２０１２年３月３日（土）
子どもの頃から天体少年で、受験生なのに夜な夜なの星の観測に逃避して、天文学者の夢が、肝心の勉強が足りず、今こんな人生を歩むことになった悩ましい天体の魅力～天体に魅せられた変態かもしれない（笑）
大人になってその熱は冷めてはいるが、そんな情報には今でもムクムクと吸収欲が湧き立ってくる。
ともかく見学の猶予は、展示期間が３月２日（金）～６日（火）までとあって、チャンスは今日しかない。
５０過ぎの親父は焦って一人で、熊本県菊池市総合体育館にやってきた。
なかなか立派な体育館だ。
玄関前には出店まで出て賑わっている。
主催が菊池市・菊池市教育委員会で、菊池市役所企画部企画振興課の企画とあれば、この来客を有効利用せず、逃しはしないだろう。
体育館に入ると、パンフレットをもらい、シアターの案内があった。
腕時計を見ると、展示よりも先にシアターに入るがロスがないと判明。
先に、こちらを観ることにした。
シアター内容は、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）監修だったが、すでにニュースやインターネット等で見聞していた内容だった～子どもの教育推奨だろう～親子連れが多い。
多感な少年には、興味は尽きない内容ではある。
ちなみに、僕が子どもの頃は、東大の糸川教授のロケット開発～３ｍほどの黎明期だったので、月とすっぽんの差の発展だ！
鮮明な映像と解説は、こちらにお任せします
http://spaceinfo.jaxa.jp/hayabusa/
いよいよ展示スペースに入った。
共催が東海大学のため、いろいろな観測システムの説明コーナーが先ず続き～
次の部屋に、小惑星探査機「はやぶさ」実物大模型があった。
もちろん模型だったが、これは愛知県武豊町の武豊はやぶさ実行委員会の皆さんの手作りだそうだ～細部まで作りこんであった力作。
宇宙服の試着コーナーもあったが、子連れならともかく、親父一人が着る勇気はない。
宇宙食や、パネル展示が「はやぶさ」の周りに続き～
２００３年５月９日の打ち上げから、２００４年５月の地球スウィングバイ～
２００５年９月１２日に２０億キロの旅を果たしての小惑星「イトカワ」への到着。
ちなみに小惑星「イトカワ」の命名は、あの日本のロケット開発に尽力した東大の糸川教授をたたえたもの～
サンプル回収のアクシデント、離陸後の燃料漏れ～エンジン停止～行方不明。
２０１０年６月の７年ぶりの地球帰還～サンプル回収。
イトカワはこんな形で、細長い芋形～赤い矢印の先が、はやぶさの舞い立った所。
平均半径が約１６０ｍ、長径５００ｍだから、宇宙の中では本当の小天体。
宇宙に浮かぶ、ラッコの姿に似ている。
小惑星イトカワの小ささと着陸の技術力はこれを観るとよく解る～ただし（21分39秒）http://www.youtube.com/watch?v=eGM1TBKgSCw
そこに着陸するとは大した技術だ。
時間がない方はこちらの画像をどうぞ～
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%AF&hl=ja&rlz=1T4GGIE_jaJP383JP384&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=1H5TT4GLCpHMmAX_-dSICg&ved=0CGMQsAQ&biw=1024&bih=516
この先は、帰還カプセルのコーナーで撮影禁止。
大気圏再突入での３０００℃の熱から守った実物のヒートシールドやオーストラリアのウーメラ砂漠に着地したパラシュートも展示されていた。
着陸地点も、予想した細長い楕円の中心部だった。
いや～日本・宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）の技術も大したものだと感心した。
さて、これだけ実績をあげて技術力も実証できたのだから、誰でも次は有るの？と思う。
調べてみると、はやぶさの後継機「はやぶさ２」は、今年３月半ばにコンポーネント（構成部品）の設計を終え、製造を始める。
そして、２０１３年春にコンポーネントを持ち寄って通信・制御系機器などの電気的な接続試験に着手。早ければ来年の２０１３年の秋に飛行モデルを完成させる。
気になる予算は、１２年度予算案で開発費が半分以下の約３０億円に圧縮されたという。
これも事業仕分けか！民主党！日本の宇宙技術の発展には、挑戦が必要だ！
ＪＡＸＡはスケジュールを変えず、２０１４年度の打ち上げを目指すとのこと！
頑張れ！ＪＡＸＡ！
いろいろな鮮明な映像と解説は、こちらにお任せします。
http://spaceinfo.jaxa.jp/hayabusa/
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