ひめはぎのはな

踏青。翠嵐。蒼穹。凛然。…爽やか、山日和。by sanpoiwa1736

チョッと寄り道一等三角点

2009-09-29 22:18:00 | 登山.歓天喜地

・・・・・・園家山(17.36m)

朝です。道の駅「はくしゅう」にて迎えました。今日は帰るだけです。少し遠回りになるけど、糸魚川経由で帰ります。

越中国入善に入って寄り道。
国道を離れ海岸方面へ向うと、こんもりとした森が見えます。



ステージらしき所を過ぎると建物があって、そこへ駐車。裏手が林になっています。ここに、「園家砂丘の一等三角点」の標識があって、林の中に道が続いています。
三分で到着のようですが、一分も経たないうちに、あと二分の標識が現れました。
さらに歩くと一等三角点のある山頂です。



東面が開けていますが、低い山なので大した展望はありません。逆に高い建物がないのでいいのかも・・・。
そんなことより、ヤブ蚊の襲来で長居は出来ず、急いで車まで戻りましたが、しつこいくらいに追ってきます。気を付けて下さい。


2009. 9.23  駐車場(0:03)園家山(0:02)駐車場


黄葉の白根三山縦走・凛然の頂へ

2009-09-26 22:17:00 | 登山.歓天喜地
・・・・・・北岳(3193m)

本日は北岳に登ってから、広河原へと下山します。



しかし、風が強いうえに、雲が流れてきました。
そのためでしょうか?山荘前の鐘は降ろされていました。



強風の中、喘ぎながら一歩一歩進みます。
右下には見える八本歯の頭がどんどん小さくなっていきます。
トラバース道を分けて、稜線の東側に回りこむと階段が現れました。
ここで、下山者とすれ違います。
道を譲ってくれますが、「休憩」と声をかけ、先に降りてもらいました。
外国の方です。その方が「(登りの辛さ)わかります」
確かに辛いです。
すれ違う間の短い時間でしたが、二事三言、会話を交わしました。





最後は急登でした。
北岳の頂は、雲の中で展望なし。チョッと残念です。



晴れそうもないので肩ノ小屋へ。そこで、りんごジュースを買って糖分補給。なんか「生き返った~!!」って感じです。



足の踏ん張りが利かなくなるころ、やっと大樺沢。たくさんの方が休んでいました。お腹も空いたので、ここで昼食とします。
広河原に出て、十五時発のバスに乗り込みます。帰りは座ることが出来ました。



温泉に入って疲れをほぐしてから夕食です。
甲斐と言えばやっぱり“ほうとう”
甲州街道へ出て、いつものお店「小作」へ。
ちなみに、1人分にしては量が多いので、小腹の方は二人で一つのほうとうを注文し、他に単品を追加したほうが良いかと思います。


2009. 9.22  北岳山荘(1:25)北岳(0:35)肩ノ小屋(0:45)小太郎尾根分岐(1:25)二俣(1:45)広河原

黄葉の白根三山縦走・喜色満面の頂

2009-09-25 22:16:00 | 登山.歓天喜地

・・・・・・間ノ岳(3189.3m)中白根山(3055m)三峰岳(2999m)



テントの中から朝日を眺めました。

アタックザックに荷物を詰め込み、いよいよ間ノ岳に登ります。
前日の疲れは幾分とれた感じですが、無理はしません。
農鳥小屋へのテン泊予定を変更し、本日も北岳山荘テン場に連泊します。これで幾分、荷物が軽くなりました。

緩やかに石屑の道を中白根山へと登ります。



仙丈ケ岳。優雅~。

北岳・甲斐駒・仙丈・鋸・八ッ。中央アルプス木曽駒の後ろに御嶽。雲海の上に顔を出すのは恵那。遠くには北アルプス。
いいねぇ!!





ほどなくケルンのある中白根山の頂です。





そして、岩場混じりの道となって間ノ岳の頂。感動。ヤッター!!
塩見・悪沢・赤石と、遠く峰を連ねて、なんとも言えない景観。
いい感じです。。。



時間が余ったので、三峰岳まで往復して来ました。
どんどん、どんどん下ります。最初は岩場もあって楽しめます。
最後の最後に小さく岩場を登って、三峰岳の頂です。喧騒から離れて静かです。



間ノ岳から望むと、小さな突起でしか見えませんが、正しくそんな感じです。けれど、仙塩尾根の熊の平、両俣のどちらから目指しても、立派な岩峰のようです。



ここからも、富士山が望めます。

山頂では、昨日、塩見岳を登って熊の平に泊まった団体さんと談笑。三伏峠から十一時間かかったようで、今日は楽をしたいのか「大人の登山」とか何とか言って、我らと同じ北岳山荘テン場での宿泊のようです。



そのテン場へ戻るには、間ノ岳の頂を通らなければ帰れません。200mの登り返しです。
三峰岳から眺めると、大きく威圧的に見えましたが、案外、楽に登れました。



のんびりテン場へと戻ると、我がテントのすぐ傍でライチョウくんが散歩していました。
そして、陽が沈むまで近くの岩に腰かけ、ぼんやり。のほほ~ん。

陽が沈んで数時間。テントから顔を出すと、闇に浮ぶ富士の姿と満天の星。
多過ぎじゃないかと思えるくらいの星の数にビックリしました。


2009. 9.21  北岳山荘(0:45)中白根山(1:10)間ノ岳(0:35)三峰岳(0:50)間ノ岳(0:45)中白根山(0:40)北岳山荘


黄葉の白根三山縦走・涓滴岩を穿つ

2009-09-24 22:15:00 | 登山.歓天喜地
・・・・・・広河原から北岳山荘へ

日曜日の午前二時。やっと、芦安駐車場へ着きました。
前日からの入山者でバス停付近の駐車場は、どこも満車です。
離れの第七駐車場に車を停めて少しの仮眠。ここは、入った時はがらがらでしたが、四時に目を覚ました時には、満車となっていました。

たいした仮眠もとれずに、始発のバスに乗り込みますが、満員のため立ったまま一時間程バスに揺られて広河原へ。これだけで、くたくたです。仮設のトイレも渋滞でした。

広河原キャンプ場で水を満たし、いよいよ出発です。
快調に歩を進めていましたが、大樺沢に出ると、寝不足による疲労と久しぶりの山行から、急に足どりが・・・。やれやれ状態で二俣です。



ここで、肩ノ小屋への変更も考えましたが、予定通り北岳山荘を目指します。
途中、大樺沢右岸に流入の沢に寄って水を補給。
この一瞬、生き返りますが、登りだすと長続きしません。
急登から休む時間の方が長くなってきました。
梯子が現れ二つ登ったところで、バットレス展望台。
ザックを降ろして、青空に映える黄葉をしばし観賞。でも、ザックを担ぎなおすと地獄です。
まだまだ梯子が続きます。疲労がピークに達し、四ツになって梯子を這い上がりました。



そして、八本歯のコル。ここが山頂と言いたい展望と満身創痍の身体。



さらに、梯子はどこまでも続きます。







トラバース道に入ってもペースは最悪。



完全に座り込んでしまいました。うっかりすると意識が飛んでいってしまっちゃいそうなほど、眠気が襲ってきます。



重い腰を上げ歩き出し、何とか山荘に到着。そしてテン場へ移動します。
臨時ヘリポート辺りから、風除けのため東の斜面側へ移動。ハイマツの中の一角に設営します。
疲れから、設営もテキパキとはいきません。

テントの方も多く、山荘から南の方にかなり離れてしまいました。
それでも、テントの中から富士山が見える立地条件の良さです。
中に入ると、眠気と疲れから、すぐにダウンしてしまいました。


2009. 9.20  広河原(0:25)白根御池小屋分岐(2:00)二俣(3:35)八本歯のコル(0:55)トラバース道分岐(1:30)北岳山荘