サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

下駄を鳴らして~松之山温泉~

2006年11月29日 12時52分58秒 | 撮影日記
11/27~28、一泊で松之山温泉にてお仕事。

温泉宿泊者のための「飲食ガイド」と「かわら版」の撮影。

夕方、打ち合わせを兼ね、地元商工会、温泉組合のみなさんと「湯守処 地炉(ゆもりどころ じろ)」で一献交わした。(上写真)

「地炉」とは囲炉裏(いろり)のことで、ここは温泉宿泊客専用の憩いの場になるらしい。
古民家を移築してあり、ちょっと煙いけど、火を囲んで楽しく語らうことができる居心地の良い場所だ。


↑温泉組合の飲酒運転防止ポスター。
松之山温泉は日本三大薬湯のひとつ。

もちや魚を焼いたり、油揚げをあぶったり、ついつい酒がすすむ。



取材件数が多いので、夜のうちにスナックとラーメン店の2軒を取材することになった。

同行のライターは以前にもかわら版のライターをお願いした山岸さん。
取材中は「会話のリズムがくずれるから」とほとんどメモをとらない。
あとで思いだして書くらしい。さすがプロ。

案内役は、「ひなの宿千歳」の柳専務。JCの先輩でもある。

ほろ酔いで、てくてく、雨の温泉街へ。


↑スナック「フロック」。
二次会にどうぞ。

 
↑柳屋のラーメン。
サッパリ系で、昔ながらのやさしい味。
地元の人も飲んだ後はここのラーメンで締める。

柳屋のおいしいラーメンをいただき、「千歳」で熟睡。

翌28日は1日で8軒取材するというバードスケジュール。
朝一番から、ノンストップでまわった。
全部紹介しきれないので、3軒だけ紹介。


寿々木のけんちん汁定食。自家製コシヒカリのおにぎり付き。
新潟の地酒や地魚も豊富。きれいな店内でゆっくり食事ができる。


↑「日の出食堂」あごだしラーメン。
あごだしのいい香りが食欲をそそる。


↑「山愛」のカツ丼。
前々からウワサを聞いていたので、一度食べてみたかった。
ウワサ通りのビックリカツ丼だ。津南産の豚肉を250g使用。
おなかパンパン。大満足。

松之山温泉街はとてもコンパクトで、下駄を鳴らして歩ける範囲に、飲み食いどころ、おみやげ屋さん、外湯などがある。

効能バツグン、情緒バツグンの名温泉だ。


「きさらぎ」のキャラクターケーキ

2006年11月24日 20時44分22秒 | グルメ
11/24、女性誌の取材で十日町「きさらぎ」のケーキを撮影。

きさらぎのパティシエ庭野君は、私のJC仲間。
昨年は一緒にカヌーで信濃川を下ったり、今年は芸術祭関係で何かとお世話になった。
直島ツアーもきさらぎ君のおかげで行けたようなもの。


↑ウエディングケーキを作るきさらぎくん。

キャラクターのケーキは、特に宣伝もしていないが、たまたま頼まれて作ったのが口コミで広がり、いまでは毎日のように予約があるらしい。
似顔絵などもOKで、いままで作ったケーキの写真リストには、サッカーボールやトーマスなどの三次元立体モノもあった。

先月、私の三男の誕生ケーキも「ボウケンジャー」でお願いした。
盛り上がること間違いなし!!ぜひお試しあれ。


↑お父さま作の和菓子。美しい。


↑きさらぎくんご一家と、スタッフのみなさん。

ちなみに、この取材の記事は、12/20発売の月刊「キャレル」に掲載予定。

ふぐ料理ふたたび

2006年11月22日 12時08分30秒 | 撮影日記
11/22、ホテルベルナティオでお仕事。

和食処「ぶな」の宿泊者用夕食料理と、お正月料理(上写真)、ふぐ会席などを撮影。
大阪でふぐを食べてきたばかりだったので、あの食感を思い出しつつシャッターをきった。

 
ふぐ会席は9,500円。

ちなみに、ホテルなどの撮影後の料理をいただくことは、残念ながらほとんどない。
撮影用に作るため、味を付けなかったり、シズル感を出すため何かを塗ったりしている場合があるから…。残念。


直島へ行ってきました。その7(大阪編)

2006年11月19日 20時37分25秒 | グルメ
11/18、夕方大阪へ着く。

中之島のホテルにチェックインして即出発、道頓堀界隈へ向かう。
途中、一応えびす橋からグリコのネオンを撮影。(上写真)

今夜は、ふぐ料理。

ふぐ安 宗右衛門町店に到着。


丸々と太ったふぐがウィンドウで泳いでる。

てっさ、てっちり、ぞうすいなどのついたコースをオーダー。
4,000円ちょっとだったかな。
てっさはひとり一皿で盛られて登場。一同「オーッ」。
写真を撮るのも忘れて、一気にいただく。

美味~い。

何年ぶりだろう、この食感。

調子に乗って、「ひれ酒」もオーダー。
ヒレのいい香りが酒にしみ出て、これも美味。


ふぐのひれ酒。値段は忘れたが、意外と安かったような。


てっちり。もっちり、ぷりっぷりの身にかぶりつく。


〆は、ふぐ雑炊。思わず「あ~~っ、うま~~い」。
心身共に満たすやさしい味。

高知から、直島、岡山、大阪と、いっぱい見て、いっぱい学んで、いっぱい食べた。
教育的で文化的な長ぁ~い一日だった。

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翌、11/19は午前中大阪観光。

むかし大阪に住んでいたというきさらぎ委員長の案内で、新世界へ。
「じゃりんこチエ」の舞台となった街だと聞いてワクワクしながら動物園前駅で下車。



駅前の「あひるの新聞屋」。
見たこともない本がいっぱい売っている。


人気の串カツ屋へ並ぶ人たち。まだ、朝の10時半ですよ。

通りには、囲碁道場、将棋道場、雀荘が何件もあり、朝からコップ酒片手に勝負に興じている。
「スマートボール」なる店もあった。


24時間営業の居酒屋のメニュー看板。
人気の串カツ屋は混んでて入れず
結局、平成っぽいこの店でブランチ宴会。
串カツの類をガンガン食べて飲んで3,000円くらい。


通天閣へ向かう通り。
てっぺんまで登りたかったが、混んでいたので断念。

真っ昼間にほろ酔いで歩く「新世界」はとても心地いい。
夜はいったいどんな街になるのだろう。今度は、夜来よう。

13:12大阪発のサンダーバードで帰路へ。
野田知祐の「ユーコン漂流」を読みつつ、のんびりと十日町まで帰った。

各地の美味しいものをいっぱい食べたけど、
いちばん美味しいのは、キリッと冷えた十日町の空気かな。

おしまい。










直島へ行ってきました。その6(山本うどん)

2006年11月18日 23時36分48秒 | グルメ
11/18、午後2時、直島唯一の手打ちうどんの店「山本うどん」へ到着。

店は三菱マテリアルの生協に隣接している。バス停「生協前」が至近。
生協といっても、島唯一のスーパーマーケット。一応何でも揃っている。

うどん店はカウンターとテーブル席が2つほどの小さな店。
カウンターとデーブルに分かれて、何とか座れた。


↑カウンターの右奥で、ご主人がそばを打っている。
麺が無くなると店を閉める。
休日は午後3時過ぎには閉店になることもあるらしい。


私はバスの運転手さんオススメの「肉うどん」、理事長は「釜あげうどん」を注文。
濃厚なだしの香りがサイコー。麺も太くもっちりとしてコシも十分にあり、文句なしに美味い。
無理してでも来て良かった。


↑「肉うどん」。


↑「釜あげうどん」

あまりに美味いので、みんな2杯目を注文。

私は「釜玉うどん」、雄三さんは、これもバスの運転手さんオススメの「ラーメン」をオーダー。
「釜玉」はつゆのない麺に、ネギと生卵だけ。
味付けは自分。醤油、味の素、カツオぶしをお好みでどうぞ。
店の人が「味の素をかけて」などとすすめるのにはビックリ。
新潟では化学調味料を隠しながら使っている店が多いが、こちらは堂々としたものだ。
もちろん、たっぷりかけていただいた。


↑「釜玉うどん」。麺の温・冷も選べる。
店のおばちゃんは、ほぼ強制的に「温かい麺」をすすめる。


↑「ラーメン」。これがまた美味い。
うどんのスープをベースに、辛さをプラスした濃厚和風だし甘辛スープ。
新潟には絶対なさそうな初めての味に感激!!

店の滞在時間30分でそれぞれ2杯ずつうどんを食べ、バスに乗って宮浦港へ。
岡山宇野行きのフェリーに乗り、直島を後にした。

今夜は、大阪に泊まる。

大阪では「ふぐ」がまっているらしい。

つづく…。

直島に行ってきました。その5(島内巡り後編)

2006年11月18日 23時33分26秒 | 大地の芸術祭
11/18、午後12時40分、地中美術館から歩くこと10分ほどで「ベネッセハウス」入口のバス停に到着。

次のバスは12時54分。またまた時間がない。

受付で入館料1,000円を払い、駆け足で館内の作品を見る。
福武さんの直島スライドでココの作品を見ていたので、当然だがそのまんまだった。

じっくりと観賞できずに残念だが、「我々は作品観賞に来たのではない。アートと島の関係を見に来たのだ!!」と言いきかせた。


↑ベネッセハウスの作品。
もしかして撮影禁止だったかも。ゴメンナサイ。

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※↑トップの写真もベネッセハウスの作品。世界の水平線の写真が飾ってあり、実際に見える瀬戸内海の水平線と重なるというもの。コンセプトは「世界の海はつながっている」だ。

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10分で見終えてバス停に戻り、再度バスの時刻表を確認すると、ナント上りと下りの時間を見間違え、乗るべきバスは30分後だった。

一同呆然無言……。

「最悪じゃん……」とつぶやくサトウ先生。


普段バスに乗り慣れていないせいか、バスに関する失敗がやたらと多い。

フェリーの時間は迫るし、家プロジェクトは見たいし、山本うどんも食べたいしなどと、好き勝手な希望ばかり言い合う。

結局、30分間ぼけーっとバスを待ち、家プロジェクト10分、うどん屋30分でギリギリ帰りのフェリーに飛び乗るという作戦を決行することに落ち着いた。

朝、港でのんびりしていたばっかりに、ずいぶんセワシナイ。

農協前でバスを降り、家プロジェクトの1軒「角屋」を見学。ここも有料500円也。
妻有の空家プロジェクトとやってることはほぼ同じ。というか全く同じ。


↑農協前のバス停。ここに家プロジェクトの案内板がある。


↑集落の空き地にあった作品。


↑若いグループが多い。女の子も多い。


↑昔懐かしい感じのタバコ屋。記念に全国共通のキャスターマイルド購入。

家プロジェクトもサッと見終え、無事帰りのバスに乗り込む。
バスの名前「すなおくん」の意味を考える…。まさか直島の「なお」だけをとって付けたんじゃないんだろうなぁ。運転手さんに聞こうと思ったが、ズバリだとショックなので聞かなかった。


↑車窓から見えた島の学校。アートっぽい。

フェリーの時間まであと1時間ちよっと。

これから島唯一のうどん屋「山本うどん」へ向かう。

バスの運転手さんは「オレはいつも肉うどんを食うよ」といってた。

つづく…。

直島へ行ってきました。その4(島内巡り前編)

2006年11月18日 23時31分12秒 | 大地の芸術祭
11/18、午前11:08、やっと町営バス「すなおくん」に乗り込み出発。
この日はお客さんが多いというので、臨時の増発便もでていた。

なんだかんだで、なんと港に2時間も滞在してしまった。
帰りのフェリーは14:55の宇野港行き。時間がない。

町営バスは運転手さんとおしゃべりしたり、なごやかな雰囲気。


↑町営バス「すなおくん」。

料金はどこまで行っても100円。協議の結果、とりあえず終点の地中美術館まで行くことにして、戻りながら作品を見て回る計画に決定。

途中、絵のような砂浜があった。
こんな浜でキャンプしてみたい。カヌーもいい。(トップの写真)

20分程で終点の「地中美術館チケットセンター」へ到着。

白い奇妙なユニホームの方から「写真撮影は禁止、触っちゃダメ。」などの説明を受ける。


↑説明する美術館のヒト。髪型がアートっぽい。

チケットはナント2,000円。高い。この美術館だけで2,000円ですよ。
大地の芸術祭は300以上の作品を見ても最高3,500円。地域パスは1,000円。
ずいぶんウチらの芸術祭はおトクだったんだ、と実感。

チケットセンターから少し歩いて美術館へ。

モネのドデカイ作品があった。が、あまり良さがわからない。
タレルの部屋もあった。が、金沢とほぼ同じ。光の館のほうがいい。
2,000円も払うのだから、解説ぐらいしてもいいのでは…。


↑地中美術館の入口。地中なので建物は見えない。

観賞を終え、ちょうどいいバスがないので、次なる「ベネッセハウス」まで歩く。
知らない島を歩くのもいい。風もなく、海は静か。


↑カーブミラーの色も控えめ。景観条例か。


↑サインも控えめ。この先に蔡國強の露天風呂「文化大混浴」がある。
この作家は、津南で登り窯を作ったヒトだ。
「混浴」に期待して行ったが、風呂にフタがしてあり、カギまでかかってた。
文化的な混浴をしたいかたは、ベネッセハウスにお問い合せを。

つづく…。

直島へ行ってきました。その3(直島宮浦港)

2006年11月18日 23時30分12秒 | 大地の芸術祭
11/18、午前9:02直島の宮浦港に着いた。(上写真:今回の視察メンバー7名)

フェリーの中にもあった〈NAOSHIMA STANDARD2〉の白いコーンが連立して我々を出迎えてくれた。
これは作品ではなく看板らしい。

案内所や、おみやげ店、待合室が同居するおしゃれなターミナルは、金沢21世紀美術館と同じ建築家の作品とのこと。島の玄関口から、ずいぶんチカラが入っている。

 
↑港のターミナル。設計はSANAA設計事務所。(左写真)
歓迎看板のコーン。よく見ると、何文字か欠けている。
奥には草間彌生のかぼちゃ。(右写真)

しばらくすると、ベネッセの江原さんニコニコ笑顔で登場。

港の建物のガラス張りの部屋で直島のお勉強。先生は江原さん。
島のあらましからベネッセと島のかかわりまで、丁寧に説明していただいた。


↑ベネッセ美術担当の江原さんより説明を受けるメンバー。
江原さんはしっとりと品のいいステキな女性。もうちょっとご一緒したかった…。

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直島(直島町)は人口約3,000人。多くの島民が三菱マテリアルで働く。
以前は6,000人ほど住んでいたが、約半分になった。
でも、他の島に比べると人口の減少は少ないほうらしい。
1,000人の島が30人になっている例もあるという。

ベネッセと島との関わりは、1985年に遡る。
ベネッセの前身である福武書店の創業者福武哲彦社長と当時の直島町長とが会談し「瀬戸内海に世界中の子どもたちが集える場をつくりたい」との思いが一致。
島の南側を「清潔で教育的な文化的エリア」として開発することを約束。
最初の開発は「直島国際キャンプ場」で、1989年にオープンした。

「清潔で教育的な観光地」というコンセプトがイイ。グッとくる。

その後、1992年に現代アートの展示とホテルを兼ねたベネッセハウスがオープンし、徐々に島内でのアート活動が根付いた。

2004年の「地中美術館」開館を機に、これらのアート活動の総称を「ベネッセアートサイト直島」として、現在は全世界から人々が訪れる現代アートの島へと至っている。

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説明がおわって、ターミナルで遅い朝食。


理事長がオーダーしたターミナルのうどん。昨夜のうどんより美味かった。
私は「黒鯛のづけ丼」780円を食べた。撮影もせずにすぐ食べてしまったので写真はナシ。
美味しかったがボリュームがちょっと…足りない。

朝飯を食ったり、お土産の讃岐うどんを買い占めたりしてたら、10時発のバスに乗り遅れ、結局港を出発したのは11時すぎになってしまった。


ターミナルのまわりはひなびた漁村といった感じ。

ちなみにレンタカーは無し。タクシーは島に1台だけ。バスが頼りです。

つづく…。

直島へ行ってきました。その2(直島へ)

2006年11月18日 22時02分58秒 | 大地の芸術祭
11/18、いよいよ直島へ渡る。

朝7:50発の四国汽船フェリーに乗るため早起きして高松港へ。

高松港は朝早くからフェリーを利用する人でにぎわっていた。
小豆島へ行く観光客が多いようだ。直島行きの切符売り場にも客が並び、外国人のグループもいる。


↑高松港から直島の宮浦港までの船賃は790円。

直島行きのフェリーは想像していたよりも大きく立派な船で、船内もキレイでゆったり。
船内からすでに「直島スタンダード2」というアートイベントのパンフレットやら写真の展示などがあり、期待は徐々に高まる。


↑直島へ渡るフェリー。
島から高松へ通う高校生が降りてきた。

 
↑フェリーのなかで「直島スタンダード2」の写真を展示している。

フェリーから見る穏やかな瀬戸内海は、島が多く、水平線があまり見えないため、まるで湖のようだ。多くの船が行き交っているが、静かで、ゆったりとしている。


↑島々を結ぶ大小の客船や漁船が行き交う。

1時間ほどで直島が見えてきた。
島の左端に大きな煙突があり、煙が風になびいている。
右側の山々はハゲが目立ち、あまり木は生い茂っていない。


↑フェリーから見る直島。

いよいよ、ベネッセアートサイト直島へ上陸する。
ずいぶん遠くまで来たもんだ。

つづく…。

直島へ行ってきました。その1〈高松の夜編〉

2006年11月17日 23時13分20秒 | 大地の芸術祭
11/17、第4回大地の芸術祭へ向けての先進地視察という大義名分で、瀬戸内海に浮かぶ現代アートの島「直島」へ向けて出発。旅程は二泊三日。メンバーは十日町JCの仲間、私を含め7名。

1日目の17日は、とりあえず高松まで移動。
14:12十日町駅出発で、ほくほく線→新幹線→モノレールと乗り継ぎ羽田へ。
荷物を預け、空港内の銀座ライオンで旅の無事を祈りつつ乾杯。

ほろ酔いのまま19:05発のJAL便で空路高松へひとっ飛び。
飛行機は満席。スーツ姿の人が多い。出張族の週末帰省だろうか。

高松といえば当然讃岐うどんだが、なぜか骨付鶏専門店「一鶴(いっかく)」というお店へ入る。
「一鶴」は丸亀市に本店のほか2店舗、高松市内に3店舗、横浜にも2店舗あり、今年大阪心斎橋にも支店ができた。

定番「ひな」の骨付鶏(上写真 819円)はガーリックも香ばしく食欲をそそるいいにおいをプンプンと放ちながら運ばれてきた。アツアツ、パリパリのスパイシーな皮に包まれた肉は驚くほどやわらかくジューシー。ヒーヒー、フーフーいいながらアッという間に一本たいらげた。サービスの生キャベツをパリパリかじりながらもう一本かぶりつく。
なるほどこれはクセになる味だ。


「とりめし」も美味かった。スープ付で400円。


「しょうゆ豆」というメニュー。そら豆を甘く煮たもの。
しょっぱいかと思ったが、甘かったのできさらぎ君に食べてもらった。


「釜あげしらす」はサッパリとして口休めにいい。

「一鶴」を出てからホテルで紹介された「五右衛門」という店でかけうどんを食べた。手打ちの麺はもっちり、コシもあって美味かったが、汁がちょっと薄味でイマイチ。カレーうどんが定番の店だったらしい。そういえばみんなカレーうどんを注文してた。

明日はいよいよ高松港から直島へ渡る。

つづく…。

知られざる音楽大国、南米ベネズエラ

2006年11月12日 23時00分33秒 | 撮影日記
11/12、ベネズエラ音楽祭を撮影。場所は千年の森ホール。

ベネズエラのミュージシャン、「エル・クアルテート」と「ウゲット・コントラマエストレ」が来日し、わざわざ十日町まできてくれた。(上写真はエル・クアルテートで主にMCをしてくれたオジサマ)

情熱的でありながらも、どこかに叙情的な余韻を感じさせるベネズエラの音楽は、満員の観客をはるか地球の裏側まで誘う。アンコールは日本の「ふるさと」を演奏してくれて、観客も大合唱で盛り上がった。

一緒に「ふるさと」を歌っていたらジンときた。もうそんな歳だろうか。


「クアトロ」というベネズエラの小型四弦ギター。
このひとは上の写真の人と兄弟。
フルートとベースの奏者も兄弟で、この四人グループは二組の兄弟で構成されている。


   
ウゲットの美声はマイクを使わず生で観客まで届いた。(左)
ウゲットと踊るベネズエラ大使。(右)


観客へおみやげとして用意されたベネズエラのチョコ。

ベリー寿司

2006年11月12日 22時15分24秒 | 撮影日記
11/11、ベネズエラ音楽祭の交流会で「ベリー寿司」なるものが出された。

ナカゴグリーンパークのベリー園で穫れたベリーを使ったおイナリさんだ。(上写真)
作ったのは地元の奥様がた。
みなさんキレイ!!おいしい!!といってたべていたが、私的には、んー…、ちょっと…。

エル・クアルテートの皆さんはSUSHIが大好きだそうで、それを聞きつけての「ベリー寿司」だったのだろうが、これが日本のスタンダードだとベネズエラに伝わってはちょっと困る。



市長、大使、出演者らで記念撮影。
ピンクの服を着た人は大使のお姉様で、今回通訳をしてくれた。

信濃川魚道調査

2006年11月11日 21時17分20秒 | その他
11/11、信濃川の魚道調査を決行。サケを信濃川上流の千曲川まで呼び戻すための調査で、わが信濃川をよみがえらせる会は中流域の三つの魚道を担当。

私を含め3人は、長岡市の妙見堰の魚道へ。
管理棟にはミニ水族館があり、子供の頃よく釣ったアブラハヤが泳いでいた。なつかしくて写真を撮った。(上写真)別名ドロッパヨといって、ほんとによく釣れた。

ここの魚道はよくできていて、流入量に応じて魚道の仕切り壁が油圧で動き、流量や流速を調節する可動式。さすが国交省の施設、金の掛け方が違う。魚道は左岸に2本、右岸に3本、さらに呼び水用の水路もある。

時期的にサケの遡上を確認することはできなかったが、小魚の魚影はチラッとみえた。
今年、この妙見で10月12日一日でサケ1116匹の遡上を記録した。しかし、上流の長野県境まで上るサケは年間でもわずか数匹。


右岸の魚道。細い方がサケ用、幅広の方はアユなどの小魚用。



管理棟に飾ってあった魚道を遡るサケのパネル。

茶色のえのき茸

2006年11月08日 23時08分42秒 | 撮影日記
11/8、きのこ会社の会社案内用の写真撮影をした。

工場内の写真は企業秘密がありそうなので公開できない。

えのきは菌を植えてから約50日で出荷できるそうだ。
この工場では一日に11トン2500ケースのえのきを出荷している。

十日町市のえのきは全国シェアの約10%。出荷高は魚沼産コシヒカリよりも多い。

「きのこ会社が、まるできのこが生えてくるようにニョキニョキといっぱいできた」ときもの屋さんの先輩が言ってた。「着物もきのこみてぇに売れねぇかなぁ」とも…。

写真の茶色のえのきは味も濃く、歯ごたえ抜群、甘みも強い。
ポットのまま撮影用にいただいたので、家に持って帰ってえのきバターにして食べてみよう。

ダビンチと北斎と……。

2006年11月04日 23時36分22秒 | 撮影日記
11/4、地元の素人劇団「かわにし夢きゃらばん」の自主公演第10弾「妻有姫~おシンデレラ~」が演じられた。
会場は千手コミュニティーセンターの千年の森ホール。

私も発足当時から関わってるが、ここ数年はチラシやボスターの制作や、当日の写真撮影くらいしか手伝っていない。

今年も練習には参加できず「申し訳ないなぁ」などと思っていたら、脚本の渡辺さんから「北斎の富士山と、ダビンチのモナリザと、出演者の集合写真を合成して畳3枚ぐらいの絵を作ってくれ」とワケのわからないオーダーが……。なにやらストーリーの最後に売れない絵描きが大作を描くシーンに使うとのこと。

絵は情報館で「美術大全集」みたいな本を借りてスキャン。集合写真は前日夜のリハの時に撮影して翌日に合成&出力、というダンドリ。
浮世絵と、洋画と、写真を合成して、絵っぽくなるのか心配だったが、フォトショップのフィルターを使い何とかそれらくしなった。


超満員の千年の森ホール。


絵を囲んでのフィナーレ。

フィナーレで絵描きがこの絵を披露すると、観客から「オォーッ」とどよめきが起こり、拍手喝采で盛り上がった。

今年は、少し役に立ててよかった、よかった。