平成19年5月19日(土)雨 燕むぞせ。

月曜日の夜に、それは起きたそうです。
夜、外出から戻ると、玄関の様子がいつもと違います。

玄関の梁にあった燕の巣がありません。
親燕もいません。

20時頃、「どんっ」と音がして、玄関に出てみると巣が、真っ二つに割れて落ちていたそうです。

先週卵から孵った雛が５羽、まだ羽毛も生えそろわず、目も開ききっていませんでしたが、落ちた衝撃でか３羽をもう動かず、残り２羽もかろうじて動いているだけ、パニックになった親燕たちはしばらく鋭く啼きながら飛び回っていたそうです。

その後親たちは落ち着いたのか、場所を変えて梁に止まっていましたので猫などにいたずらされないよう、地面から遠く親たちに近い高い所に割れた巣と雛たちを移動し、朝を待ちました。

しかし朝にはのこりの雛もすべて動かなくなってしまいました。
その日親鳥たちはまだ状況が理解できないのか、巣があった場所に小さな虫を何匹も運んできては落とし、雛を探していました。

突然の出来事から３日たった木曜日、親燕たちは新たな巣作りを始めました。
また中古の巣を建て増ししていますので強度が心配ですが、
今度は無事に子育てをして、全ての雛を巣立たせることが出来るよう、
陰ながら応援してます。