鉄道業界用語・電報略号‥あれこれしてみました。
一部、鉄道マニア用語も‥。
【あ】
アコモ/アコモデーション(車両内部の接客設備‥座席、内装壁材、便所洗面所など‥略してアコモともいう)
逸走[いっそう](列車や鉄道車両が停止すべき位置を越えてしまうこと。オーバーランともいう)
犬釘/犬くぎ[いぬくぎ](レールをまくらぎに固定するために用いるくぎ。鉄道ができた初期のころのものは,くぎの頭の部分が犬の頭に似ていたので,このようによばれるようになった)
ウヤ(「運転休みの略 運休」を意味する電略)
ウキ(「運転禁止」を意味する電略 現在は滅多に使われない)
ウシ(「運転所」を意味する電略 例:田端運転所→ハタウシ)
ウホ(運輸状況報告 うんゆ―ほうこく)
ウテシ(「運転士」の電略 現場での使用は少ない)
ウンチ(運転司令長 うんてんしれいちょう)
上屋(うわや、プラットホーム上の屋根)
駅舎[えきしゃ](きっぷうりば,改札口,待合室などのある駅の建物で,正式には駅本屋という)
オサ(「大阪駅」を意味する電略)
オジヤ(ごちゃごちゃ。窓口で、釣り銭のコインが金種別に分類されておらず混ざってしまっている様子。普通はコイントレイで整理すべきもの)
オレカ(オレンジカード)
架線(仮線・河川などと区別するため、「がせん」と発音)
大手私鉄(東武鉄道;西武鉄道;京成電鉄;京王電鉄;小田急電鉄;東京急行電鉄;京浜急行電鉄;相模鉄道;名古屋鉄道;近畿日本鉄道;南海電気鉄道;京阪電気鉄道;阪急電鉄;阪神電気鉄道;西日本鉄道の私鉄15社をいう)
【か】
かぶりつき(電車の運転手後ろの窓から前を注視すること 鉄道ファン用語)
カツテン(「復活運転」を意味する電略 一度「ウヤ」になった列車が運行順序の枠に復活すること)
カマ(蒸気機関車)
カモレ(「貨物列車」を意味する電略)
カレチ(客扱専務車掌・旅客列車長 旅客列車の車掌のこと 腕章等には「乗客専務」と標記 「旅客列車長」の電略 現在は使用されていない)
カラミ(回送列車 ⇔ミイリ)
カント(カーブにおける左右線路の傾き)
カンテラ(検査灯兼合図灯。検査掛などが車両の細かい部分を検査するのに使う小型の懐中電灯と、車両入換作業時に作業員が進行・停止を青・赤で表示する灯具の兼用品)
軌条[きじょう] (レール‥線路の鉄材部分)
軌陸車[きりくしゃ](軌道と道路の両方を走る車両である。一般的に、鉄道保線用などに使用される。基本的にはトラックなどをベースに、軌道走行用の装備を付けたものである)
キセル(乗車・下車地付近の切符だけを買い、途中区間の運賃をごまかす代表的な不正乗車法。語源は、喫煙具の「きせる」の両端部分が金属製のため、「両端だけ金」という意味を掛けたもの)
休車(車両が運用から外れ、予備車としても使用されない状態になること。またその車両)
客レ(客車列車)
キュウロク(9600形蒸気機関車の愛称)
キシ(「機関士」の電略 現場での使用は少ない)
キク(「機関区」を意味する電略 例:新鶴見機関区→ツソキク )
9372M(大垣救済夜行臨時列車)
クルマ(車両のこと)
ゲタ電(旧型の通勤形電車のこと。下駄ばきで気軽に乗ることができるという意味でよばれるようになった)
下駄が脱げる(脱線するという意味。「ハダシ」とも)
合造車[ごうぞうしゃ](業界 普通客室とグリーン客室、普通客室と荷物室など、1両の中に複数の種類の営業設備を持つ車両)
【さ】
サツマノカミ(無賃乗車 語源は、平安時代後期の武将平忠度(たいらのただのり=タダ乗り)の官職「薩摩守(さつまのかみ)」から。現在はあまり使わない)
サボ(車両側面に表示する、行き先や列車名などを書いた札。サイドボードの略)
シク(「新宿駅」を意味する電略)
指差喚呼[しさかんこ](信号;標識;計器類;交通状況などを指で指し示しながら声を出して確認すること。ただ見て頭の中で確認するばあいに比べて誤り率が少ないので,運転士をはじめ鉄道関係者の間で広く用いられている。指差称呼ともいう)
18(青春18切符)
自在腰掛[じざいこしかけ] (リクライニングシート)
信号場[しんごうじょう] (旅客や貨物を扱わず、列車の行き違い、待避のためだけに作られた施設。通常は駅に行き違い施設を設置していることが多い)
スイッチバック(同じ路線の中でありながら進行方向が変わる配線になっている場所)
スジ(「ダイヤグラム」を意味する電略)
スジ屋(列車課員はダイヤ編成を担当する事からスジ屋と呼ばれる)
スジを立てる(列車を速める)
スジを寝かす(列車を遅くする)
スジを殺す(列車の運行を中止する)
セイリ(「運転間隔整理」を意味する電略)
セチ(「承知」を意味する電略)
全検[ぜんけん](全般検査‥8年毎あるいは一定走行距離ごとに行う、車両全体を分解して検査修繕し再塗装も行う最も大掛かりな検査‥の略)
【た】
タブレット閉塞[たぶれっとへいそく] (単線の信号方式の一種で、タブレットと呼ばれる金属板をキャリアと呼ばれる輪っか状の物に入れ、それを持つ列車だけを当該区間に入れる信号方式)
第三軌条[だいさんきじょう] (レールのすぐ横にある、電気の流れている場所。役割は架線と同じ。東京メトロ銀座・丸ノ内線、大阪市交の大半の路線などで採用されているが、高電圧が採用できないため最近はあまり使われていない)
惰行(列車に動力も与えずブレーキもかけず、惰性だけで走行すること。自動車でいえばアクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを踏まずクラッチペダルを踏んだときの状態に相当する。⇔力行)
タシカニ(鉄道駅における発車確認)
タンコロ(単行機関車列車。単機とも。客車・貨車を引かず機関車単独で回送するもの)
ターンテーブル(機関車転車台)
タンキ (「単機=単行機関車列車」‥機関車が何も牽引せずに単独で運行されること 電略)
ツツ(「津駅」を意味する電略)
デゴイチ(D51型蒸気機関車の愛称)
テンダーをつける(SLに動力源である石炭と水を載せた炭水車:テンダーをつけることから、食事を摂るの意)
テン(「運転」を意味する電略 他の用語と組み合わせて使われる。「土休日テン」といえば土曜日と休日だけに運転される列車のこと。⇔ウヤ)
テンバアイ(「テン場合」と漢字混じりで使用し、運転する場合という条件を表す 電略)
鉄ちゃん[てっちゃん](鉄道が好きな人を指す。某有名鉄道ファンの造語)
鉄子[てつこ](女性鉄道ファン。語源は「鉄道ダイヤ情報」の、女性鉄道ファン専用投稿コーナーから)
鉄道弘済会[てつどうこうさいかい](JR:旧国鉄関係者の救済を目的として1932(昭和7)年に設立された財団法人で,国鉄の駅構内売店の営業などを行っていた。1987(昭和62)年のJR誕生とともに,鉄道弘済会も各JRにごとに分割され,「東海キヨスク株式会社」「西日本キヨスク株式会社」というような民間会社組織となった)
鉄道唱歌[てつどうしょうか](鉄道路線の沿線風景や歴史などを歌った唱歌。1900(明治33)年の5月から11月にかけて1~5集が発行された。大和田建樹《おおわだたけき》の作詞,多梅稚《おおのうめわか》他による作曲で,第1集は東海道,第2集は山陽と九州,第3集は東北,第4集は北陸,第5集は関西であった。第1集の「汽笛一声新橋を…」で始まる東海道編は有名である)
電略/電報略号(鉄道電報にて使用されていた鉄道用語、及び駅名の略号。大正時代にはすでに多数の電報略号が使用されており、古くからあるものだが、電報に代わってFAX及び電子メールによる一斉同報配信が使用されている現在でも、日常的に使用されている略号が多数ある)
トケ(「取り消し」を意味する電略)
トカホセ(「東海道本線」を意味する電略)
トミトウ(東京南鉄道管理局管轄の「東京駅」を意味する電略・カナコード)
撮り鉄/音鉄(写真を撮っている鉄道マニア/音を録っている鉄道マニア)
とりこ(虜から。踏切上で動けなくなった自動車)
トンネルドン(トンネル微気圧波。新幹線などがトンネルに進入したとき、反対側出口で発生する振動音)
【な】
ナコカキ(名古屋鉄道管理局管轄の「大垣駅」を意味する電略・カナコード)
ニホ(「日本橋駅:東京メトロの銀座線」を意味する電略)
ニレチ(荷物列車の車掌のこと 「荷物列車長」の電略 現在は使用されていない)
ヌキ/スジヌキ(当該列車を運行順序の枠組みから外す=抜くこと。鉄道事故などで特定の列車が抑止され(一つの駅に留め置かれ)、運行再開の見込みが立たない場合に、現在運行している列車の運行順序の枠組みから一時的に外しておくこと 電略)
ノリホ(乗車人員報告簿:のり人数のほうこく 乗車人数などを報告する)
ノッチ〔notch〕(刻みという意味。主幹制御器のハンドルを操作するときの刻み,すなわち段階のこと。ノッチを入れるとは「切」の位置から「力行」の位置へハンドルを操作すること)
【は】
ハコ(客車または列車)
ハザ(普通座席車)
ハチロク(8620形蒸気機関車の愛称)
ハフ(普通車の緩急車‥車掌業務用の設備を持つ車両)
バラスト(線路の下に敷いてある砂利)
ハザシ(普通車座席指定席 一・二・三等のイ・ロ・ハとざせきしてい) 同種にロザシ(グリーン車座席指定席)
ハネ(B寝台車 三等のハに“寝る”)同種にロネ(A寝台車)
バラス(砂利 本来は「バラスト」)
ハ(「発」を意味する電略)
ヒロ(「広島駅」を意味する電略)
便長{びんちょう}(郵便車の責任者。鉄道職員ではなく郵政職員)
ヘッドマーク(列車の先頭に付けられる、愛称名などを書いた表示。列車に直接外側から取り付けるものと、表示面に表示するものとがある)
本屋(駅長室を持つ建物)
方向幕[ほうこうまく](列車の行先、列車名などを幕を回すようにして表示する装置。サボとも)
補機[ほき](補助機関車。急勾配区間などで補助的に連結する機関車)
ボックスシート(向かい合わせに配置された固定クロスシートの通称)
ポニー(C56形蒸気機関車の愛称)
【ま】
マルカン(新幹線)
マルヨ(車両が翌朝まで所属車両基地以外の車両基地や駅に停まるか、夜行列車として運行すること。すなわちその日のうちに所属基地に戻らないことをさす)
マルス[MARS](国鉄が開発したコンピュータを使用した座席予約・券発売システムで,英語表記の Magnetic electronic Automatic seat-Reservation System からマルスと呼ばれている。1964(昭和39)年から本格的に使用が開始された)
前棒/後棒(いずれも駕籠を担いでいた人に由来。「前棒」は先頭車両に乗務する運転士、「後棒」は最後尾車両に乗務する車掌を言う)
ミイリ(営業運転中の列車 ⇔カラミ)
耳ツン(トンネル進入時に気圧低下で耳が痛くなる現象)
ムーミン(EF55型電気機関車の愛称。かつてはズバリ「カバ」と呼ばれた)
【や・ら・わ】
ユソレ(「輸送指令」を意味する電略)
横軽[よこかる](信越本線横川~軽井沢間。 1997年10月1日に廃止されるまで、66.7パーミルのJR最急勾配で人気があった)
嫁さん(貨物列車の最後尾に連結されていた車掌車のこと。車掌車を表す文字が「ヨ」であることに由来)
ヨロ(「よろしく」を意味する電略)
ラチ(改札口)
ラチ外[らちがい](駅において改札口から出た側)
ラチ内[らちない](駅において改札口を通って入った内側)
力行[りっこう](列車に動力を加え、加速させること。自動車でいえばアクセルペダルを踏んだ状態に相当する。⇔惰行)
レチ(車掌のこと 「列車長」を意味する電略)
レチチ(旅客列車の車掌長のこと 「旅客列車長チーフ」の電略 現在は使用されていない)
レラ(連絡)
レク(「車掌区」を意味する電略)
ロネ(A寝台車)同種にハネ(B寝台車)
ロザ(グリーン車)
ロングシート(進行方向と平行に配置された座席)
割り出し(分岐器が開通していない方向から車両を進入させること。ばねで動作するスプリングポイント以外では故障の原因となる)
参考にさせていただいたHP
http://www.geocities.jp/muyo_master/rword.html
http://www.isok.jp/rail/term.htm
http://plaza.rakuten.co.jp/thanarail/diary/200802260000/
http://nrc21.hp.infoseek.co.jp/train/qanda035.html
http://hassya.net/carte/index2.php
ウィキペディア(Wikipedia)
一部、鉄道マニア用語も‥。
【あ】
アコモ/アコモデーション(車両内部の接客設備‥座席、内装壁材、便所洗面所など‥略してアコモともいう)
逸走[いっそう](列車や鉄道車両が停止すべき位置を越えてしまうこと。オーバーランともいう)
犬釘/犬くぎ[いぬくぎ](レールをまくらぎに固定するために用いるくぎ。鉄道ができた初期のころのものは,くぎの頭の部分が犬の頭に似ていたので,このようによばれるようになった)
ウヤ(「運転休みの略 運休」を意味する電略)
ウキ(「運転禁止」を意味する電略 現在は滅多に使われない)
ウシ(「運転所」を意味する電略 例:田端運転所→ハタウシ)
ウホ(運輸状況報告 うんゆ―ほうこく)
ウテシ(「運転士」の電略 現場での使用は少ない)
ウンチ(運転司令長 うんてんしれいちょう)
上屋(うわや、プラットホーム上の屋根)
駅舎[えきしゃ](きっぷうりば,改札口,待合室などのある駅の建物で,正式には駅本屋という)
オサ(「大阪駅」を意味する電略)
オジヤ(ごちゃごちゃ。窓口で、釣り銭のコインが金種別に分類されておらず混ざってしまっている様子。普通はコイントレイで整理すべきもの)
オレカ(オレンジカード)
架線(仮線・河川などと区別するため、「がせん」と発音)
大手私鉄(東武鉄道;西武鉄道;京成電鉄;京王電鉄;小田急電鉄;東京急行電鉄;京浜急行電鉄;相模鉄道;名古屋鉄道;近畿日本鉄道;南海電気鉄道;京阪電気鉄道;阪急電鉄;阪神電気鉄道;西日本鉄道の私鉄15社をいう)
【か】
かぶりつき(電車の運転手後ろの窓から前を注視すること 鉄道ファン用語)
カツテン(「復活運転」を意味する電略 一度「ウヤ」になった列車が運行順序の枠に復活すること)
カマ(蒸気機関車)
カモレ(「貨物列車」を意味する電略)
カレチ(客扱専務車掌・旅客列車長 旅客列車の車掌のこと 腕章等には「乗客専務」と標記 「旅客列車長」の電略 現在は使用されていない)
カラミ(回送列車 ⇔ミイリ)
カント(カーブにおける左右線路の傾き)
カンテラ(検査灯兼合図灯。検査掛などが車両の細かい部分を検査するのに使う小型の懐中電灯と、車両入換作業時に作業員が進行・停止を青・赤で表示する灯具の兼用品)
軌条[きじょう] (レール‥線路の鉄材部分)
軌陸車[きりくしゃ](軌道と道路の両方を走る車両である。一般的に、鉄道保線用などに使用される。基本的にはトラックなどをベースに、軌道走行用の装備を付けたものである)
キセル(乗車・下車地付近の切符だけを買い、途中区間の運賃をごまかす代表的な不正乗車法。語源は、喫煙具の「きせる」の両端部分が金属製のため、「両端だけ金」という意味を掛けたもの)
休車(車両が運用から外れ、予備車としても使用されない状態になること。またその車両)
客レ(客車列車)
キュウロク(9600形蒸気機関車の愛称)
キシ(「機関士」の電略 現場での使用は少ない)
キク(「機関区」を意味する電略 例:新鶴見機関区→ツソキク )
9372M(大垣救済夜行臨時列車)
クルマ(車両のこと)
ゲタ電(旧型の通勤形電車のこと。下駄ばきで気軽に乗ることができるという意味でよばれるようになった)
下駄が脱げる(脱線するという意味。「ハダシ」とも)
合造車[ごうぞうしゃ](業界 普通客室とグリーン客室、普通客室と荷物室など、1両の中に複数の種類の営業設備を持つ車両)
【さ】
サツマノカミ(無賃乗車 語源は、平安時代後期の武将平忠度(たいらのただのり=タダ乗り)の官職「薩摩守(さつまのかみ)」から。現在はあまり使わない)
サボ(車両側面に表示する、行き先や列車名などを書いた札。サイドボードの略)
シク(「新宿駅」を意味する電略)
指差喚呼[しさかんこ](信号;標識;計器類;交通状況などを指で指し示しながら声を出して確認すること。ただ見て頭の中で確認するばあいに比べて誤り率が少ないので,運転士をはじめ鉄道関係者の間で広く用いられている。指差称呼ともいう)
18(青春18切符)
自在腰掛[じざいこしかけ] (リクライニングシート)
信号場[しんごうじょう] (旅客や貨物を扱わず、列車の行き違い、待避のためだけに作られた施設。通常は駅に行き違い施設を設置していることが多い)
スイッチバック(同じ路線の中でありながら進行方向が変わる配線になっている場所)
スジ(「ダイヤグラム」を意味する電略)
スジ屋(列車課員はダイヤ編成を担当する事からスジ屋と呼ばれる)
スジを立てる(列車を速める)
スジを寝かす(列車を遅くする)
スジを殺す(列車の運行を中止する)
セイリ(「運転間隔整理」を意味する電略)
セチ(「承知」を意味する電略)
全検[ぜんけん](全般検査‥8年毎あるいは一定走行距離ごとに行う、車両全体を分解して検査修繕し再塗装も行う最も大掛かりな検査‥の略)
【た】
タブレット閉塞[たぶれっとへいそく] (単線の信号方式の一種で、タブレットと呼ばれる金属板をキャリアと呼ばれる輪っか状の物に入れ、それを持つ列車だけを当該区間に入れる信号方式)
第三軌条[だいさんきじょう] (レールのすぐ横にある、電気の流れている場所。役割は架線と同じ。東京メトロ銀座・丸ノ内線、大阪市交の大半の路線などで採用されているが、高電圧が採用できないため最近はあまり使われていない)
惰行(列車に動力も与えずブレーキもかけず、惰性だけで走行すること。自動車でいえばアクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを踏まずクラッチペダルを踏んだときの状態に相当する。⇔力行)
タシカニ(鉄道駅における発車確認)
タンコロ(単行機関車列車。単機とも。客車・貨車を引かず機関車単独で回送するもの)
ターンテーブル(機関車転車台)
タンキ (「単機=単行機関車列車」‥機関車が何も牽引せずに単独で運行されること 電略)
ツツ(「津駅」を意味する電略)
デゴイチ(D51型蒸気機関車の愛称)
テンダーをつける(SLに動力源である石炭と水を載せた炭水車:テンダーをつけることから、食事を摂るの意)
テン(「運転」を意味する電略 他の用語と組み合わせて使われる。「土休日テン」といえば土曜日と休日だけに運転される列車のこと。⇔ウヤ)
テンバアイ(「テン場合」と漢字混じりで使用し、運転する場合という条件を表す 電略)
鉄ちゃん[てっちゃん](鉄道が好きな人を指す。某有名鉄道ファンの造語)
鉄子[てつこ](女性鉄道ファン。語源は「鉄道ダイヤ情報」の、女性鉄道ファン専用投稿コーナーから)
鉄道弘済会[てつどうこうさいかい](JR:旧国鉄関係者の救済を目的として1932(昭和7)年に設立された財団法人で,国鉄の駅構内売店の営業などを行っていた。1987(昭和62)年のJR誕生とともに,鉄道弘済会も各JRにごとに分割され,「東海キヨスク株式会社」「西日本キヨスク株式会社」というような民間会社組織となった)
鉄道唱歌[てつどうしょうか](鉄道路線の沿線風景や歴史などを歌った唱歌。1900(明治33)年の5月から11月にかけて1~5集が発行された。大和田建樹《おおわだたけき》の作詞,多梅稚《おおのうめわか》他による作曲で,第1集は東海道,第2集は山陽と九州,第3集は東北,第4集は北陸,第5集は関西であった。第1集の「汽笛一声新橋を…」で始まる東海道編は有名である)
電略/電報略号(鉄道電報にて使用されていた鉄道用語、及び駅名の略号。大正時代にはすでに多数の電報略号が使用されており、古くからあるものだが、電報に代わってFAX及び電子メールによる一斉同報配信が使用されている現在でも、日常的に使用されている略号が多数ある)
トケ(「取り消し」を意味する電略)
トカホセ(「東海道本線」を意味する電略)
トミトウ(東京南鉄道管理局管轄の「東京駅」を意味する電略・カナコード)
撮り鉄/音鉄(写真を撮っている鉄道マニア/音を録っている鉄道マニア)
とりこ(虜から。踏切上で動けなくなった自動車)
トンネルドン(トンネル微気圧波。新幹線などがトンネルに進入したとき、反対側出口で発生する振動音)
【な】
ナコカキ(名古屋鉄道管理局管轄の「大垣駅」を意味する電略・カナコード)
ニホ(「日本橋駅:東京メトロの銀座線」を意味する電略)
ニレチ(荷物列車の車掌のこと 「荷物列車長」の電略 現在は使用されていない)
ヌキ/スジヌキ(当該列車を運行順序の枠組みから外す=抜くこと。鉄道事故などで特定の列車が抑止され(一つの駅に留め置かれ)、運行再開の見込みが立たない場合に、現在運行している列車の運行順序の枠組みから一時的に外しておくこと 電略)
ノリホ(乗車人員報告簿:のり人数のほうこく 乗車人数などを報告する)
ノッチ〔notch〕(刻みという意味。主幹制御器のハンドルを操作するときの刻み,すなわち段階のこと。ノッチを入れるとは「切」の位置から「力行」の位置へハンドルを操作すること)
【は】
ハコ(客車または列車)
ハザ(普通座席車)
ハチロク(8620形蒸気機関車の愛称)
ハフ(普通車の緩急車‥車掌業務用の設備を持つ車両)
バラスト(線路の下に敷いてある砂利)
ハザシ(普通車座席指定席 一・二・三等のイ・ロ・ハとざせきしてい) 同種にロザシ(グリーン車座席指定席)
ハネ(B寝台車 三等のハに“寝る”)同種にロネ(A寝台車)
バラス(砂利 本来は「バラスト」)
ハ(「発」を意味する電略)
ヒロ(「広島駅」を意味する電略)
便長{びんちょう}(郵便車の責任者。鉄道職員ではなく郵政職員)
ヘッドマーク(列車の先頭に付けられる、愛称名などを書いた表示。列車に直接外側から取り付けるものと、表示面に表示するものとがある)
本屋(駅長室を持つ建物)
方向幕[ほうこうまく](列車の行先、列車名などを幕を回すようにして表示する装置。サボとも)
補機[ほき](補助機関車。急勾配区間などで補助的に連結する機関車)
ボックスシート(向かい合わせに配置された固定クロスシートの通称)
ポニー(C56形蒸気機関車の愛称)
【ま】
マルカン(新幹線)
マルヨ(車両が翌朝まで所属車両基地以外の車両基地や駅に停まるか、夜行列車として運行すること。すなわちその日のうちに所属基地に戻らないことをさす)
マルス[MARS](国鉄が開発したコンピュータを使用した座席予約・券発売システムで,英語表記の Magnetic electronic Automatic seat-Reservation System からマルスと呼ばれている。1964(昭和39)年から本格的に使用が開始された)
前棒/後棒(いずれも駕籠を担いでいた人に由来。「前棒」は先頭車両に乗務する運転士、「後棒」は最後尾車両に乗務する車掌を言う)
ミイリ(営業運転中の列車 ⇔カラミ)
耳ツン(トンネル進入時に気圧低下で耳が痛くなる現象)
ムーミン(EF55型電気機関車の愛称。かつてはズバリ「カバ」と呼ばれた)
【や・ら・わ】
ユソレ(「輸送指令」を意味する電略)
横軽[よこかる](信越本線横川~軽井沢間。 1997年10月1日に廃止されるまで、66.7パーミルのJR最急勾配で人気があった)
嫁さん(貨物列車の最後尾に連結されていた車掌車のこと。車掌車を表す文字が「ヨ」であることに由来)
ヨロ(「よろしく」を意味する電略)
ラチ(改札口)
ラチ外[らちがい](駅において改札口から出た側)
ラチ内[らちない](駅において改札口を通って入った内側)
力行[りっこう](列車に動力を加え、加速させること。自動車でいえばアクセルペダルを踏んだ状態に相当する。⇔惰行)
レチ(車掌のこと 「列車長」を意味する電略)
レチチ(旅客列車の車掌長のこと 「旅客列車長チーフ」の電略 現在は使用されていない)
レラ(連絡)
レク(「車掌区」を意味する電略)
ロネ(A寝台車)同種にハネ(B寝台車)
ロザ(グリーン車)
ロングシート(進行方向と平行に配置された座席)
割り出し(分岐器が開通していない方向から車両を進入させること。ばねで動作するスプリングポイント以外では故障の原因となる)
参考にさせていただいたHP
http://www.geocities.jp/muyo_master/rword.html
http://www.isok.jp/rail/term.htm
http://plaza.rakuten.co.jp/thanarail/diary/200802260000/
http://nrc21.hp.infoseek.co.jp/train/qanda035.html
http://hassya.net/carte/index2.php
ウィキペディア(Wikipedia)