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ストロング系のチューハイは危険ドラッグとして規制すべき? お医者さんの問題提起。

2020-01-28 21:30:30 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】




今日、業界の会合で、「医師がアルコール度数9%のストロング系チューハイなどを危険なものとして問題提起している(らしい)」という話を聞きました。


まさにそう。


以前から何度もここで問題提起していますが(一例)、9%チューハイをはじめとするストロング系のアルコール、問題ですよ。

元々チューハイはビールや発泡酒よりも安価で100円を切るものもあるくらいですし、さらにその中の競争で9%で差別化、という状況になっています。
次から次へと新商品が出ているし、既存の5%とか6%のチューハイを駆逐しつつあります。

9%ですから、350ml缶が日本酒でいえば1合に相当します。500mlだと1.5合、それを一日2本飲んだら、200円ちょっとでアル中誕生です。

競争競争と言っても、実はこれまで2本飲む人が1本になってしまうのですから、お店もメーカーも結局、自分の首を絞めているだけ。

しかも飲む人の首まで絞めているのですから、とんでもない。
よくぞ声を上げてくれました。

会社に戻り、件のお医者さんの問題提起というのを調べたら、プロもプロ、国立精神・神経医療研究センターの薬物依存研究部の部長さんのフェイスブックのようです。



転載させていただきました。

曰く

ストロングZAROは危険ドラッグとして規制対象とすべきです。

私の臨床経験では、500mlを3本飲むと自分を失って暴れる人多数です。大抵の違法薬物でもさすがにここまで乱れません。
(後略)


言い方はきついですが、まさに、です。

対策について、単に度数で規制はできないでしょうし、アルコール度数への税で価格的に抑制するとしても、高アルコール商品とのバランスもあり難しいところはあるかもしれませんが、何か策を考えなくては。

今日の集まりでも、さすがに、という雰囲気でしたし、売っている側こそ、真剣に考えなくてはいけないことでしょう。
今年の大きな宿題ですね。




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