Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

観音様に再挑戦の巻!その2

2012年12月30日 21時14分19秒 | Weblog

2012年10月

さて、問題が発生した表面は覆われていて、見えなかったが、腹部分を削っていっていたら、枝巻き込みが出てきた
茶色でぼろぼろにコルク化しているので、これを取り除くと、穴がポンと開くことになる



さて、どうしたものか今更、1から材木を替えてやり直す気にはなれない
仕方なく”ハメ木”をすることにした
不適なコルク部分を取り去り~



四角い穴を彫った



これに、”型どりゲージ”を当てて、切り口の形を写し取り~



埋め木となる材木に当てて、線引き



4辺を写し取って~



埋め木を切り出した





やや大きめに削っては~



四角い穴に当ててみて、双方から出っ張りを歩み寄る



こうして、ピッタリの栓が出来た





後は、ノミでお腹のラインに合わせて削っていく





まあ、材木の色合いが違うのは仕方ないとして、だいたいこんな所でしょう



右腕の、腕飾り周辺



背中の衣のライン



胴巻き腰当



右腕の脇部分~ここにも節があり、穴あけに苦労



だんだん、右腕が出始めた



後ろの裾部分が、欠けた
お尻の出っ張りが大き過ぎていたので、欠けた面を一番高い部分にし、彫り下げることにした





作業場は、駐車場にしゃがんで、こんな感じでやっています



右前を下る、袈裟のシワライン



この段階、前から見たところ



後ろから見たところ



右から見たところ



足下は、ドリルで開けた穴を、切り出し彫刻刀で穴を広げていく~
この頃には、テーブルに置いての、コンコンとノミを打つ事は出来なくなっていた
欠けるからだ
で、左手で持って右手で彫る格好で彫り作業をやっていた
この時も、向こうには左手で支えていた



スポンと彫刻刀が穴を抜けたと思ったら、左手中指に鋭い痛みが走った
皮の手袋も何の抵抗もなく突き破り、指先に刺さった(泣)



とりあえず、ディバテープ(バンドエード・絆創膏)を貼って止血した
めげることなく、股間に乗せて彫り作業を続けた



とうとう時は11月に入った

さ~て、今年中には完成させるぞと気合いを入れたとたん~ハプニングは次々に発生する~
宝珠を持つ左手が、ポロッと欠け落ちた



綺麗な正目部分で、”板を割る”状態で、綺麗に欠けた



せっかく欠けたのなら、今のうちに力の入る部分を思いっきり削った



木工ボンドを塗って~



細幅の紐で圧着~



痛々しい状態の観音様ではあるが、治るまで静置
時間だけが、薬



次の週、接着具合を確認し、完治を確認
さて今日は左手の宝珠の手を完成させるぞと、彫刻刀を入れた瞬間



またまた、ポロッと、今度は手首部分から欠けた(大泣)





どうせならと、接着前に、宝珠と指までを彫ることにした











木工ボンドを塗ったものの、小さい欠片のために、紐での固定が難しい~



指と宝珠を巻き込むと手首に角度がつき、隙間が開いてしまう
試行錯誤で手首だけに引っかけて固定した
骨折切断の入院を2回も経験される観音様だなんて、なんとも痛ましい
また、時間だけが薬ですの判断で中断



退院まで、区切りがいいので、退院後の様子は、また後日・来年
良いお年を~

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観音様に再挑戦の巻!その1

2012年12月30日 13時46分20秒 | Weblog

ブログへのアップ作業はその年の晦日(30日)になって、やっと時間が出来、遅い報告です

2012年9月になって、そろそろ何か彫ろうと構想を練り始めていた
五木村に居たときに、上村栄光(大工)さんからもらった『茅(カヤ)の木』柱を引っぱり出した
どこかの家の解体作業で出た材で、今では稀少・高級すぎて使えない木材だ



以前作成した観音様には満足していなかったので、リベンジを図ることにした

http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/c363213376c29a0e4ab7cb9574059548

インターネットで調べた立ち姿の仏像の中から、観音様を選んだが、左手には宝珠の玉を持たせる事と、豊作を祈願して、台座を桃や栗の果樹類で包む図案にした
制約条件は、13cm柱の幅が決まっているので、これに修まる大きさで、全ての比率・大きさが決まるざっと下絵を描いた



先ずは、台座からのみを入れた



ノミや突き出しナイフで、パンパンと削っていく



調子よくやっていると、だいたいこの様に欠けを生じる
木目と、ヒビを良く見ていないと、思わぬ欠けとなる



木工ボンドで貼り付ける



接着するまで、他の場所を彫り続けた



台座の粗彫りを終えて、いよいよ体部分
下絵で空間部分となるところは、大胆にチョウナではつった



深いところは、丸カンナでグワーンと切り込む



下絵では、光背を描いていたが、一緒に彫ることは無理と判断し、切り落とすことにした







観音様の頭部は材の中心部なので、そこまで鋸を入れた。
痛々しい首の切断状態



裾部分も大きなノミで、ガンガン削った



粗彫りは、ノミよりもチョウナの方が早い





粗彫りでは、たくさんの木っ端が出る



でも、だんだんと形が出てくる



U字ノミややや小さなノミに替えて、どんどん彫り進む



最初の下絵は当然削り落とされるので、迷ったらまた下絵を描いて、見当をつける
前から見たところ



後ろから見たところ

足の部分。左足がちょっと前に出ている立ち姿



これは腹の部分。
彫り進んでから節や枝の巻き込みが出てくることがあり、苦労の種



肩から首の彫り込み



右腰部分に大きな節が出た
堅いので、ガンガンたたいていたら、ノミの先が全部欠けた



お気に入りのノミなので、これがないと作業が進まない
仕方なく、ノミの再生作業を優先
砥石を水につけ吸水



この砥石は、鍛冶屋での手作りノミの時に作ったもの

http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/28fba33dd82242f8daf712210eb4297e

U字ノミのために、あらかじめ砥石をU字に削っている荒砥石
U字の外側凸は軟鉄で、内側の凹が鋼鉄となっている。
凸の軟鉄部分を刃が出るまで約30度くらいの角度で研いだ



刃が出来たら、中砥石で荒砥石の傷が無くなるまで研ぐ



仕上げ砥石に替えて、綺麗な刃に仕上げた



ついでに、チョウナ~





突き出しナイフも研ぎあげた。



彫り作業再開~足下の狭い空間は、電気ドリルで彫り、省力化



右腕、肘を彫り出す



前から見たところ



後ろから見たところ



左から見たところ



顔部分はやはり後回しになる
この段階は、モアイ像でOK



観音様は結構、装飾具が多い。
これは首飾り細かいので、苦手だが、仕方がない



プロレスラー並の首をだんだんと細めていく



まだまだ、彫り込まねばならないが、形にはなってきた



お下げの、髪の振り分け



髪の毛はどうしようかと、だいぶ考えたが、らしく見せるために、細い溝をたくさん彫った



V字の彫刻刀で後頭部の曲面をまっすぐ彫るのは、なかなか難しいもの
あらかじめ付きだしの彫刻刀で直線のガイド切り込みを入れてから、V字の彫刻刀で彫った



腕と、衣との空間の穴彫り



とりあえず、第1話はここまで
第2話は、しばしお待ちを

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