サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

「水枯れの大河・信濃川にサケの道を拓く」

2008年12月07日 17時43分22秒 | その他
11/29土、朝から新潟へ。

ディアモント新潟のホールで開催された「水枯れの大河・信濃川にサケの道を拓く」というシンポに参加。

主催は「新潟水辺の会」で、我が「信濃川をよみがえらせる会」は共催という立場で協力。

信濃川に水を戻して、昔のようにサケが長野まで遡上する川にしようと活動している。


基調講演「鮭の一生」
講師は清水 勝 氏。
清水氏は独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所課長というとても長い肩書きの先生。

神秘的なサケの話をしていただいた。

山の中の川で生まれて海まで下り、遙か北洋のオホーツク海やベーリング海まで旅をして、ちゃんと4年後に生まれた川に帰ってくる。

日本に帰ってきて、どんな小さな河口でも、生まれた川の河口がわかるというのです。


講演が終わって、パネルディスカッション。


↑一番左は篠田新潟市長。
市長も新潟水辺の会の会員。


↑能生の海洋高校が製造している「すもう君サーモン」が紹介された。

近くの川に帰ってきたサケを鮭トバ風に燻製にしたもの。
うまく臭みをとって商品化し、道の駅で売られている。

名前の由来は、過去に全国優勝し、現在も優秀な成績を収めている相撲部とsmoked
(燻した)を語呂合わせしたものだとか。
いいネーミングのセンスに脱帽。

この高校の相撲部には十日町出身の選手もいる。
校長の林先生はワタシが十日町高校に在籍していたときにいた先生で、十日町とも縁が深い、


シンポが終わり、大熊孝先生(新潟水辺の会代表、新潟大学工学部名誉教授)の新潟日報文化賞受賞祝賀会へ出席。

会場は越路会館の跡地にできたビルの中にある「ロオジ」。


↑花束を受け取り、挨拶する大熊先生。

大熊先生の日報文化賞の受賞部門は「学術部門」ではなく「社会活動部門」というところがカッコイイ。

いつもでも大河信濃川再生のためにご活躍ください。

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