さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

タイン川のほとりを歩く 5

2009年10月16日 | 英国

なつかしいニューカッスルの街を歩きました。思い出が沢山つまった場所を歩くと、チラホラと変化が見られます。そして様々な出来事が次々に甦ります。

花が飾られている英国の風景ですねェ。

そしてこの街のシンボルともいえるタイン川のほとりを歩きました。何度歩いたことだろう。そして一緒に歩いた人も何人もおりました…(^益^)w

今回は大きな画像をお楽しみ下さい~^^

川の水はあまりきれいじゃないけれど、景色はいいでしょう?歩いていたら、タイン川の歴史を刻むプレートがありました。読んでみると、この川には工場の排水や市民生活の下水(すなわち××)が長い間そのままたれ流されて汚染が進み、きれいにしなければ、と対策が取られたのがつい近年のことだったそうです。

この川のほとりにあるパブにも何度も行ったなぁ。一緒に行った素敵なあのコは今頃何をしているのだろうかなぁ・・・(^益^;


ケビンと再会する 4

2009年10月12日 | 英国

さてさて、今回のニューカッスル訪問の目的はケビンに再会することです。昨年はケビンが日本にやってくるビッグ・イベントがありましたが、今年はこちらからの訪問。

ケビンに会うのは、ニューカッスル・ユナイテッドのホーム・サッカー場の前にあるサポーターの聖地、「ストロベリー」というパブに決まっております。

そして飲むのは当然、ニューカッスル・ブラウン・エールであります^^ 日本だとネット通販で買えますが、ちと高~いw それでもこのコクのある深みは、他のビールを飲む気になれなくなるほどの味わい(^益^)v ケビンが日本に来たときにはまとめて買っておいてやりました。ケビンはそのときのことを思い出し、「日本では高いのもしかたがないよ。だってカリフォルニアから輸入されてきたってラベルに書いてあったぞ」と言いました。長い旅をしてきていたのですねえ。でもここでは、サッカー場の横にビール工場があるから、移動は200mぐらいですー。

ストロベリーで続けて飲んでもいいのですが、私はこの地の地ビール、"Prince Bishop"というエールを飲みたくて、それが置いてある他のパブへ移動しました。何せニューカッスルは英国で一番人口あたりのパブが多い街、それはおそらく世界一ということでせう。私はここに住んでいるとき、数え切れないほどのパブに行きました。どこも個性があり、またマイナーな地ビールが置いてあったりするのです。それを飲み比べて見つけたお気に入りがこの「プリンス・ビショップ」なのです。おそらくここでしか飲めませんぞ…(^益^)b

ケビンはブラウン・エールひと筋なんですが、今回は「これを飲むために来たんだぞ」という私の言葉に、ひとつ試してみることになりました。どうだ、ケビーン!この芳醇な香り。まるで5月の花畑を彷徨っているような錯覚におちいるじゃないかね。私はこれを初めて口に含んだとき、まるで別世界の広がりを発見したような気になったものです。

しかしケビンはひと口飲んで、「こりゃ香水だよ。。。」とニガ笑い。それから「日本にはシャンプーないのか」ときたもんです。

シャンプー必要ないくせにさ。。。 w(゜゜)w


なつかしのニューカッスルへ 3

2009年10月09日 | 英国

ロンドン・キングスクロス駅から北へ一路3時間、ニューカッスルへ列車の旅です。

別に指定席でなくても、飛行機と同じように値段の大きく違う列車を予約するので、その列車に乗り遅れたりしたら乗れないのか??? 検札が回ってきたとき、前の席に座っている黒人のおっさんがいろいろ言われ、「どうしてダメなんだ!」を連発していた。どうやら「降りるか払うか」と迫られているようだ。すると白人のおばさんが歩いてきて、車掌に「子供が気持ち悪くなって吐きそうだから降りたのよ」と交渉している。それでも受けつけてくれない様子。どうやら民営化による合理化、少しでも安くしてどうにか利益を出そうとする改革はうまくいっていないようですなw(゜゜)w

ここがニューカッスルで滞在したホテル・シスル。左にちらと見えている駅の真ん前。ここは高級だ!ビジネス・クラスに乗ってロンドンへつき、長い地下鉄に乗って(だって一本でホテルは駅前、便利なんだもん)最下級のホテルへ泊まり、こんどはシスル!まるでジェット・コースターのようにボンビーと○キンの激しい落差よ^^;

ちなみに以前はこの街で最下級のB&Bに泊まったりしたものだが、ネットで調べたらここの「特別価格」が出ていたのである。カナーリ割安。いっちょ贅沢してみるか、と決心する。すかす、予約のクリックをした途端にカードから料金が引き落とされ、キャンセルも変更も出来ない。これは割安のビジネス・クラスのフライトと同じであります。予定が狂ったらどうするの…?そうそうトラブルもないだろうけれど、ビジネスも高級ホテルもゆったりとした気分になれない緊張感w

これまで20年以上、私はほとんど前もって予約を入れることなく海外旅行をし、気に入ったところで「部屋空いてますかぁ~」とやっていたのだが、なんだこの変化は!ぶらりさきち・のひとり旅、の看板に偽りありか(^益^;

部屋もきれいでしょ^^

 

風呂・トイレがついているのは当然ですよね(^益^; ロンドンの安B&Bの部屋には、手を洗う洗面台だけがあります。洗面器ぐらいの大きさの小さな流しです。そこで洗濯もするわけですが^^; よくあることですが、他の部屋で水を流すと、配水管が信じられないほど大きな音を立てるのです。真っ暗な深夜、排水管から爆発音(冗談ではない)が聞こえてきました。上下階から伝わってくるような生やさしいものではありません。バコバコバコッと直撃音です。私はベッドの中で目をつむっておりましたが、しばらくするとプ~~ンと下水の臭いがしてくる…。さすがに気分が悪くなり、起きて栓をしました。するとまた爆発音。もう無視しました。朝に起きてみると、ぐっと閉めた栓が飛び出しているではないでーすか。

さすがにシスルはそんなことありません^^ 水まわりは部屋の中でもドアの向こうだしw ベッドも広く、スプリングはまとも(英国では平らなベッドは値段の高いところだけ!)、シーツも清潔で、もぐりこんだときにオヤジの残り香がない(^益^;イヤナモンダ 

なかなか快適な数日を過ごせるとゴキゲンだったのだが…。まわりの部屋にうるさいグループが泊まっていて、夜中にひっきりなしにお互いの部屋を行ったり来たり。そのたびに部屋が揺れるほど大きな音をたててドアを閉めるのでまいりましたw


キングス・クロス駅よりニューカッスルへ 2

2009年10月06日 | 英国

ビジネス・クラスのゴ~ジャスなフライトのあとは、うら寂れ全開のB&Bに泊まり、ロンドン在住の友人に会いました。食事だけでもうつ病になりそうな英国に、2年間滞在している奴なのです。物資援助は、リクエストに応えて浅草・海老屋の佃煮、それも細かい指定があって塩昆布「茶漬けふぶき」2パック、タラコの佃煮、アミ、コウナゴ、さらに湿布薬(ひざが痛むとか)、魚沼産コシヒカリ2kg、などなど…。

翌日にはケビンの住むニューカッスルへ列車で北へ向うわけですが、この数年間はロンドンで飛行機を乗り換えて直接飛んでいたので、久しぶりにキングス・クロス駅から列車の旅となったわけです。そこで友人が「言っておけばよかったー!」と頭をかかえた。というのは、英国の長距離列車のチケットは最近飛行機と同じになり、ネットで変動する料金を予約して買うことになっているのです。つまり飛び込みで駅に行くと3倍の値段になったりするのです。早速すぐ近くにあるロンドン大学の研究室へ行き、ネットで調べてもらう。するとあれまあ、料金の差は大きいのなんの。幸い乗りたい時間帯のキップが安く手に入ったのでした。

キングス・クロス駅に行くと、以前はカウンターに並んで切符を買ったものですが、いまは専用の機械にクレジット・カードを入れると、すぐさま往復の切符が出てくるではないでーすか。

ここはロンドン、キングス・クロス駅。ハリー・ポッターが魔法の学校へ行くときに使うことで有名になりましたね^^;

あら。以前はカシャカシャカシャ、とペラペラめくれる掲示だったのに、いまは電光掲示板になっているではないかね。レベルアップしたかロンドン!
いやそれだけではない!!!

おおお! 何に驚いているって?!? 見よ!"On Time"がズラリと並んでいるではないかねw(゜゜)w こりゃーたまげた。

だってね、以前は上から列車の予定がずらっと並んでいたら、やたらに"Delay(遅れてます)"、"Cancelled(出ません)"がいくつもあったんですよォ…。"On Time(時間通り)"になっていたって、5分や10分の遅れは当たり前だったのです。それがいざ乗ってみると、本当に時間通り!

ぴったりに出やがったヽヽ(゜益゜≡゜益゜)ノノ

イギリス君、熱でもあるんじゃないですか???


ぶらり英国・ポルトガルひとり旅 1

2009年10月04日 | 英国

はじめまして(^益^)w

この夏に、英国とポルトガルを旅してきました。

英国へ行ったのは、ニューカッスルに住む友人ケビンに再会するため。ポルトガルへ行ったのは、ユーラシア大陸の最西端に行ってみたかったから^^ こちら「極東」と呼ばれる日本から見れば、あちらは「一番向こうのはじっこ」だからです。。。

そのきっかけは… とある夏の夜、もう空がしらじらと明けてくる頃、何気なくブリティッシュ・エアウェイズのHPを見ていたら、「クラブ・ワールド」すなわち「ビジネス・クラス」がとっても安かったからです。でもそりゃあ高い。高いけど、私がエコノミーに乗ると、いつも太ったおっさんが隣に座ったりして、12時間のフライトは拷問に近いのだ。ぢんせいは短い。こいつぁ清水の舞台から飛び降りる気持ちで、、、夏の明け方に、私は予約のボタンをクリックしたのだった。。。

空港に着くと、チェックイン・カウンターの前には長い行列が出来ていた。しかしファースト、ビジネスクラスの連中は行列をスキップ!いままで「コンチクショー」と横目に見ていた特権階級に私がなってしまったのだ…。そして搭乗の時間まで、専用のラウンジが待っている。。。 飲み物や食べ物、新聞雑誌が置いてあり、広い空間にゆったりしたソファーが並んでいた(゜゜)w

わたしは一杯ぐいっとビールを飲んだあと(自分で生ビールのサーバーを使う)、赤ワインを選んでしばしゲーテの「イタリア紀行」を読みふける。。。 (こんなところで写真とるかよ、というツッコミが聞こえてきそう)

そして搭乗のアナウンスとともに下へ降りると(専用のリフトときたもんだ)、またまた長~い行列を横目に専用の入り口からお先に機内へ乗り込んだ。席はフル・フラットになるので足を伸ばしてリクライニング(^益^)b 座るとすぐに、シャンペンが出された。飲んでいるとエコノミー客がゾロゾロと入ってきた。そういえば、いつも座っている連中を横目で見ていたなぁ…。ワインはなかなかの品揃えをセレクト。食事もレストラン並みのコースであります。ヤダネーヤダネー、小金持ちはヤダネ~(^益^;

みなさん、ご心配(?)なく。ロンドンの宿は、いつもの最下級のB&Bです。。。

ここは初めて英国に旅行したときから使っているなじみの宿なのです。もうちっといい所に泊まってもいいのですが、ここのうらさびれたパブといい、しけた雰囲気といい、もう20年も使っているので思い出がたんまりつまっているんです。

つい最近、英国の公共の場所はすべて禁煙になりました。ホテル内、パブもです!上の画像の一番右下に、ちいさく見えておりますが、郵便受けみたいな灰皿があります。吸いたい奴は、ここに出てきて吸うんです。w(゜゜)w

見てクレ、この部屋。20年前は、テレビもなかった。それから電話もついた。しかしベッドのスプリングのひどさはそのままだ…。トイレも風呂も、共用です。。。