ひめはぎのはな

踏青。翠嵐。蒼穹。凛然。…爽やか、山日和。by sanpoiwa1736

武田軍最強の「赤備え」を率いた猛将

2007-10-20 22:20:01 | 小説.六韜三略

・・・・・・山県昌景(1529~1575)

 秋の夜長にはやっぱり読書でしょ。今では趣味の一つになりました。
我が家には多くの小説が眠っています。手始めとして面白そうなものから読み始めました。新田次郎の「孤高の人(上・下)」「八甲田山死の彷徨」「氷壁・神々の岩壁」「アラスカ物語」や井上靖の「蒼き狼」など・・・。
今は好きな戦国武将物を愛読しています。

 第一回目に紹介するのは、小川由秋“山県昌景 武田軍最強の「赤備え」を率いた猛将”(PHP文庫)です。
 腹違いの兄・飯富虎昌の推薦で武田の嫡男・晴信(後の信玄)の近習として仕え、兄の残した“赤備え”を引き継ぎます。その後、武田軍の先鋒として活躍、そして設楽原の戦いで戦死します。
その武田家、今川・北条との三国同盟を破棄し、今川領に攻め入ります。北条家が今川側についたことによって武田家は北条家とも争います。小田原城を包囲牽制。その退却時、三増峠にて戦いが行われます。
峠を制している北条軍有利のなか、遊軍として山県隊が背後から忽然と姿を現します。


「かかれ!」昌景の叫び声が、峠上に響き渡った。
北条軍は意外な敵の出現に、たちまちのうちに大混乱に陥った。
「山県隊がどうしてここに!」
氏邦・氏照の兄弟は目の前の山が迫ってきたかと思える赤備えの兵の動きに圧倒された。北条軍の兵士はわれ先に四方へ逃げ散った。

(本文抜粋)


 まるで、合戦場にいるような錯覚さえします。
 元亀三年、信玄は上洛を果たすため軍を率いて進軍。徳川軍と三方ヶ原にて合戦が行われます。混戦模様のなか、家康は山県隊の突撃によって、浜松城へと逃げ帰る羽目となりました。家康、生涯唯一の敗戦です。その教訓を忘れないよう、武田家が滅んだ後、四天王の一人・井伊直政率いる軍団を赤に統一し、継承させたほどです。


尾瀬・晴好雨奇の湿原をあとにして

2007-10-13 22:19:00 | 登山.歓天喜地
・・・・・・山の鼻から鳩待峠へ

翌朝、雨の中テントをたたみます。
屋根つきの洗い場があったので、荷物を避難させました。ちょうど、テントをたたんだ方が場所を開けてくれました。ありがとうございます。



雨の中、尾瀬植物研究見本園を散策。しっとりとして、またいいものでした。



無料休憩所にザックを置いて、至仏山荘の食堂で豚汁をいただきました。暖かくて美味しかったです。

後は帰るだけ。
木道が整備されている川沿いの道をたんたんと歩いて、鳩待峠に到着。
ゆっくりする間もなく、出発間近の戸倉行きのバスに乗り込みました。



帰りは奥利根ゆけむり街道方面へ。
花の道片品「花咲の湯」へ寄り、温泉に浸かって疲れをとり、食事をしてから帰途に着きました。


2007.10. 8  山の鼻(1:00)鳩待峠

尾瀬・風景絶佳の尾瀬ヶ原へ

2007-10-11 22:18:00 | 登山.歓天喜地
・・・・・・燧ケ岳(2356m)

朝靄の中に尾瀬沼が静かに佇んで、幻想的でした。
寒いのでダウンやフリースを着込んで出発します。

大江湿原をあとに長英新道に入りました。陽も差し込むようになると気温も上昇。薄着になって登りました。



ミノブチ岳では、眼下に尾瀬沼を俯瞰しながら日光連山を眺め、登った感触を味わいました。



そして俎。狭い頂です。
御池や見晴からの登山者で休むスペースもありません。
柴安への区間も渋滞の列。案の定、柴安の頂も混んでました。



眼下に尾瀬ヶ原が広がり、その先に至仏山が対峙、さらに谷川連峰の嶺々。飽きがこない眺めです。



長い坂を下ると木道に出て、すぐに見晴のビジターセンターです。小屋が何軒か並んでいます。
お腹も空いたので、お店でカレーをいただきました。人も少なく落ち着いた雰囲気でした。

食事のあとは、尾瀬ヶ原の湿原歩きです。至仏山はまだ遥かに遠いです。
黄金色に輝く湿原。まるでサバンナを行くような感じ。

 

龍宮・牛首まで来ると、登った燧ケ岳も遠く離れたように感じました。
池塘には黄葉したヒツジグサが浮いて、まさに尾瀬。いい感じです。。。



山の鼻に近づくにつれ観光客が多くなってきました。

尾瀬二日目の夜は、山の鼻ビジターセンター前のキャンプ場です。夜になっても周りが騒々しく、もう、ウンザリでした。


2007.10. 7  尾瀬沼ヒュッテ(2:30)ミノブチ岳(0:30)俎(0:25)柴安(2:00)見晴(0:45)龍宮(1:05)山の鼻

尾瀬・秋の魅力満載!!

2007-10-10 22:17:00 | 登山.歓天喜地

・・・・・・大清水から尾瀬沼へ

秋の三連休、前日の夜に尾瀬へと出発しました。
上越で一旦高速を降りて、国道253号線を六日町へ。湯沢からまた高速に乗って沼田へ。

大清水にも駐車場がありますが、ぐるっと周って来る予定なので、尾瀬戸倉の駐車場に入りました。
出発まで時間がありましたが、あまり眠れず、大清水行きの始発バスに乗込みました。
その間にも鳩待峠行きは次々と出発していきました。
紅葉シーズン、大清水行きの早便があっても・・・。そう思います。



大清水から林道をひたすら歩いて、一ノ瀬休憩所。
ここから林道を離れ沢沿いの道に入りました。沢を離れ急登して、緩やかになると三平峠でした。ここまで身体がだるい感じでした。
でも、樹間から尾瀬沼が見えると気持ちが盛り上がって、だるさは何処へやらです。



尾瀬沼山荘へ出ると、多くの人が休んでいました。
満を持しての尾瀬デビュー。尾瀬沼の向うに燧ケ岳を眺めて実感しました。





透きとおってて、飲めそう???



あした登る燧ケ岳。



尾瀬沼東岸のキャンプ場でテントを設営。軽く食事を摂ってから、散策へと出かけました。
金色に染まる大江湿原、趣のある木道と透きとおった川。
いい感じです。。。

いつまでも眺めていたいけど、陽が傾いてきました。


2007.10. 6  大清水登山口(0:15)一ノ瀬休憩所(1:00)三平峠(0:20)尾瀬沼休憩所(0:30)尾瀬沼ヒュッテ