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相撲道に精進致します by 白鵬
昨日は「神楽坂通(つう)」が素人?というお話。
まあ、「通(つう)」というのは趣味の世界なのでしょうがないとも言えますが、その先に進み、プロになって歩むのが、「道(どう)」です。
「外堀通り」と「外環道」、ではないですよ。
ただ、通(つう)の人ってウンチクがうるさい時もあるし、道(どう)を邁進する人の中には迷い道に入っている人もいますね。
ワインもそんなところがあって、本棚にも
「ワイン通が嫌われる理由(わけ)」
と
「ワイン道」
という2冊が仲良く並んでいました。
◆
そんな訳で、後者のワイン本「ワイン道」です。
刊年1996年、日経BP社、182ページ。
現在でもワインの著作などで活躍されている葉山孝太郎さんの本です。
副題は、「飲みたい夜長の裏スノッブ指南」。
冒頭に、「ワイン道心得」と題して5つ。
一、一人で気楽に飲むときは、コップでガバガバ飲むべし
一、カップルで気取って飲むときは、シャンパンから始めるべし
一、みんなでわいわい飲むときは、ボージョレとビールで楽しむべし
一、よそのパーティで飲むときは金目のものから飲むべし
一、本書はその”金目”のワインを見分ける指南書である
この冒頭、もちろん冗談半分ですし、ワイン「道」というのもワイン通を(ちょっとだけ)皮肉ったものですが、内容はしっかりしていて面白い。
「2000円で出来る高級ワイン」とか「ワインの値段のからくり」とか「酒屋語の基本文型」とか、面白くてためになる小ネタが揃っています。
「2000円で出来る高級ワイン」というのは、ワインに「フリーズドライのコーヒー顆粒」「グラニュー糖」「粗びきコショウ」などを入れる、というもので、自分もたまにネタとして話すことがあります。
(あ、一応自分でも試してみましたよ)
この本で覚えていたんですね。
20年間お世話になりました。
今読んでもほとんど古くなっていないし、(その時の自分も想像しつつ)楽しめる本です。
もう絶版のようですが、新書とかで復活させればよいのに。
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