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家庭で養鶏のすすめ

2025年06月12日 10時16分00秒 | 

1卵からひよこの孵化:小さな命が生まれる奇跡

(1). 孵化の準備:まずは有精卵を手に入れよう

ひよこを孵すには、まず有精卵が必要です。スーパーで売られている卵はほとんどが無精卵なので、孵化には向きません。養鶏場や専門のブリーダーから、確実に有精卵を手に入れましょう。





有精卵が手に入ったら、孵化器の準備です。簡易的なものから高性能なものまで様々ありますが、大切なのは以下の3つの条件を保つこと。

  • 温度:約37.5℃~37.8℃
  • 湿度:最初の18日間は50~60%、最後の3日間は65~75%
  • 転卵:1日に3~5回、自動転卵機能がない場合は手動で優しく転がします。

これらの条件を正確に管理することが、孵化成功の鍵を握ります。

(2). 卵の中の成長:毎日を大切に

卵は孵化器に入れてから約21日で孵ります。この21日間、卵の中では驚くべき成長が繰り広げられています。

  • 1~3日目: 血管や心臓が形成され始めます。
  • 4~7日目: 目や翼、足の原形が現れます。この頃になると、卵を光にかざす「検卵(けんらん)」で、小さな血管が見えるようになることも。
  • 8~14日目: 羽毛が生え始め、骨格がしっかりしてきます。ひよこが卵の中で動く様子が確認できることもあります。
  • 15~18日目: 体がほぼ完成し、ひよこは卵の中の「気室」と呼ばれる部分に頭を向け、呼吸の準備を始めます。この時期から転卵を止め、ひよこが孵化に適した体勢を取れるようにします。

(3)「. 孵化の瞬間:感動の始まり

いよいよクライマックス!孵化予定日の約3日前(18日目頃)から、湿度が少し高くなります。これは、ひよこが卵の殻を割りやすくするためです。





  • 嘴打ち(ピッピング): 最初に、ひよこが卵の内膜を破り、気室の空気を吸い込みます。そして、小さな嘴で殻の内側から「コツコツ」とつつき始めます。これを「嘴打ち(ピッピング)」と呼びます。
  • 殻破り(ハッチング): 嘴打ちが始まってから数時間~1日ほどで、ひよこは殻を一周するように少しずつ嘴で割っていきます。この間、じっと待つのが大切。無理に殻を剥がそうとすると、ひよこを傷つけてしまう可能性があります。
  • 誕生!: 最後に、ひよこは全身を使って殻を押し広げ、外の世界に飛び出します。濡れた羽毛が乾くと、フワフワの可愛いひよこが姿を現します。

(4). 孵化後のケア:小さな命を守るために

無事にひよこが孵ったら、次は適切なケアが重要です。

  • 保温: 孵化したばかりのひよこは体温調節が苦手です。育雛器や保温電球を使って、30℃~35℃に保ってあげましょう。
  • 水と餌: 孵化後24時間程度は、卵黄を吸収して生きられますが、その後は新鮮な水とひよこ用の餌を与えます。
  • 休息: 孵化したばかりのひよこは疲れています。静かで温かい場所で、ゆっくり休ませてあげましょう。




 卵からひよこを孵す体験は、生命の誕生という神秘に触れる、忘れられない経験になるでしょう。適切な準備と愛情を込めたケアがあれば、あなたも小さな命の誕生に立ち会うことができます。この感動を、ぜひ自宅で味わってみませんか?



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