ひめはぎのはな

踏青。翠嵐。蒼穹。凛然。…爽やか、山日和。by sanpoiwa1736

GW・登山の隙間に城巡り その二

2009-05-10 22:10:06 | 城砦.旌旗堂々
・・・・・・海ノ口城・龍岡城

 御座山に登ったあとは、海ノ口城攻略です。
八ヶ岳の東山麓、千曲川を挟んだ南牧村・海ノ口。

 武田晴信(信玄)初陣の山城です。父、信虎率いる武田軍が城攻めを行いましたが、守勢の士気高く、撤退を余儀なくされます。このとき、殿を願い出た晴信が、城へ取って返し、敵の虚を衝き落城せしめます。



 只今、城への道を整備するつもりでしょうか? 重機の跡で歩きづらいです。
当時の道が無いのも残念です。
鳥居峠へはマジ急登で、枝打ちされた枝を杖代わりにして登りました。ある意味、御座山より疲れます。
山頂からは、先刻登ったその御座山が見えていますが、樹木が邪魔で展望は良くありません。
次来る方のために、駐車場に杖を置いてきました。



 城を落とした後は、近くの「灯明の湯」に寄って、汗を流します。
アトピーに良いとされる湯で、湯舟に浸かりながら八ヶ岳が望めます。



 風呂上りに佐久甲州街道を北上し、佐久市にある龍岡城へもフラっと寄りました。
ここは珍しい五稜郭となっています。当時、五角形は守るに最適な形状とされ、此処と函館にしかありません。

 翌日は、軽井沢のアウトレットモールに寄って、ショッピングです。飽きずに毎年のように来ています。


2009. 5. 4 

曇り空を衝いて佐久の盟主へ

2009-05-08 22:13:00 | 登山.歓天喜地
・・・・・・御座山(2112.1m)

本日は、道の駅「はくしゅう」にて朝を迎えました。
以前は小さな駐車場でしたが、倍は止まれるようになっていました。スーパーも併設されているので、利用価値は抜群です。
南アルプスの前衛・日向山に登る予定でしたが、朝の空模様を見て、佐久の御座山に変更です。

佐久街道を北上して、海ノ口から南相木村に入り、粟生登山口に着きます。
明るいカラマツ林をジグザグに登ってゆくと、オオルリに出会いました。林床にはスミレが見られます。



不動の滝からは、ツガの森となって九十九折の登りです。
一定斜度の勾配で、一折れごとに、かなりの高度を稼いでいきます。



ウンザリしだした頃、大岩が頭上に現れました。



すぐに鎖場です。
ここを登って初めて展望が開けました。南峰を北に進むと御座山の頂が姿を現します。



切れ落ちた岩峰の頂からは、雲が立ち込めてはいたものの、八ヶ岳や甲斐駒などが確認できました。
金峰山の頂は雲の中。男山と天狗山の鋭峰が足元に見えます。

幽玄な佐久の盟主の東南東には「御巣鷹の尾根」が・・・。
今は静かに眠っているようです。


2009. 5. 4  粟生登山口(0:35)不動の滝(0:40)標高1960m地点(0:45)御座山(0:45)不動の滝(0:35)粟生登山口

GW・登山の隙間に城巡り その一

2009-05-07 22:10:05 | 城砦.旌旗堂々
・・・・・・新府城・谷戸城

 茅ヶ岳登山のあとは、お待ちかねの城巡り。
下山後の駐車場で、登山や観光のパンフレットをテーブルに並べていたおじさんに、昇仙峡を進められましたが、新府城行きを告げると、「桃の花の時季がいいよ」と教えれました。
でも、その時季に来れる予定はないので、断りました。

 まずは、新府城です。
鳳凰山と茅ヶ岳に挟まれた韮崎市にあります。



 武田勝頼が織田軍を迎え撃つために築城した城です。



 長篠の合戦で敗北したあと、武田家は衰退の一途を辿ります。
織田・徳川の侵攻によって、武田の武将は次々と敵に寝返り、結局、城は自ら燃やして退却する羽目となりました。

 釜無川と塩川に挟まれた段丘上にあり、とりわけ七里岩がある釜無川側は崖となっています。
釜無川と塩川は甲斐市との境で合流し、その下流で左岸から御勅使川が合わさり、天然の堀が形成されています。
北は八ヶ岳山麓に繋がりますが、谷が入り組み溜池も多く、さらに、富岡では段丘の幅が非常に狭くなっているため、攻め手は困難を極めます。
弱点は新府城と富岡との間にある久保と宮ノ窪です。他と比べて比較的緩やかに段丘に上がれます。ここには防備柵と砦を築き、対岸の斑山に出城があれば解決です。
斑山は塩川と須玉川に挟まれ、両河川は南で合流します。ちょうど、合流地点が久保と宮ノ窪で、ここも深い谷地形となっています。

 その後、八ヶ岳南麓北社市・大泉の谷戸城へも寄りました。


2009. 5. 3 

「百の頂に百の喜びあり」茅ヶ岳へ

2009-05-06 22:12:00 | 登山.歓天喜地
・・・・・・茅ヶ岳(1703.5m)金ヶ岳(1764m)

今日は、道の駅「にらさき」にて朝を迎えました。
ここから朝日を浴びる鳳凰山を眺めることが出来きます。



まず、深田記念公園に寄って、「百の頂に百の喜びあり」と記された記念碑を見てから登ります。
女岩の水場を過ぎて稜線に出ると、すぐに、深田久弥終焉の地です。
碑があってワンカップ酒と花が添えられていました。
登山の無事を祈って山頂を目指します。

茅ヶ岳の頂からは南アルプス・金峰山・八ヶ岳が望めましたが、雲が流れてすぐに景色が隠れました。少し休んだあと、金ヶ岳に向いました。



急降して急登。登りついたところは南峰で、また下ってガッカリ。





こじんまりとした金ヶ岳の頂は、南アルプス方面だけの展望で、他は樹木が茂っています。
金ヶ岳に着いたときは、雲が流れ去って、展望が一気に広がり、富士山も姿を現しました。

女岩から下では、スミレやハシリドコロ、ヤマブキなどが咲いていました。



朝通った時には花を閉じていたニリンソウも、帰りのときには、可憐に咲き誇っていました。



登山口に戻ると、消防車が二台停まっていました。警官もいます。
何やら、女岩付近で体調不良の方がいるようです。ヘリも飛んでいました。


2009. 5. 3  登山口(0:30)林道出合(0:35)女岩(0:35)稜線のコル(0:25)茅ヶ岳(0:45)金ヶ岳(0:50)茅ヶ岳(0:15)稜線のコル(0:20)女岩(0:35)林道出合(0:20)登山口

霧ヶ峰の一角にて稜線漫歩

2009-05-05 22:11:00 | 登山.歓天喜地
・・・・・・鷲ヶ峰(1797.9m)

本日は移動日なので、ゆっくりと家を出ました。
十時ごろに出発したにもかかわらず、渋滞にもつかまらず、安房峠から長野県に入りました。
時間もあるので、霧ヶ峰の一角・鷲ヶ峰へ登って時間を潰します。

和田峠からビーナスラインを走り、八島ヶ原湿原前の駐車場へ。ここから登ります。



振り返ると湿原の奥に、蓼科山や八ヶ岳が望めます。
山頂は三つのピークからなっていて、北側のピーク、三つめの頂が最高峰です。



真新しい三等三角点がありました。
西斜面は風衝地帯で、気持ちのいい笹原でした。



夜ご飯は甲州街道を南下して“ほうとう”を食べに「小作」へ。
甲斐市の街道沿いにあるので、わかりやすいです。ここで、豚肉ほうとうを食べました。
佐久甲州街道に乗り換え、この日は、韮崎市の道の駅「にらさき」にて車中泊。
明日の登山に備えます。


2009. 5. 2  八島ビジターセンター(0:40)鷲ヶ峰(0:30)八島ヶ原湿原(0:05)八島ビジターセンター