2010年4月23日
もう1年以上も前の事だった~五木村の葛の八重(くずのはえ)という集落の道端に、並べられた松の丸太を発見その内の1本は、もう斧の切っ先を待つべく、チェーンソーの案内が刻まれていた
この持ち主は、山口見本(みもと)さん。さっそくかけあって『彫刻したいので分けてくれませんか~』快く3本の丸太をいただいた
ところで、『今度は、仏像を彫ってみよう』はあったけど、人面的な物は、鬼の面しかない。とりあえず、検索して仏像彫刻講座というホームページを見つけた。しばらくはこれを見て事前勉強(笑)~色々魅力的な仏像がある中で、『白衣観音』に興味を持ち的を絞った。でも丸太は9月まで放置~ http://syorin.fc2web.com/koza.htm
白衣観音像【Byakui-Kannon】http://syorin.fc2web.com/butuzou/byakuikannon.htm
2010年9月26日
先ずやったのは、ホームページを参考に、観音様の図面取り。丸太の高さに合わせて、実物大に拡大していく。
いよいよ丸太に掛かった松の樹皮はもろく、小片に分かれ、杉檜の様にグルッとゾロムケはしない。
ブラシで、虫食い汚れを削り落していく。
残暑厳しい時に、菜園のグリーンカーテンの陰に丸太を設置し、観音様の輪郭を丸太に描きこんだ
丸太の長さに縮尺率を計算したので、ぴったり収まり描けるはずだが~。
いよいよチェーンソーの出番バッサリと肩を切り落とし~
思いっきり良すぎて、右肩を落とし過ぎ
(スリッパ履きで指を出しながらなんて~安全講習はどこに行ったの?)
大胆に、観音様の撫で肩になるよう切り落とす(正確には切り出す?かな?)~斜線部分を切れという意味か
観音様を前後ろ、ヨコと見まわし、余分なところを削って行く~でも、そう滅法やたらに削り過ぎると、どうしようもなくなるから難しいところ。
彫らない時には、居間のカーテンに観音様を貼り付けて観察~以前の作の、鬼の面が笑ってら~
2010年10月2日
さて、季節も移りつつある10月~土日の暇を見つけて、下書きの紙と見比べながら、出っ張り部分を見つけて、ひたすら削
る道具は、ノミ・ナタ~それに、カンナの刃をシカの角に固定した手づくり手斧(ちょうな)~これは結構さばけた。
荒削りしたらノミで表面を滑らかに~これを1mm1mmと繰り返し、観音様の理想のラインに近づける
2010年10月3日
この日は雨だったのか室内にシートを敷いている写真。
まだ、ドラム缶みたいに厚いから、また手斧とノミの繰り返し
さて、観音様の胸元にノミを入れた~襦袢の薄い布を削り出す。
天衣みたいな外套衣がスカートみたいにたなびくところ~下から上に削ってスカートの下の窪み部分。
『さて、丸ノミに代えようか?』と手を伸ばした時に、チクッと鋭い痛み
削り屑の中に隠れていた『切り出しナイフ』の刃に自ら指を突っ込んだらしいスタスタっと零れる血~
刃物道具は、ともかく小まめに刃を一方方向に向けて置く癖をつけないと~。削り屑に紛れ込む事を防止しない事には怪我は減らない。夢中になればなるほど、環境づくりは疎かになってしまう。
指先が痛むので、力の要る削り作業はおしまいに。~とりあえず片付けて、刃物道具の刃を磨くことにした
この続きは、No2で~
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