ひめはぎのはな

踏青。翠嵐。蒼穹。凛然。…爽やか、山日和。by sanpoiwa1736

雨飾山・・・山頂から登山口へ

2010-10-29 22:52:00 | 登山.歓天喜地

・・・・・・雨飾山(1963.2m)

下り編。。。

とことん展望を堪能したけど、ぜんぜん飽きないなぁ。

・・・けど、名残惜しく、下山にかかります。



快晴の登山日和。

山頂には、まだまだ、わんさか登ってきます。



荒菅沢の源頭付近。
布団菱の岩壁を見下ろします。

遠くに見える丸っこい山は二百名山の黒姫山。

左の山は天狗原山。
金山・天狗原山は美しいお花畑が広がっているとのことで、一度は訪れてみたいけど、ほかにも魅力的な山がいっぱいあるので、いつになることやら・・・。



緑の絨毯。秋じゃないみたい。

登りのときも、たくさん撮ったけど、帰りもたくさん撮ってみました。



景色がいいので、何度も立ち止まっちゃいます。



ハシゴが何ヶ所も現れます。
時折、現れる高い段差もなんのその。。。



樹林の中、荒菅沢出合に向けての下り。

明るい道です。





荒菅沢の間近。

朝よりも色がクッキリしてきたような・・・。



荒菅沢出合。

尖ってるのが山頂です。
いい眺めです。

小腹も空いたので、チョッとお腹に入れました。



布団菱と呼ばれる大岩壁、青空を区切る稜線、そして紅葉・・・見事なほどの景観を提供してくれました。



黄金色のブナ平。

やっぱり、ブナの森はいいねぇ。



ブナの木は、芽生えから五十年たたないと、花を咲かせません。
実をつけるには、さらに三十年。八十年経って、やっと成木となります。

ブナは、五~七年周期で大量に実をつけ、子孫を残す確立を高めます。
豊作の年は、森にすむ動物たちにも恵みの秋となるわけです。


2010.10.23  雨飾山登山口(6:30-7:25)ブナ平(7:25-8:00)荒菅沢出合(8:20-9:25)笹平(9:35-10:00)雨飾山(11:35-12:05)笹平(12:10-13:05)荒菅沢出合(13:20-13:55)ブナ平(13:55-14:50)雨飾山登山口


雨飾山・・・小谷温泉から

2010-10-27 22:51:00 | 登山.歓天喜地

・・・・・・雨飾山(1963.2m)

天気予報を確認すると、土曜・日曜はともに晴れの予報です。

でも、気圧の谷が近づきつつあるみたい。
日曜は早々に「崩れるかな」ってことで、登山は土曜日。
サッと荷物をまとめて、金曜夜十時、家を出発しました。



登山口駐車場に着いたのは深夜一時半過ぎ。

すぐ就寝。



大海川右岸の木道。

まだ、陽が射してないので、冷え冷えして寒い。



吸い込まれそう。。。

気持ちいい青空。来て正解でした。



ブナの森。いい色です。

黄色から移り変わる色合いが好きです。



樹林の中の登りですが、まわりが紅葉して明るい道程。

軽~い足取で、景色を楽しみながら登りました。



荒菅沢の手前から・・・。



荒菅沢出合。

尖ってるのが山頂です。

いい眺めなので、長居しちゃいました。



対岸に渡って尾根に取り付きます。

しばらく、また森の中です。



中央に槍ヶ岳が見えます。

右端には鹿島槍ヶ岳。北アルプス南部の山稜がキレイに見えました。



視界が開けると、ガレ場の登り。

ハシゴも現れて、さらに楽しい登りが続きます。



笹平までもうチョッと。

振り返って金山を眺めました。左に覗くのは焼山。



笹平に出ました。

ここから、小さな起伏の笹原の道。

いいねぇ。う~ん、いい。
ずぅ~っと、眺めていたいな。



姫川が流れ込む先は、日本海に面する糸魚川の町です。

左端には青海の黒姫山。日本三百名山です。



笹平の途中に、雨飾温泉との分岐がありました。



最後は急登。一気に登ります。



山頂には大勢の登山者。

こちらが三角點のある北峰。向うは石仏と祠のある南峰です。

山頂標柱での写真撮りも順番待ち。
知らん人が、映りこんでしまいます。



真ん中に白馬岳。その右に雪倉岳、朝日岳。
左には、杓子岳、鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。

展望を楽しみながら、お昼にしました。

天気が良すぎて暑いくらいです。



左に戸隠連峰。真ん中に中西山・東山などの山並み。手前は大渚山。

遠くは・・・どこになるんだろ???



駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸岳の岩峰群。背後に阿彌陀山。
その向うは、日本海です。



山頂から笹平を眺めました。

高い山は、焼山(左)と火打山です。

米山も確認できたけど、その後の陸地が佐渡島かとおもったら、佐渡島はもっと左方向でした。
角田岬あたりかな・・・。


下り編へ、つづく。。。


2010.10.23  雨飾山登山口(6:30-7:25)ブナ平(7:25-8:00)荒菅沢出合(8:20-9:25)笹平(9:35-10:00)雨飾山(11:35-12:05)笹平(12:10-13:05)荒菅沢出合(13:20-13:55)ブナ平(13:55-14:50)雨飾山登山口


金沢寄港の海王丸

2010-10-25 22:50:06 | 安逸.一陣の風

・・・・・・海の貴婦人・海王丸

前日、山へ行ってきました。
記事にするには、チョッと時間がかかりそうなので後回し。

本日は、エムザに寄って買い物。
北海道展もやってたので、試食しまくり。。。
たこキムチ、イカ昆布、明太子・・・うまい。

最後にコロッケ買って金沢港へ。





日本が誇る帆船、海王丸です。
一般公開されてるので乗り込んでみました。



ずんらぁ~って並んでます。




やっと乗船。



制服が凛々しい。



地図がひろげられています。



無線室。



無線室のうしろはこんなふう。

所々に訓練生が立ってるので、いろいろと質問できます。

訓練生は今月から乗船し、三ヶ月ほどで下りるみたいなことを言ってました。



マグネットコンパス。



舵輪。帆を拡げ、風の力で走るときに用います。





椰子の実の皮で磨いてるそうです。



訓練生の方に学校名を聞くと、愛媛の波方海上技術短期大学校と言ってました。

もう一つは岩手・・・。
混じってるみたいです。

調べてみると、岩手県には独立分政法人海上教育機構の国立宮古海上技術短期大学校がありました。

東京と神戸の二つの大学の他、商船高等専門学校、海員学校が訓練のため乗り込みます。一般人でも体験航海できるそうです。





手前の二つは揚錨機。碇を巻き上げます。

オレンジの人は訓練生です。

他の訓練生は、船内で実習中と聞きました。
明日は休みだそうで、船から下りることも出来るそうです。



救命艇です。



練習船海王丸 独立行政法人 航海訓練所
TRAINING SHIP “KAIWO MARU”





北海道展で買ったコロッケを食べながら、帰途につきました。


2010.10.24 


死生知らずの野武士を率いて四国の虎へ

2010-10-20 22:20:12 | 小説.六韜三略

・・・・・・長曾我部元親(1539~1599)

 子供のころに“長宗我部”という名を知りました。
この特異な名を一度聞いたら忘れません。以来、どうゆう人物か知らずとも、戦国ゲームではよく贔屓してます。
なお、本文では“長曾我部”をあてがわれているので、以降、統一します。
 
 第十二回は、その長曾我部元親の生涯を描いた司馬遼太郎の“夏草の賦 上・下”(文春文庫)です。
 

姫若子と呼ばれ死若き当主・元親が、長浜合戦で五百の軍勢で山本茂辰率いる二千を破り潰走させたことから、土佐一郡の領地から権謀奸謀を巧みに使い土佐一国を平らげます。
 
 天正二年、八紘為宇の理念のもと、長曾我部軍は阿波へ攻め入り、翌天正三年、伊予へも進軍を開始し快進撃を続けます。そんな中、阿波では三好一門の「鬼十河」こと十河存保が勝瑞城に立てこもり頑強に抵抗。しかし、その存保も土佐兵の猛攻撃に耐え切れず阿波から逃れます。
元親は念願の「四国の蓋」に成りえますが、それも束の間、山崎の合戦で光秀を討った秀吉が、四国討伐軍を編成し、六万もの大軍を上陸させます。他に毛利軍四万、宇喜多軍二万三千。元親は降伏し土佐一国へ。
 天下統一を成し遂げた秀吉の宴席で・・・。


「天下でござる」
といった。秀吉は笑い出した。
「四国だけが望みではなかったのか」
「なんの四国ごとき」
と、元親は吐きすてるようにいった。四国ごときが最終の望みではなかったという。
「おもしろい」
秀吉は、からかっていた。


(本文抜粋)


 四国統一を目指し、元親は一領具足を導入します。平素は農民でありながら、戦が起こると鍬を槍に持ち替えて戦場へ駆けつけます。「土佐物語」では“死生知らずの野武士なり”と記され、勇猛果敢な兵として恐れられます。
しかし、土佐を飛び出したことによって兵の補充が必要不可欠となり、国は披弊しきってしまいます。そもそも土佐国は、南は海に面し隣接する国境は急峻な山岳によって阻まれ、大軍が通れる道はないに等しく、戦よりも行軍自体が難儀な時代でした。そんな中、土佐一郡から四国を制圧しただけでも偉業であったような気がします。
 
 元親の妻・奈々がまた盛り上げる。その一番は、謀略のために元親が一条家へ奈々を送り込んだ一件です。茶釜を足蹴に女合戦に至る騒乱は読んでるこちらも面白い。

 “夏草の賦”読み終わったあとに、長曾我部元親ほど、この小説の題名に当てはまるものはないと思いました。夏の草の如き勢いで、一気に背を伸ばし成長するが、それも束の間・・・。まさに“つわものどもが夢のあと”。


乗鞍岳・・・お手軽ハイク

2010-10-16 22:50:00 | 登山.歓天喜地

・・・・・・大黒岳(2772m)魔王岳(2763m)

摩利支天岳からのつづき。



肩ノ小屋口から富士見岳を巻いて・・・。

畳平、鶴ヶ池を左に眺めながら、正面に見える大黒岳へと向かいます。



ゴールは近いよ~!!!!!
赤ガンバレ!!! 緑負けるな!!!



大黒岳の御来光遙拝場からチョッと上がったところで振り返りました。

正面に富士見岳。右に不動岳。
奥に摩利支天岳が覗いてます。



大黒岳の山頂には、コンクリで出来た休憩所が東向きに建ってます。



スカイラインが横切る大丹生岳。その背後に大きな四ッ岳。鋭い山容は烏帽子岳。
鞍部から覗くのは猫岳(左)と大崩山。

穂高方面の展望はなくなりました。



一旦、畳平のバスターミナルへ戻ってきました。

ここ、鶴ヶ池駐車場に魔王岳の登山口があります。

何処行きだろ・・・すごい列が出来てる。



あっと言う間に、魔王岳の頂。

真っ白になりました。
まっ、景色は別のところで十分眺めたので、数を踏むために登った感じです。



駐車場から一番近く、しかも簡単に登れるので、観光客もわんさか登ってきます。

魔王岳の次が大黒岳、そして富士見岳。どれも10分そこそこなので、楽々です。



恵比須岳。

雲が巻いて、威容な雰囲気。
あっち方が「魔王」の名が合ってそう。



列の最後尾がよくわからないので、係員さんに聞いて並びました。


子供のころ、乗鞍にある何処かのドライブインに入った記憶があるんだけど、そのお店の入口に小熊がいたのを思い出しました。

たぶん、親熊と逸れたのか、・・・。
小熊は鎖につながれてました。

店に入ってテーブルに座っていると、なんと逃げ出した小熊がこっちへ!!!!!
よりによって、こっちのテーブルの下に潜り込んできました。

テーブルの脚。椅子の脚。人間の足。茂みに見えたのかな?

慌てて足をあげました。
おねぇちゃんは、ふんわかした毛が足に触れたみたいです。

お昼も二時・三時ごろ。
他にお客はおらず、とんだハプニングでした。


2010.10.11  大黒岳口(12:20-12:30)大黒岳(12:45-12:55)畳平(13:05-13:15)魔王岳(13:40-13:50)畳平BT