2012年の制作なので、今から10年前の作品です。
比較的地味なストーリーで、 最後の成り行きはだいだい見当がつきます。
ただ、本作品は、主人公をアル・パチーノとクリストファー・ ウォーケンが演じているところが決定的に違います。やはりいいですね、 セリフにも演技にもワザとらしいところは全くないのですが、 醸し出す重厚な質感が素晴らしいです。
さらには、 本線を貫く男どおしの厚い友情物語に絡む多彩なエピソード。 そこに登場する女優陣もまたいずれも個性的な魅力に溢れていまし た。
時折、 こういった典型的なアメリカ映画に戻ってくるのも楽しいものです ね。