Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

2011年五木村観光コバサク・ヤボキリ・雨天決行!

2011年06月27日 00時20分56秒 | Weblog

去年に引き続き今年も始まったコバサク~

コバサクとは焼畑の事。ハタケと言う字は、畑と畠があるが、畑=焼ハタの事で、畠は水田が乾いてのハタ地状態の使い分けがあるそうな~村の97%が山林である五木村では、戦後の造林ブームが来るまでは、殆どの山で焼畑が行われていた。昭和50年代まで一部では残っていた写真が有る。現在見られる杉檜の造林地は殆どコバサクが行われていたと考えていいそうな

観光コバサクは、昨年から村が取り組んできた行事で今年の場合全6回で、第1回:ヤボキリ作業、第2:火入れ体験、第3回:そば播種・鹿ネット張り作業、第4回:そば間引き作業、第5回:そば収穫・とうみ体験、第6回:そば挽き・そば打ち体験/全国子守唄サミット&子守唄祭り~と続く行事。詳しい事は、ここで~
http://fromitsuki.exblog.jp/15715833/

さて、2011年6月25日土曜日、午前11時~第1回:ヤボキリ作業は、頭地資料館”やませみ”集合で、参加者は男女9人。
オリエンテーションで、コバサクの事前勉強の後、振興公社に移動し先ずは腹ごしらえ
仕事する前に頂くおもてなし食事に恐縮~混ぜご飯・素麺汁モノに~木村の食材100%の煮しめをいただく。シルバー人材センター代表の馬場上さんからの挨拶~要約『シルバー人材センターのおばちゃんたちがお昼を準備しました~ヤボキリはみんなで一緒にやります~いただきます~』



『どうですか~おいしいですか~』
『美味しいで~す





雲行きは怪しくなってきた午後
場所は池の鶴という五木小川の対岸地~平坦部分が約5aのヤボ~
梅雨と有って、水路には水が溢れている



東京から駆けつけた2年連続参加のSちゃんと、植木町から駆けつけたTさん。



マイ造林鎌の出番~トゲトゲのイゲの木もザックザク~メッタ切り


さすがに根っこの幹は、マイナイフの出番



カヤの根っこの株は直径100cmにもなるのは、ザラ。



直径10cmくらいの幹木も伐採する



始めてから10分もせずに雨が降り出した~でも誰も気にしない~カッパを着ても、雨に濡れてもどっちみちずぶ濡れとわかっている。





平たん部がだいたい片付いて、傾斜地に移った。
Sちゃんの甲高い笑い声がすると思ったら~こんな所で取材対応



排水路は長年の堆積土で道路とフラッとになるまで塞がっていた。
馬場上さんは機動力を発揮して、重機を調達~


あっという間に、溝さらえ完了



傾斜地の木々は、コバヤキの材料・燃料なので、伐る~『倒れるぞ~



『べリベリ~、ドーン』とはいかない。蔓がからんでいて、引っ張ったり切ったり~となかなかの労働



倒れた木々や蔓は、解体されるように刻まれる~



平たん部に引き出して~キャンプファイヤーの櫓みたいに組み上げる~



次回7月30日(土)の火入れ体験までには梅雨は明けて、乾いて良く燃える様になるだろう。



コバキリ完了~と同時に雨激しくなった。
一堂は振興公社に移動~シルバー人材センター開発の商品『シルジーちゃん・シルバーちゃん』のチーズアン・黒アン・白アンが待っていた。


見よこの満足げな表情を(笑)



最後にアンケートを書いて、五木温泉半額券と引き換え~



役場、ふるさと振興課の永田補佐の最後の挨拶。要約『今日は雨の中、お疲れ様でした~次回7月30日の火入れ体験にも、是非ともご参加下さい




最後に、個人的な、痛かった報告
先ずは、右手親指の棘による引っ掻き傷~棘の木と知らず握って投げた途端、痛みと共に親指ももっていかれた



手づくりナイフを振るって、幹や地際の根株を切っていての刃毀れ~小石の食い込みを切ったに違いない



造林鎌の刃毀れ~地面の切れっぱしや蔓を鎌で引き寄せていた時に、下に隠れていた岩に刃を掛けて引きよせてしまった



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仏師 山崎祥琳先生から返事が来た!

2011年06月26日 12時06分56秒 | Weblog
 

先日紹介の『白衣観音』は、産まれて初めての仏像彫刻だったから、彫るにあたってはアチコチのホームページを検索し、彫刻の基礎の講座や動画を観た。
そして、一番参考にしたのが『仏師 山崎祥琳先生』の『仏像彫刻講座』だった。

http://syorin.fc2web.com/koza.htm

レコードやカセットテープの表現なら『擦り切れるほど~観た』、だが、お気に入りバーに登録して、いつも見ていた。
そして、完成し、ブログにも整理した後、『仏像彫刻講座』のブログに書き込んだ。しかし、自分のブログのURLを書いたためか、『日本語のみ受け付けます~』が出て書き込めない(泣)たぶん、URL付き迷惑メール対策の設定と諦めかけたが、メールアドレスがあったので、返事ダメモトで、書いた。その内容です。

『初めて仏像彫りました!
単身赴任で、ログハウス教室から、チェーンソーアート、から彫刻に入りました。
ちゃんとした仏像は初めてで、インターネット検索で探し当てたのがこの教室です。
白衣観音と勝手に目標を定めて、途中、何度もホームページを読みました。
サイトの白衣観音は前からの写真のみなので、側面。後面は想像で彫りました。
実物よりもやや、ポッチャリですが、まあ、初めての仏像、転がっていた材木という
条件では、うまく彫れたと思います。以下のブログに、5回に分けて載せていますので、ご覧いただければ幸いです。

http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/c363213376c29a0e4ab7cb9574059548

そして、6月20日に返事が来ました。

『金光様 こんにちは
仏師 山崎祥琳です

貴ブログ、今ほど取り急ぎ拝見しました。
時々私の「白衣観音」を模刻される方があるので、今回も楽しく拝見させていただきました。

感想
1 精力的且つ情熱的に取り組まれていることに、敬意と驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
  仏像造りに欠かせないのはそれらの心です。そうでないといくら上手にできていても軽薄な感じに仕上がると思っています。
2 正面と斜め方向の2枚しか写真をずUPしていないのにもかかわらず
  よく推察されて彫ってありますね。
3 材質に問題。確かに桧などの一般的に彫刻に適している材料でなかったので、多大な御苦労をされた割にはあまり見栄えがしない、という問題がありますよね
  松材でもヤニが多いものと、少ないものがあります。
  ヤニが多いと非常に難儀をするので、私はヤニの多い材料は極力使いません。 

取り急ぎご連絡しました

今後とも宜しくお願いします

仏師 山崎祥琳』

-----Original Message-----
From: mailform@shinobi.jp [mailto:mailform@shinobi.jp]
Sent: Monday, June 20, 2011 7:06 PM
To: yamazaki@m2.nct9.ne.jp
Subject: 【忍者メールフォーム】 [ fromHP ] にメッセージが投稿されました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

まさか、素人のメールに、返事が来るなど期待もしていませんでしたが、作品の数々を観ながら尊敬の念まで抱いていた人からの返事メールが来て、大変幸せな気分になりました。
これを契機に、また次なる作品に取り組みたいと思いました。

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白衣観音彫ったド~!(No5:完成)

2011年06月12日 11時57分55秒 | Weblog

2011年5月6日

やっと完成の報告、最終章です~
GWの最中でもあったが、五木村新緑まつり(7~8日)対応の為に戻って来た。時間は無いから戻った途端、新聞紙を広げて塗装開始



塗料は透明ニスで、木肌の色をそのまま出すことにした。
松の木の為に、『松脂マツヤニ』が、顔・胸元にかけて、グレーの”アザ”みたいな筋になって浮き出てくる。
せっかくなら、ヒノキとか良い材木を使うべきだったと、つくづく反省。


写真で見ると凄く黒い松脂だけど、実際はこんなに濃くない。



台座の須弥座(しゅみざ)も丁寧に塗った。大変面倒だった32個の太陽の窪みも綺麗に塗った
蓮華須弥座の完成



外套の衣の内側は見えないところだが、塗り残しの無いように





2度塗りを重ねて、乾くまで放置
5:30位になって、触れるほどに乾いた~重ねても大丈夫
観音様を台座に載せた~完成だ
グル~ッと見てもらおう。先ずは正面



右斜め前から~



後部:背割の状況



右横面から



左斜め前から



手元のアップ
腕の衣のヒダと木目は綺麗だと思うが、手の木目の色が濃すぎて、模様により手の形も違って見える。



足元のアップ
足の指と木目の色の重なりが、ちょっと残念~
重心がかかる時に、人の足の指は踏ん張ろうと少しグリップを効かして内側に曲がる特性がある~

これは、勝手な想像ですが~白衣観音様は、やや強い風の中に立ち、はだけそうな外套の前を押さえて少し腰を落としているというシチュエーション
そんな事を想像して、彫ったのです(笑)



その夜は早速部屋に、ご鎮座いただき、晩酌のお相手をしていただきました。



まあ、産まれて始めて彫った仏像(観音様)だったので、反省点はいろいろたくさんありますが、時間がかかったことで、最初の『口蹄疫を巡る人畜の悲しさ』の供養発端

http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/4a6a15d5a7e398d5fdca6559ba491418

が、今年3月の『東日本大震災の悲しさ』を映像で見て、こんどはその供養まで重ねて彫る意志になった。
 趣味で彫った素人の作品なので、魂の救済などは出来ないと思うが、それなりの救済の動機は持ち続けたので、個人的には自分の救済と願掛けをするための観音様にしようと思う。
『まんまいちゃん、アッ

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白衣観音彫ったド~!(No4)

2011年06月07日 23時23分26秒 | Weblog

2011年4月30日

ゴールデンウィークだ
観音様も一緒に帰宅~自由時間があるので、GWで一気に仕上げるつもりの、同伴帰省

台座が微妙にぐらつくのが気がかりだった。ひっくり返してガリガリやりたいが、花弁が欠けかねないので、膝の上に乗せてのカンナかけで平面に仕上げることにした~丸太の断面になるので、削るのは至難の作業~難に至った



次は、ハスの花びら(ハート)と花弁の間をどうするかだった。削り窪ませるのも考えたが、削る量が多い。ここは打算的に楽チンのデザインにした。





ヒノキは綺麗だが、乾燥すると堅い!刃物が切れないと力が余計に入る~切れた勢いで刃は止まらず、先に置いている自分の指等を傷つける~だからいつも切れるように研いでおくし、休憩兼ねて、研ぎをしたりする。



このハート部分は、一度は凸凹を平刀で均し、滑面にした。でも、まさしくツルッとしたハートになっておかしくなった。そこで、花の筋?脈?を連想すべく、もう一度筋状に削りなおした
匠に妥協は禁物
なんちゃってオジサンでした



観音様の額の髪飾り~顔はなかなか気に入らない~難しい~
とりあえず、サンドペーパーで仕上げにかかった。

 

被り物の右肩にかかるヒダを磨いている時、ポキッと欠けた
落としたお菓子の3秒ルールではないが、木工ボンドですぐに接着すれば分からない

 

インターネットで、仏像のお顔を彫る時期は~というアドバイスがある。『目・鼻は最後に造る気持ちで~』とある。

http://syorin.fc2web.com/koza/giho.htm#001-007

が、分かってはいるけど、なかなか数をこなさない事には、そうはいかない。

 

だいたい完成した白衣観音像~妻はこれを見て一言のたまう
『わ~こぎゃんと作って~捨てるに捨てられんし、燃やすに燃やされんバイなんという言葉だろうか
完成前から、捨てる時の心配かいまさに鬼だ





鬼は外~福は内~内には観音様~

さて、いよいよ完成の紹介は、最後の章(No5)です。お楽しみに



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白衣観音彫ったド~!(No3)

2011年06月05日 23時43分06秒 | Weblog

2011年4月16日

さて、観音様はだいたい完成したとはいえ、これをポツンと置く訳にはいかない。台座が必要だ。台座とは仏像を安置する仏像を神聖化する荘厳具(しょうごんぐ)の一つとされるセットもの。事前の勉強で、大きく分けて蓮華(れんげ)をかたどった蓮華座と須弥山(しゅみせん)をかたどった須弥座が多いと分かったさて、どっちの台座にすべきか?身近なイメージで蓮の花弁の台座「蓮台」(は(ち)すのうてな)が多いのでコッチにした。蓮を「はちす」というのは、花托の部分が「ハチの巣」を逆さまにした形に似ており、穴がいくつもあるからとの事~なるほどです。そもそもハスと仏教の縁は、仏教以前の古代インド(3000年前)では、「ハスの女神」像が崇拝されて蓮は女性の母胎(胎蔵)と考えられ、多産・生命の創造をあらわしのちに、豊穣・幸運・繁栄・長寿・健康の意味が加わったとの事また、インド最古の文献『ヴェーダ』によると、ハスの女神は、蓮の花の上に立ち、蓮華の飾りをして誕生したとあり、これがベースになっているようですそして紀元前5世紀おシャカ様の誕生時には一斉に花を咲かせた、という荘厳伝説あります

さて、台座にすべきヒノキの輪切りはこれまでのいろいろな作業台に使っていたもの。丸太なのでこれまたいつ割れるか分からないので、先ず中心まで背割りをした。


 
次いでこれを正円にカットしなければならないが、でかいコンパスなど無い。台所から一番大きな鍋の蓋(直径29cm)を持って来て、なんとか丸く取れる位置で円をなぞった。
あとは、グラグラしない平面で、同じ厚さにカット~これも丸い円柱に円周の一直線を引くのは意外と難しい~10cmの所で印を打ち、ポイントを結んで行った。

 

チェーンソーを入れて、切り出し成功。

 

もう一度鍋ブタを使って円の縁どり~今度は裏表に同じ円だが、これまた綺麗な円柱になるための、同じ垂直関係の円描きは難しい~



悩んでいても仕方ないので、『たいぎゃどこっで、妥協』
さあ、またまたチェーンソーの出番。
(写真:左)丸いRをもった曲面の切り出しは油断大敵。刃が材に当たるのは上刃(トッププレート)で、これは食い付き専門刃で、あっという間に食い込んでしまう性質なので細心の加減でバーの直線部分のソーを当てます。
(写真:右)切り出し面の凸凹は、チェーンソーでカンナをかけたようにある程度綺麗出来る。そのテクニックはこの様にバーを寝せて横刃(サイドプレート)部分を気の面凸凹に当てると、彫刻刀の平刃で削るように表面を滑らかにします。食い込む角度はあるのですが、平面のバーがあるためにバーより深くは絶対入れず、バーがなぞる表面をひたすら行き来するので、非常に滑らかになります。
(チェーンソーの刃を勉強したい人はコレをご覧ください)

http://www.geocities.jp/chidaten/maki/chanesaw/saw.htm

 

直径29cm・高さ10cmの円柱が出来ました。



イメージだけでも観音様に乗っかってもらいましょう(笑)

『台座、良いわね~ところでどんな台座になるの~?』
『ハイハイ観音様、豊穣・幸運・繁栄・長寿・健康を祈念して蓮華座とさせていただきます。
『そう、変わり映えしないわね~。で、いつになったら、その台座に乗れるの~あたし、ここに来て一年も殆ど放置だったのよ(怒)』
『あ~あ~ご怒り、ごもっともでございます。ハイ、すぐにでも、今日明日にでも完成を目指します
ってな、独り言を喋りながら、今日明日にでも完成なんて早急なと呆れている、入り込んでいる自分に、呆れている。



さて、蓮華座のハスの花弁は八片が縁起ものの数だが、台座円周=29cm×3.14=91.06cm これを8で割ると、ひとつの花弁の幅は11.38cmとかになってしまう。ちなみに7で割ったら、13.008cmとちょうど13cmになった。
『よし、ラッキーセブンで、セブン・ハートにしよう、同じ大きさなら型紙~菓子箱を分解し型紙を作り、をぐるっとハートし、ぴったり収めた。



次に、台座の天板はどうする
で、デザインをあれこれ考えたが、台座の勉強で出てきた、須弥山(しゅみせん)をかたどった須弥座を思い出した。この縁どり部分にタコ焼きみたいな『太陽』が模られていたので、32個の太陽を彫る事になった
これで、
蓮華座と須弥座の合体だ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Shumisen.jpg

ところで、この時『金輪際』(こんりんざい)の語源を知ってしまった(笑)
『とことん、地の果てまで行くぞ~お~っ



台座は下が小さい面の為、台形にしなければならない~その為何かない
かな?と探し当てたのが『チンキャップ?』電子レンジでチンする時の蓋。これが直径22cmでちょうど良い。



果て?どうカットすればうまい具合小さく丸く出来るか?考えた末、斜めにチェーンソーの刃を、×に入れて、線止めにすれば斜めにカットできるハズ~





思いどうりになったぞ~



もう一度、ハートの型紙を書くが、下の方が合わなくなる。



須弥座の太陽なんて、知らなきゃ良かった~と、一刀入れてから後悔した。乾燥したヒノキは堅い~この『太陽』を32個も



2次元と3次元の違いは、立体である事、ゆえに小さな空間も何かしら、形を作らなければならない。の間の上の縁は
ハート自体の上の谷間は



太陽の縁どりには、この手づくりU字型ノミが役立った。

http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/28fba33dd82242f8daf712210eb4297e

それにしても、この太陽の数、この境目は金輪際~ってブツブツ言っていたら、付き出しナイフがブスッと左親指の爪の下から1cmも刺してしまった。一瞬冷たく感じ、ブルッと震えて、ジクッと痛みを感じ始めた。
死因は、不慮の事故からの不慮の死が一番統計的に多いが、怪我をし血を見る度に、あっけない、そんなものが人生だと思う

 

兎も角、バンドエイドと事務用の指サックを被せて、応急措置作業を続けた。午前9時から3時間で16個、太陽1個11分かあ~。



午後は、ピッチを上げて2時間で16個の太陽を彫った。腰も指関節も指先も痛い



数か所には、虫食いと腐れの穴が~プロが使う無節や、背割の必要の無い正目部分材などなかなか手に入らないから、仕方ない





ハートの花弁まで午後5時までかかった



室内に持ち込み、またまた晩酌の相手

  


とうとう16日~17日の丸1日で台座を彫ったことになる。
『あら、出来たじゃないやれば、出来るじゃない~、その調子で早く全体を仕上げてね。もう放置はヤよ~
『ハイ~まことに済みませんでした~寂しい思いをさせてアチコチ放置して居りました。これからはハイ、居間にご鎮座願い、毎日のご拝顔をさせていただきます

まだまだ、完成ではありません~続きは(No4)へ

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白衣観音彫ったド~!(No2)

2011年06月04日 21時22分03秒 | Weblog

2010年12月11日

この日が雨ったか、寒かった
のか分からないが、またまた室内にクロスを敷いて彫っている。これがチェーンソーアートだったらあっという間だろう~しかし、あっという間に削りすぎで落胆しているだろう。下手者は地道にノミを入れるしか無い

 

木の繊維に垂直に刃を立てるのはなかなか至難の業~幅広のノミは抵抗が大きく入ろうとしないので、狭いノミで一角一角崩して行く



 

木目の柔らかい所、つまり春から夏の部分は柔らかい、冬部分は堅い~そんな当たり前の事が、ノミの抵抗で分かる。
一日彫って、夜は晩酌の相手に観音様と向かい合う(笑)

 

2011年3月5日

写真の記録によると、なんと3ヶ月も放置していた。冬の乾燥の為、このとおり外套の裾部分に、収縮によるひび割れが入っていた
『こりゃいかん~背割りをしておかやんだったともかく、今からでもチェーンソーを入れよう~』

 

観音様を背割するのは、気持ちが乗らないが、顔面が割れるなどよりも
 

こちらが救われる。
左のこれは、胸元のネックレスの玉~とりあえずは、大まかな丸い球に~右のダンボの耳みたいなのは、頭の被りが肩に流れている曲面~

 

これは額の髪飾り小さい部分が多く、脆い木はポロッと欠ける。
観音様は実はオシャレ好きで、至る所に装飾品を纏っている~精霊の段階的には人間に近い位置だからだと言う。

 

2011年3月13日


庭に出ているところを見ると、良い天気だったみたいだ。記録はあるが記憶があいまい

 

いよいよ細部に手を付けなければならない~手はまだ指無し手袋状態だ。

 

風になびく衣の雰囲気は出ているだろうか

 

横から見るとなんだか胸板が厚い気もするが~こんな比率なんだな~

 

2011年4月10日


さて、人事異動もなかったので、落ち着いて彫刻が出来る
今日こそは、細部を彫りあげるぞと、朝日の内に起き出す
前で手をクロスするポーズは、あまり好きではないが~仕方が無い



実は、手の指は何度か角度や指の長さを変えた~自分の指を見ながら『なんかチッと違う』を繰り返し右の様に落ち着いた。

 

自分の手が手本になると、何だか男っぽい手になってしまった



さて、次は足の指
『足の指なんて、彫った事ねえ~』と、もがいても仕方ない~良く観察するのみ先ずは、指の長さと、甲の登り上がる角度



やはり、親指が基準爪もちゃんと付ける。







胸元のネックレス『こんな脆い木に、小さな石を彫るって~有り』ともかく、彫刻刀をこねたらポロッと欠ける

 

乾燥が進むと、至る所脆くなるようだ
ちょっとカーブを滑らかにしようと、コンコンしたら、ポロッコンコン、ポロッだからもう叩きは控えることにした木工ボンドで綺麗に接着できる

 

いよいよ観音様の顔~これが一番難しい何度も落胆しながら、2回も鼻口を彫りなおした~それでも納得はしていない出来

 

これで彫りは一段落した~サンドペーパーで磨かなければならないが、今夜もまた観音様を晩酌の相手に~『アレッ、カットカットカットなんで主役みたいに、カンキロウが撮り直しで、右の写真

 

これで、完成ではありません~続きは(No3)へ

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白衣観音を彫ったド~!(No1)

2011年06月02日 21時53分08秒 | Weblog

2010年4月23日
 
 もう1年以上も前の事だった~五木村の葛の八重(くずのはえ)という集落の道端に、並べられた松の丸太を発見その内の1本は、もう斧の切っ先を待つべく、チェーンソーの案内が刻まれていた
 この持ち主は、山口見本(みもと)さん。さっそくかけあって『彫刻したいので分けてくれませんか~』快く3本の丸太をいただいた



ところで、『今度は、仏像を彫ってみよう』はあったけど、人面的な物は、鬼の面しかない。
とりあえず、検索して仏像彫刻講座というホームページを見つけた。しばらくはこれを見て事前勉強(笑)~色々魅力的な仏像がある中で、『白衣観音』に興味を持ち的を絞った。でも丸太は9月まで放置~ http://syorin.fc2web.com/koza.htm

白衣観音像【Byakui-Kannonhttp://syorin.fc2web.com/butuzou/byakuikannon.htm

2010年9月26日
先ずやったのは、ホームページを参考に、観音様の図面取り。丸太の高さに合わせて、実物大に拡大していく。




いよいよ丸太に掛かった松の樹皮はもろく、小片に分かれ、杉檜の様にグルッとゾロムケはしない。
ブラシで、虫食い汚れを削り落していく。

 

残暑厳しい時に、菜園のグリーンカーテンの陰に丸太を設置し、観音様の輪郭を丸太に描きこんだ
丸太の長さに縮尺率を計算したので、ぴったり収まり描けるはずだが~。

 

いよいよチェーンソーの出番バッサリと肩を切り落とし~
思いっきり良すぎて、右肩を落とし過ぎ
(スリッパ履きで指を出しながらなんて~安全講習はどこに行ったの?)

 

大胆に、観音様の撫で肩になるよう切り落とす(正確には切り出す?かな?)~斜線部分を切れという意味か

 

観音様を前後ろ、ヨコと見まわし、余分なところを削って行く~でも、そう滅法やたらに削り過ぎると、どうしようもなくなるから難しいところ。

  


彫らない時には、居間のカーテンに観音様を貼り付けて観察~以前の作の、鬼の面が笑ってら~

 


2010年10月2日

さて、季節も移りつつある10月~土日の暇を見つけて、下書きの紙と見比べながら、出っ張り部分を見つけて、ひたすら削
 

道具は、ノミ・ナタ~それに、カンナの刃をシカの角に固定した手づくり手斧(ちょうな)~これは結構さばけた。

 

荒削りしたらノミで表面を滑らかに~これを1mm1mmと繰り返し、観音様の理想のラインに近づける

 

2010年10月3日
この日は雨だったのか室内にシートを敷いている写真。

 

 

まだ、ドラム缶みたいに厚いから、また手斧とノミの繰り返し

 

さて、観音様の胸元にノミを入れた~襦袢の薄い布を削り出す。

 

天衣みたいな外套衣がスカートみたいにたなびくところ~下から上に削ってスカートの下の窪み部分。
『さて、丸ノミに代えようか?』と手を伸ばした時に、チクッと鋭い痛み

 

削り屑の中に隠れていた『切り出しナイフ』の刃に自ら指を突っ込んだらしいスタスタっと零れる血~

 

刃物道具は、ともかく小まめに刃を一方方向に向けて置く癖をつけないと~。削り屑に紛れ込む事を防止しない事には怪我は減らない。夢中になればなるほど、環境づくりは疎かになってしまう。

 

指先が痛むので、力の要る削り作業はおしまいに。~とりあえず片付けて、
刃物道具の刃を磨くことにした
この続きは、No2で~

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