<前月号推選句>
いさかいをしても並べて置くカップ
(疾風抄・松田タ介選)
<せんりゅう広場 富岳抄>
「十二月」
実感のない年末が過ぎてゆく
ほろ酔いの聖夜気前のよいサンタ
できたことできないままのあれやこれ
刻々と過ぎゆく今を抱きしめる
<12月句会>
「赤」(中野三根子選)
甘いとは限らぬ赤く熟した実
ケチャップの赤でハートのメッセージ(五客)
「ケーキ」(奥山 京選)
家計には近頃甘くないケーキ
「髭」(松田タ介選)
リビングにサンタが髭の忘れ物
「自由吟」(互選)
思いきり蹴った小石が跳ね返る(9票)
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます