されど鑑評会、、、、

先日、東京国税局管内の新酒鑑評会の表彰が行われました。

鑑評会での受賞は、時に「足の裏に付いた米粒（とらないと気になるが、とっても食えない）」と言われますが、やはり技術がなければ取れないわけで、蔵元さん（や売り手）としても、取りたい（取って欲しい）栄誉です。



まずは、常温「吟醸酒」部門では12場が受賞。以降、蔵元、銘柄を列挙します。

千葉県
鍋店株式会社「仁勇」
馬場本店馬場善広「海舟散人」
東灘醸造株式会社「東灘」
株式会社滝沢本店「長命泉」

東京都
野酒造株式会社「喜正」
石川酒造株式会社「多満自慢」
中村八郎右衛門「千代鶴」
小澤酒造株式会社「澤乃井」
豊島屋酒造株式会社「金婚正宗」

神奈川県
黄金井酒造株式会社「盛升」

山梨県
山梨銘醸株式会社「七賢」
株式会社萬屋醸造店「春鶯囀」




こちらは今日の酒ブログのベスト・テン今日の涵清閣の順位は？


今年は「お燗審査の部」というのもお目見え。こちらは10場が受賞。

千葉県
岩瀬酒造株式会社「岩の井」
木戸泉酒造株式会社「木戸泉純米醍醐」
株式会社滝沢本店「長命泉」
梅一輪酒造株式会社「梅一輪」

東京都
野酒造株式会社「喜正」
小澤酒造株式会社「澤乃井」

神奈川県
有限会社金井酒造店「白笹鼓」
井上酒造株式会社「箱根山」

山梨県
太冠酒造株式会社「太冠」
井出與五右衞門「甲斐の開運」


ちなみに、本格しょうちゅう部門というのもあり、ここでは3場が受賞しています。

東京都
株式会社宮原「嶋自慢」
八丈興発株式会社「八丈鬼ごろし」

神奈川県
黄金井酒造株式会社「弥太郎」 ←吟醸酒でも受賞している蔵元さんですね

なお、このほかに清酒では東京国税庁管内ならではの「吟の舞」「ぎんから」部門というのもありますが、これはちょっとまたの機会に。

最後に、講評です

全部門に共通して言えることは、東京という大消費地を抱えた地域で製造されていることから、いずれも高い品質レベルにあるだけでなく、地域性や蔵の個性が品質に強く反映されているということです。これは、各製造者が多様化する消費者のし好に適確に対応していこうという意欲の表れだと思います。


改めまして、受賞された蔵元さん、おめでとうございます。



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