さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳すずか 368(6年8月)号掲載句

2024-08-19 | 川柳すずか

<すずか路>

 手を引かれ背中を押され飛んだ空

 悔い抱え那覇空港に降りた夏

 懐かしいひとを見送るための旅

 母の名で私に呼びかけたオバア

 再会も別れもあった夏がゆく


<7月句会>

「包む」(𠮷崎柳歩選)

 万物を優しく包む月あかり

 春巻きに時々包むサプライズ


「駒」(毎熊伊佐男、橋倉久美子共選)

 持ち駒はあるが采配できぬ将
   (毎熊伊佐男選、橋倉久美子選)


<自由吟> (青砥たかこ選) 

 老犬のためにまだまだバテられぬ

 ひと夏ごとに殺人的になる暑さ

 身をくるむ夏のシーツは海の青


<すずか路前号鑑賞> 367号から・大島凪子

 いにしえの恋を着物が語りだす


<誌上互選> 

「トップ」

 トップより完走めざしマイペース(3点)

 トップギア落とし初めて見る景色(3点)


  

   
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