたら、自信を持って答えられない。だからドレスを買おうとは思わないが、エイダは違うのだ。有り金全部はたいても、ディオールのドレスを追いかけていく。あっぱれである。
素敵な紳士も登場する一方で、この方にはまいった。
「ルシウス・マルフォイだ!」
もとい、ジェイソン・アイザックスでしたね……。メル・ギブソン主演の『パトリオット』でも敵役だったから、エイダが騙されるのではないかと心配になったけれど、今回は最後まで善人でいてくれた。なんて言ったら怒られちゃう?
ディオールのドレスはオートクチュールだから、細身のエイダの体型に合わせて仕立てられるはずなのに、明らかにぽっちゃり体型の女性に貸してあげるくだりがある。ここは何とも解せなかった。
「いや、入らないでしょ。無理無理」
次の瞬間、ぽっちゃりさんがエイダのドレスを着こなしていた。嘘でしょ!
納得いかないまま見ていたら、心がコタツに入ったような、あたたか~いラストが待っていた。
ええ話や~。
12月は最後まで忙しい気がするけれど、家事をさぼって、心の栄養になるような映画が見れたから、充電できた実感がある。
たまにはリフレッシュしなくちゃね。
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当時の500ポンドは相当高いはず。勇気あるわ~。
色といいデザインといい、華やかで素敵です。
でも500ポンドは出せないですよ。
夢とはいえ、思い切った決断をしたものです。
因みにボール・ギャリコは「ポセイドンアドベンチャー」の作者でもあります。
そんなに種類があるんですか。
ニューヨークへ行くっていうのも面白そう。
ポール・ギャリコという作家は夢のある本を書くのですね。
読んでみようかな。
情報提供ありがとうございます♪
そうそう、細身のドレスをふくよかな人が、
無理でしょ!?
ご多忙な時期、心の栄養は大事ですね。
ドレスの美しさに惚れ惚れしました。
目の保養は大事ですね。
ミセス・ハリスと同じ体型の女優がいなかったのかしら。
細かいことですが、ちょっと無理があると思いました(笑)