これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ワインを飲んだときの経済損失

2022年09月04日 21時04分41秒 | エッセイ
 私はワインを愛している。
 好きなのは、スパークリング、白、赤の順。ロゼはあまり好みでない。炭酸の強いシャンパーニュだと、「早く飲みたいっ」と朝からテンションが上がる。
 しかし、残念なことに、アルコールに強い体質ではない。グラス1杯で酔いが回り、やたらと明るい気分になって騒いだ挙句、家族から厄介者扱いを受ける。娘からは「もう飲まないでよ」と叱られることもままある。酒を飲んだはずが、飲まれているパターンだ。
 金曜の夜なら、酔っぱらったあとは寝ればよいが、土曜や日曜の昼はよくない。ランチを作りながら飲み、食べる頃にはすっかりでき上がっている。せっかく作った料理の味をおぼえていない上、食後は気持ちよく昼寝をするものだから、起きたときは夕方だ。
「あれっ、もうこんな時間。夕飯を作りはじめないと」
 という具合で、一日が非常に短くなってしまう。
 特に、今はペーパークラフトや、木目込み細工などの趣味に時間を費やしたいので、酔っぱらってガーガー寝ている場合ではない。
「うーん、この無駄な時間をお金に換算すると、年間でいくらの損失になるんだろう……」
 そんなこんなで計算をしてみた。
 平日と日曜の夜は飲まない。私はむくみやすい体質なので、アルコールと水で膨れた顔のまま出勤する破目にならぬよう、金曜の夜、土曜の昼、土曜の夜、日曜の昼に限って、飲酒をしている。
「料理の記憶がないってことは、ランチ代半額程度の無駄ってことだから、まず1000円」
「昼寝と寝起きでボーッとしている時間合わせて2時間だから、5000円」
 趣味にかける時間は貴重だ。このぐらいの価値はあるだろう。
「筋トレができなくなると、健康に影響が出るから2000円」
 それらしい根拠で、土曜の昼・夜に飲酒をすると8000円の損失、日曜の昼だと2000円の損失と割り出してみた。ボトルを開けると、ボトル代1000円プラス10000円の損失と計算すればよい。ひと月だと44000円、年間にして52万8000円の損失となる。
「なんか、飲むのがバカらしくなってきた」
 そう感じたらしめたもの。
 実は、この作戦を7月から始めてみて、ほとんど飲まずに休みの多い8月を終えることができた。9月もこの調子で、損失回避を動機づけに、なるべくノンアルコールで充実した休日を過ごしたいと計画している。
 金曜の夜だけは例外だ。ボトルを開けると飲み過ぎにつながるため、缶のスパークリングワインを飲んでもよいことにしている。



 一本250㎖。夕食時に開けて、飲み切ってしまえば、土日は健康的な時間が待っている。
「ああ、飲み終わっちゃった。もう一本欲しいなぁ~」
 そこは我慢我慢。
 ああ、次の金曜日が待ち遠しい。


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コメント (8)
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