さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

豊橋番傘 令和4年2・3月合併号掲載句

2022-03-11 | 豊橋番傘

<推せん句> 12月号近詠より・鈴木順子

  あり合わせ野菜のうまみラタトゥイユ

2月号

<近詠>

  除夜の鐘ついてそのまま初詣

  老犬も年越しできた初歩き

  つつがなく夫婦ふたりのミニおせち

  日めくりをゆっくりめくる三が日


<課題句>

 「迎える」(佐藤恭子選)

  もう木々は春を迎える支度中

  家族にと迎えた犬がくれる日々


 「アンテナ」(山口タカシ選)

  妻のアンテナは錆びても侮れぬ


 「庇う」(鈴木順子選)

  ふさがらぬ傷をかばって生きている


3月号

<近詠>

  モクレンのつぼみに春を見る二月

  わくわくと初めて歩く散歩道

  そろそろの春にそなえて磨く靴

  何もない日のしあわせがわかる今


<課題句>

 「口実」(池谷英子選)

  選外でした;


 「まさか」(戸沢ほたる選)

  トラブルはいつもまさかのタイミング

  いくつものまさかがあっていま夫婦


 「筒抜け」(須﨑東山選)

  ここだけの話たいてい漏れている


<各・地・句・報> 前中知栄 抄

  オープンと聞けばのぞいてみるパン屋




   
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